話はどんどんマニアックになってますので、興味が無い方は飛ばしてくださいね。
私は「糖質制限」を今やっていますし、過去に何度もやりました。初めてやったのは高校一年の頃です。もちろん目的はダイエットですが当時は「糖質制限」なんて言葉も聞いたこともなければ、そういうメソッドも何も知りません。ただその方法ですが「レタスとマヨネーズ」を中心に食べるという方法で、今になって思えばあれは「糖質制限」だったというのがわかるだけ。短期間に7キロ痩せまして、その時は終了。
近年は「シュガーバスターズ」という本がキッカケでしたかね、「糖質制限」が言われるようになったのは。私もそれで「糖質制限」を知り、またその後、「アトキンス式」などを知り、実践を何度か繰り返しました。繰り返したということは「リバンド」をしたということで、しょーもないアホなのですが、ま、今日はそのリバンドの話ではありません。
糖質制限自体は簡単で、糖質の多いものを排除するだけで出来ちゃう。あるいは消化吸収が悪いような調理法なら多少の糖質もOKとか、やり方はいろいろありますね。ですから「糖質制限のやり方」そのものに関しては、私はあまり調べることはしていません。というか、巷の糖質制限関連にはかなり適当な記述も多いと感じていますから。
でもやっぱり本場のアメリカの情報は取るのですが、最近、気になる言葉があるんですよ。それは「Vegan」、とか「Paleo」。
これらを知ってる人は「ダボもやっとここまで来たか」なんて思っているのかもしれませんが(笑)、私はダイエットが主目的で、「厳しい糖質制限」をそんなに長く続けるつもりもありませんし、これ以上深く探求しようとは思っていません。でも調理レシピを見ていると「Vegan」とか「Paleo」の食事、調理とかなり重なるんですね。またスーパーでもそれ用の商品が増えてきましたし、一体それって何?と思って調べてみたんです。
ま、「Vegan」に関してはちょっと路線が違っていて、いわゆる菜食主義に近いと思いますが、最近はベジタリアンという言葉も使わないんですね。Veganという。ただこれも色々あって、「健康目的」の人もいれば、倫理的な主義として「動物由来もの」を生活の中から全て、食事だけではなくて毛皮だとか身の回り品からもそれを排除する人たちがいる。
その辺の考え方は私は持っていないどころか「正反対」の考え方を持っていて、「生命の殺し合い」は「あってしかるべきもの」だと考えています。つまり、鶏や牛や豚を殺して食べることに罪悪感はありません。ただし、彼らと人間は平等であるという考え方は持っていて、彼らの生きる権利を完全に剥奪することに関しては反対。ま、この辺も今回は詳しく書きませんが、とにかくVeganの食べ物でも糖質制限と通じるものが結構あります。
そして「Paleo」。細かい説明を私がここでしてもしょうがないのですが、簡単に言うと、古代人の食生活に戻ろうというのが基本。これはダイエットというより健康法だと思うのですが、日本では「パレオダイエット」として痩せるための食事という印象が強い。でも本来はダイエットではなくて、「そういう食事を摂るべき」という考え方なんですね。
古代人というより「農業を知る前」と言ったほうが良くて、狩猟生活をしていた時代の食事をイメージするのが一番違い近いと思います。
なにそれ?なんて思うかもしれませんが、これがかなり広がっているんですね。ゴールドコーストで「黒豚」を売っている肉屋があるのは何度か書きましたが、実はその肉屋も「オーガニック」と「Paleo」の専門店なんです。
Paleoの食事内容ですが、穀類は一切食べません。また加工された食品も駄目で、肉や魚は多く摂るのですが現代的なハムやソーセージは駄目という考え方。植物油も駄目。まさに原始時代を想像してみれば大体検討がつくと思いますが、そんな食事内容。
