現在、ヤクルトの密造大作戦が進行中ですが、それと合わせてもう一つヨーグルトも平行して実験中です。
使ったヨーグルトはこれ。
普通のスーパーで売っているものですが、ChobaniのGreek Yogurtです。
そもそもグリークスタイルが好きですし、これは糖質がかなり低いので良いと思ってこれにしました。これの成分表はこれ。
赤線で引いてあるのがカーボハイドライト(炭水化物)ですが、オーストラリアはアメリカと同じで、この辺の区分が日本と違うことに注意。それはSugarですが、日本で言う「糖質」ではなくて「糖類」なんですね。ですからこのSugarの数値が小さいからと安心するとかなりうまくありません。澱粉も入っていませんから。この澱粉の表記がないのは私は詐欺だと思うくらいで、Sugarの数値が低いから大丈夫だろうなんて思うと、ごっそり澱粉(Starch)が入っていたり。でもそれの表記がないのが普通。クッキーとかシリアルのたぐいは殆どそれですから、やはりCarbohydratesの総量が日本で言う「糖質」と考えたほうが良いです。
そしてこれはあくまでCarbohydratesであってそれを炭水化物と訳すと話が合わなくなってきます。これは多分マレーシアも同じだと思います。日本とは表記方法が違うのね。
また本来、日本では「食物繊維」は「炭水化物」の中に入りますが、オーストラリアでは「Fibre」が「Carbohydrates」とは別の項目になっていることもあるので注意が必要です。
内容物の右側にこれに含まれている菌種が書いてあります。いわゆるブルガリアヨーグルトの種類で、それにBifidus(ビフィダス菌)とL.Caseiが入っている。このL.CaseiはヤクルトのLactobacillus casei Shirotaと同類です。
ブルガリア菌もヤクルト菌も37度が最適な増殖温度とされていますので、これもヤクルトと一緒に温めています。
使った瓶はこんな普通のガラス瓶。これを熱湯消毒しました。
これに83度で消毒した牛乳と少量の砂糖(エサ)入れ、冷ましてから上記のヨーグルトを小さじで2杯ほど入れ混ぜました。
それをヤクルトと一緒にこんな感じで37度に設定し低温調理中。(笑)
どのくらい時間を掛ければよいのか全くわかりませんが、多分、16-18時間はこのまま放置するつもり。なぜその時間なのか?夜中にチェックしたくないから。(笑)
ところで雑学ですが、ちょっとチーズみたいな感じのするこのグリークタイプですが、これは普通のヨーグルトを脱水するとこうなるとのこと。布巾を使ったり、コーヒーの漉し紙を使ったりすればOKとのこと。もちろん冷蔵庫の中でです。しっかり脱水すると本当にチーズみたいになるらしいですね。私はまだやったことがありませんが。
また下に落ちた水分ですが、いわゆるホエーと呼ばれるものでこれはこれで飲んでもOK。ただこれに糖分がかなり出るそうで注意。またこうやって糖分の入ったホエーを分離させるからグリークタイプは一般のヨーグルトより糖分が低いとのこと。