なんであんなものが大好物なんでしょうね。でも昔から豚足は大好物の中の大好物。
日本にいるときにはどこででも食べられましたが、オーストラリアに来てからは・・・・24年間の内、今日で2度めかも。
豚足は肉屋で売っていますからどうしても食べたければ家で料理すればよいのですが、うちのヨメさんは「豚足だけは絶対に駄目。もし家で料理するなんて言ったら私は家を出て行くからね」と何度も釘をさされています。
なぜ?
家で豚足を調理したことのない私はさっぱりわからないのですが、「かな~~り臭い」らしいですね。下茹でを数度しないと臭さが抜けないとヨメさんは言っておりますが、豚足そのものが臭いというより、その下茹での時が恐ろしいことになって家中にそれが蔓延すると。
日本ではすでに茹でたものが売っているらしいですが、こちらでは見たことも聞いたこともありません。また店のメニューに乗せているところも知りませんでした。
でも調理済みのものを売っていることは売っているんですね。中国人の肉屋にあったり、韓国スーパーでパックに入ったものは売っています。
でも私が食べたい豚足はそれじゃなーーーーーーーい。
日本の焼肉屋で出てくるあの白くて酢味噌で食べるのも良いですが、九州のが凄いんですよね。トロントロンに柔らかくなっているのをカリッカリに焼いて出す。それを齧ると「パリっ、グジュっ」となる。至福の一時・・・。 (笑)
だからそれが食べたければ自分で買ってきて茹でるしか無い。でもそれだけは絶対に駄目だとかなり厳しい禁止令が出ているわけです。
でも今日は味付けこそ違いますが、ほんまものの豚足を食べました。私の好きな【韓国式】焼肉屋のメニューに有るんです。ただ前に食べた時にはいわゆる豚足ではなくて、もうちょっと上の部分だと思いました。韓国スーパーで売っているのもそれなんですね。いわゆるヒズメがついている足ではなくて、もうちょっと上で肉がそれなりに付いている部位。
ま、肉が無ければ美味しく無いということなんでしょうが、私に言わせると逆で、肉なんか邪魔!!(笑)
あの全てがスジというかアキレス腱みたいなあれだからこそ、つまりコリコリしたコラーゲンだから美味しいんですよね。もし肉がたっぷりついていたらバカヤローーです。
で、今日、どうせ肉が付いている豚足というより豚の下脚だろうと思いつつ注文しました。テイクアウェイで買って帰ってきたのですが、大当たり~~!豚足でした。
ジャジャーーン (笑)
ってこの写真ではわかりませんね。韓国味噌味で香辛料もかなり効いています。でも正真正銘の豚足。\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
この味付けも大事なわけですが、決してアウトではないので私としては90点以上の高得点を上げたい。18ドル。結構量があります。
嬉しいなぁ・・・・。
豚足の料理は絶対に駄目というヨメさんも九州女で、彼女の生涯では私の20倍ぐらいは食べているはず。もちろん自分で煮たことがあるから恐ろしさも知っているってことでしょう。
明日は争奪戦になるかも・・・。 (笑)
これを買ってきたのはサウスポートにある「韓国系」焼肉店です。前にも紹介したことがありますが、BBQ Villageという店。道路から見ると狭い店に見えますが、奥が広くなっています。
BBQ Village | Grill to perfection | Korean BBQ Restaurant Southport Gold Coast
この店のオーナーシェフ(スティーブン)は韓国人ですが、かつて伝説を作り上げた(?)ブロードビーチにあった「ロイヤルダイアモンド」という焼肉店でシェフをやっていた人。ロイヤルダイアモンドの評判を作り上げた張本人。近年はオーストラリアフェアの横にある「リーダイナスティ」のシェフもやっていました。あの店もママさんが綺麗な人で(笑)、私のお気に入りだったのですが、彼が独立してからは一度も行っていません。
どこでもやっているような食べ放題メニューはないのですが、価格的にはそこそこではないでしょうか。我が家はいつもチョ~お得なセットメニュー+アルファですが、5品好きな物を選んで、いろいろついて65ドルなり。二人ならこれだけで十分。この店も「和牛」を置いていますがまだ食べたことはありません。和牛を食べるなら日本式焼肉点のJFXが良いと思うし、その辺を我が家では使い分けています。というかここで和牛を食べない理由がちゃんとあります。それは後に書きますが・・・。
でもねぇ、今日はちょっと味が落ちたかな?みたいな気がしました。また小皿に色々出てきますが、量がイヤに少ないんですよ。その他、包んで食べるサンチュやニンニク、青唐辛子、味噌も少ない。ツケダレは2種類あるんですが、これっぽっち?みたいな量。もちろん注文すればいくらでも持ってきてくれるんですが、最初にチョビっとしかないとテンションが下がるのが普通だと思います。
こういう皿で出てくるのですが、5種類頼みました。
カルビはこんなカルビですからどんな感じの店かわかると思いますが、私は「韓国式」の焼肉店としてはここが一番好きです。
もちろん炭火で焼き網は「まだ交換しないで良いのに」と思うほど頻繁に交換してくれます。無料のはず。(JFXは使い捨ての網ですが確か有料だったような・・)
今日はビールも飲みましたし、セットで出てくるチヂミも食べちゃいましたし、テイクアウトでお土産に買ってきた豚足をいくつか食べましたし(これが韓国料理らしく結構甘い)、1時間後の血糖値は残念ながら140.4mg/dlまで上がってしまいました。
これじゃ糖質制限になっていません。反省せねば・・・・・・。
でもこの豚足、美味い。(笑)
ああ、それとですね、メニューを見ながら考えていたのですが、セットメニューの65ドルというのは、様々な肉が分けてある中のA群(高いもの)、B群(普通のもの)とあって、B群からから5品選ぶようになっています。でも高いセットメニューがありまして、一番高いのは95ドルぐらいかな、その次が75ドルぐらいか。それらの高いセットメニューの場合、高いものがあるA群から2品、あるいは1品頼めるようなシステムになっています。で、もちろんA群の高い肉や海産物が並んでいる中に和牛もあるんですが、なんと「牛タン」もA群なんですよ。
なんで「和牛」と「牛タン」が一緒なの?
牛タンに関しては結構食べますからブログにもしょっちゅう書いていますが、1キロで350円かそこらしかしないんですね。スーパーで買っても。当然彼らは卸の価格で仕入れているはずだし、牛タンは歩留まりが悪いにしても焼肉屋では70%ぐらいの部分は十分使えるはず。ですからどんなに高く見積もっても1キロ500円以内の仕入れのはず。
これは「塩蔵」の牛タンですが、大体牛タンってこんな価格です。
そういう牛タンが「和牛」と同じってことは、その和牛は・・・・・・
焼肉屋って客が入ると凄い儲かりますね~~~~。そんなことを考えながら食べていた私。 (笑)
つまらないやつだと思うでしょうが、商人ってこんなもんですよね。どんな店に行っても売上とか利益とか想像するのが癖になってます。(^_^)v