ですから「糖質制限」に非常に似ているんですね。でもPaleoは糖質を制限するという考え方ではなくて、古代食を食べていると結果的に糖質制限になるというだけのこと。
では古代食を食べるとどういう利点があるのか?ここが問題ですね。
ま、日本でも「パレオダイエット」が言われていますからダイエットになるのは間違いがないでしょう。そして、加工品は排除しますから、わけのわからんものは食べないという考え方でもあるんじゃないでしょうか。だから「成長ホルモン」や「防腐剤」その他、様々な添加物を摂らないから非常に良いということらしい。
これは一般的にも同じような考え方はあるわけで、「オーガニック志向」も同じですよね。現代の科学技術を信用するのではなく、「昔に戻ろう」というのがオーガニックですよね。そしてパレオは、もっと昔の農耕時代より前に戻ろうという考え方。
アメリカ(オーストラリアも)を見ていますとこれの広がり様がかなり凄い。グルテンフリーとかそっちの方向も凄いですが、このパレオも広がっている。ちなみにパレオはグルテンを排除することはしませんが、パレオでなおかつグルテンフリーとかそういう志向の人たちも多く出てきているんですね。スーパーでもそれを前面に出して売る商品が並んでいますから、半端じゃ無いと思います。
でも日本人はこれには乗りづらいと思います。「米の文化」(糖質の文化というべきか)が根強くて、また「糖質」べったりの民族だと思うから。その点、狩猟民族だった欧米人にはすんなり入っていくのでしょう。「昔に戻るだけ」ですから。でも日本人って「昔から米」ですから(笑)、受け入れがたいものがあるんでしょうね。
いまだに日本人の中には「日本食は健康だということで海外で見直されている」なんてことをいう人がいます。でもそれって何十年も前の一時期に言われたことでしか無くて、「昔、【綺麗だね】と褒められたことをいまだに忘れられないオバーチャン」みたいなもんで、欧米はどんどん変化しているってこと。
「糖質は摂らなくてはいけない」というのが日本の学会の方針ですし、国も同じ。ですから「糖質制限」だけでも喧々諤々大騒ぎになってやりあっている状態。ま、こんな中でパレオが広がる余地は無いとは思いますが、海外では伸びていることは忘れるべきではないし、それの「効能」も真面目に考えてみる必要があると思います。
パレオに関しては大筋を知るのにはこのサイトが良いと思いました。あくまで「パレオダイエット」としての記述ですが、パレオの基本的なことはここだけでつかめるはず。
私がやっている糖質制限も、ダイエットが一段落すれば「かなり緩やかな糖質制限」に移行する予定ですし、過去の自分がそうであったようにどんぶり飯で大食いしたり、ラーメンの大盛りなんてのは一生食べないつもりで入るものの(笑)、ではどんな糖質制限にするのかははっきりわかっていないんですよ。
こういう目的らしい目的がないからこそ、また元に戻ると私は考えていて、単にダイエットだとか、血糖値がというのではなくて、「健康でいるため」の一つの生き方としての「パレオ」を取り入れるのも良いと思いました。それを実践すれば太りたくても太れないし(笑)、血糖値の心配とは一生オサラバできるでしょう。
逆に糖質制限なんて完全に忘れてしまっても、パレオの食事をしていれば結果的に糖質制限になりますから良いかもしれません。
そもそも本来我々が気をつけるべきことは「糖質」じゃないかもしれませんものね。我々の周りには加工食品が山のようにありますし、添加物の種類も量も凄い。本来はこれらを排除するべきかもしれず、オーガニックが良いと言われているのと同じように、パレオを受け入れて食生活を送るのも面白そうです。
ジジババは先が短いからどうでも良いですが(笑)、若い方、またお子さんをお持ちの方は「添加物」「薬品漬け」の食生活から抜け出ること、糖質との付き合い方を真剣に考える必要はあると思っています。
パレオですが、若返って綺麗になるらしい。実はそこが一番気になるところだったりして。 (笑)