たまに牛のスペアリブ(ショートリブのこと)を食べたいと思って探しているんですが、なぜかここのところスーパーでは一切見ないんですよ。最近スーパーの肉売り場がどんどん変わって来ていまして、肉そのものとか塩蔵したものだけじゃなくて味付け処理がしてあって「このまま焼けば良いです」みたいなのがかなり増えているんです。牛のスペアリブもその類で、今まで普通に売っていたものが姿を消して「Korean BBQ」みたいな名がついて味付けされたものが売られるようになった。
あのね~~、ショートリブは焼くんじゃなくてそれで煮込みを作りたいの~~っ!
なんて言ってもしょうがなくて、また肉屋に行くと売っていることは売っているんですが、どうも美味しそうに見えないんですよ。買う気が起きません。
そんなことを思いながら、久しぶりにオーストラリア産の和牛のメッチャ安いBladeという部位でローストビーフを作ろうと、サウスポートにあるあの高級モール(フェリーロードマーケット)に行ってきました。その中の肉屋がお目当てね。そこでメチャ安の和牛Blade肉を売っていますから。
ブロックが結構あって、ローストビーフでもあるいは厚切りにしてステーキでも良さそうな形のがあったので\(^o^)/でした。その店ではステーキ用の和牛リブアイとか売っていますが1キロ120ドルとかそんな値段。また日本で言うA5みたいでオーストラリアで言うGrade9という等級のものは1キロ200ドルもする。でも私が好きで買うのは1キロ28ドル程度。和牛ステーキの4分の1から7分の1の値段。オーストラリアの普通の牛のリブアイより(美味しいのに)安い。\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
どうしてこんなに美味しくてステーキでも全く問題ないのがこの価格なのかとっても不思議です。でもま、Bladeって部位はいわゆるサーロインでもなければヒレでもなくて、ステーキでもかなり格下なのは普通の牛でも同じ。でも私はこれで十分すぎるくらい美味しいと思っています。(でも普通の肉のBladeはステーキで食べると全く美味しくない)
で、この肉は私が知っている限りこの高級モールの中の肉屋でしか売っていなくて、他では見たことがありません。それとですね、高級モールの中ですし、和牛の最高級のGrade9でキロ200ドルなんて肉も売っている割には安いものもあるのね。今回買いませんでしたが、豚バラがスーパーより安く売っているのは新発見でした。普通どこでもスーパーでさえ1キロ17,8ドルするんですが、この高級肉屋では14ドルで売っていました。それもSweet porkという「普通とは違うよ」という豚。
これってもしかしたら、1980年台からオーストラリアの畜産業会が頑張って作ったどこにでも売っている「脂肪分の少ない豚」ではなくて「昔ながらの普通の豚」なのかもしれませんね。で、本来その方が脂も乗っていて美味しいのかも。その確率はかなり高いと思ってます。
やっぱりこの肉屋は面白いと思いながら棚を見ていたら、ありました~~~。牛のスペアリブ(ショートリブ)。それも骨付き!!これが欲しかったんですよ~。最近、骨に対して直角に薄切りする韓国風のも結構見るようになりましたが、焼肉じゃない場合はあのショートリブらしい骨付きじゃないとねぇ。またBBQもこれのほうがオーストラリアらしいし美味しい。
それもキロ15ドル。安いと思います。そして肉がしっかりついているんですわ。これって豚もそうですが、普通に解体した場合、この肋骨には肉がたくさんつかないような切り方をするんですね。だから豚のスペアリブにしても肉がほとんど付いていない「骨だけかよ?」みたいなものばかり。でもこのショートリブには肉がしっかりついているのも\(^o^)/
これで煮込みを作るつもりでいたのですが、ヨメさんがキッチンに来まして、「あら、珍しいものを見つけたのね。焼いて食べよ~~~」と言い出しました。
「イヤ、コレハニコミニシヨウカト・・・・」なんて男らしく物事をはっきり言えない私は「オッケイ、それもいいね」と即、妥協。 (T_T)
するとヨメさん、よっぽど嬉しいのか「私が作る」と言い出しました。ということで私は自分の部屋に・・・と思ったらそうは問屋は卸してくれず、女王様のお手伝い。 (T_T)
骨にそって切ってみましたが、まぁまぁの感じ。
ところが健康志向だかただの我侭だか知りませんが、女王様は「脂が多いわねぇ」ということで脂を切り取ることにしました。でもねぇ、私としては「そもそも脂の乗りが良い肉じゃないんだから、多少は脂を残しておかないと美味しく無いとオモウヨ・・・」と段々聞こえなくなるようにしか言えずに、女王様の仰せのとおりに。
脂も結構あって、骨もあるわけですから、キロ15ドルって安くないかもしれないなんてフト思いました。もとは1.3キロ弱あったのですが、「こうやって見てみると量が少ないわね。私だって二本は食べたいのに」とヨメさん。「じゃぁ今度は3人分で2キロ買ってきますかね」と心のなかで言ってみる。(笑)
ここで私は「奴隷解放」、晴れて自由の身になり、あとはヨメさんの好きなようにと部屋に帰りました。
1時間ぐらいしてからでしょうか、「出来たわよ~~~」の声。我が家はこの声にすぐに反応しないと大変なことが起きますので、私も長男も走るようにしてキッチンへ。
美味しかった~~~~~~。やっぱりなんだかんだ言ってもヨメさんが作るものと私のとは全く違います。でもやっぱり脂を残しておいてくれたほうが私としては嬉しかった。
肉の焼け具合も調度よくて、タレも美味しかったです。
「タレはどうやって作ったの?」と甘みのあるタレが気になって(先日のパームシュガーの件もあるし)聞いてみたのですが、
「醤油、酒、ニンニク、コショウ、トンカツソース、そして・・・いつもの甘味料(代替甘味料)」とのこと。つまり、トンカツソースがちょっと糖質が高いけれど全体としては問題なし。\(^o^)/
でも問題があるのはスープなんですね。市販のキャンベルの缶詰で、カボチャスープにクリームじゃなんじゃ入れて手を加えたもの。これの糖質が結構高いんですが、これ私の大好物なんですよ。自分では絶対に作りませんが、出されれば食べる。そしてやめておけば良いのに、美味しいからスープをお代わりしてしまいました。
1時間後の血糖値ですが151.2mg/dl。orz
ガ~~~ン。世の中ではこれを自業自得という・・・・。