難消化性の水溶性食物繊維を買ってみた

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食物繊維が重要なのは随分前から言われてて、普通の食事をしていても日本人は全く足りていないとのこと。ましてや糖質制限をしますとタンパク質と脂質が中心になりますから増々食物繊維は減ってしまう。

でもその大前提に「食物繊維は重要だ」というのがあって、それが事実なのかどうか、ここがわかりません。みんながそういうからそうなのだろう、なんてのは全くお話にならないわけで、食物繊維どころか野菜を全く食べなくて元気にしている人はいくらでもいる。いや、そういう人はどこかおかしいに決まってるなんて思うわけですが、真実はどこにあるかわからず。

ただ食物繊維には二種類あって、一つは「不溶性食物繊維」、一つは「水溶性食物繊維」。

食物繊維と言われて私がすぐ想像するのは「不溶性食物繊維」であって、いわゆる繊維状のものでフスマとか野菜をジューサーで絞った後に残るカスみたいなあれ。でも私はあれが重要だと思っていて、あれが適当にないと便のカサが増えないんですね。気持ちのよい朝の「行事」にはこの不溶性食物繊維は重要。(笑)

では水溶性食物繊維ってなんだ?となるとどうもピンと来ないんですね。上に書いたようなカスみたいな食物繊維でも水に溶けるのがあるのか?って考えてしまう。

でも実は全く違うものではないかと最近考えるようになって、決して「繊維状」「繊維質」のものとは言えないんじゃないかと。

つまり、糖分でもない、繊維でもない、いわゆるその他を「水溶性食物繊維」というカテゴリーにいれているだけで、そのものの実態は糖類の仲間だったり。食物繊維って人間は消化できないものであるけれど、消化の出来ない水溶性のものをひっくるめて「水溶性食物繊維」と呼んでいる様子。

例えば腸の中で生きている細菌たちのエサは食物繊維だというけれど、それらは「水溶性食物繊維」をいうことが多いわけで、ではそれはどんなものなのかというと、オリゴ糖であるとか、糖という名がつく。糖なら甘いんじゃない?と思うし、それは当然人間の栄養分となると思ってしまうけれど、人間が消化できないのなら「糖であっても糖ではない」ということになって、消化ができないカスと同じと言っても良いことになるんでしょう。

でも、人間が消化できないからこそ、その糖は腸内まで届き、腸内の細菌のエサとなる。他の糖もエサにはなるけれどブドウ糖のようなものなら人間様が先に消化してしまって腸の細菌たちには届かない。

だから水溶性食物繊維が重要だと。なるほどですねぇ。

私としては同じ「食物繊維」という名がつきますから、性質の違う二種類の食物繊維というふうに捉えていましたが、実は全く違うものであると考えるようになりました。だって、ジューサーで出てくるカス、フスマ、ダンボールみたいな繊維と、オリゴ糖が同じなわけがないと思いますから。

では水溶性食物繊維として何が良いのか。

これはこれで世界が広くてややこしいわけですが、私が昔から摂取しているのはサイリウムハスク。もちろん多くの食物にも含まれているわけですが、食物からとるとしたらこんな感じ。

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しかしまぁ、いろいろ含まれていて、大豆を食べていれば不溶性、水溶性も両方とれて良いと思いますが、これって乾いた状態の100グラム辺りの量なんですね。ワカメやひじきも良いというのはわかるけれど、100グラムの乾燥わかめって水に戻したらとんでもない量になる。ひじきも同じ。

では乾燥状態ではない納豆やモロヘイヤが良いとなっても100グラムってかなりの量。

こういうのを見ると、野菜も食べなくちゃね、なんて言いながら普通のサラダなんか食べても全く意味が無いのがよくわかります。日本人は食物繊維が足らないというのはこういうことなんでしょう。

またどうにか水溶性食物繊維を摂ったにしても、それが消化されてしまったら腸内菌には届かない。だから「難消化性」の水溶性食物繊維をいかに効率よく摂るかが焦点になるんでしょう。

ということで、近年流行っているのが「ファイバードリンク(食物繊維の入っているドリンク)」。私はあんなのは大した量の食物繊維が入っているわけではないとバカにしていましたが、そうでもなさそう。つまりここで言う食物繊維は水溶性のことをいっているわけであって、繊維状のカスみたいなものではなくて「糖」なんですね。でもそれは「難消化性」だから砂糖などの糖とは違って消化されずに腸まで届く。

これは商品によって含有量も違うようですが、中には10グラム入っているようなものもある。これを毎日一本、普通の食事にプラスすれば(多分)水溶性食物繊維に関しては十分なのかもしれませんね。

そこで、ここで紹介したいブログがあります。

難消化性デキストリンの効果 3ヶ月間飲み続けたら  ← クリック

ブログ主は数ヶ月掛けて自分の体で実験をしています。で、水溶性食物繊維である「難消化性食物繊維」は間違いなく良いという結果。しかしそれと同時に「トクホ飲料を飲むのはやめようにしよう」と。

ファイバードリンクでもトクホ扱いで「効く」というお墨付きのものがあるわけですが、それに入っている食物繊維って「難消化性デキストリン」という澱粉から作られたものだとのこと。これを混ぜてある商品が多いのでしょう。

へーーと思って調べてみたら結構情報がありますね。そしてこの「難消化性の糖(水溶性食物繊維)」の面白さがわかってきました。もちろんヨーグルトはこれを入れれば菌は喜んで繁殖しますし、それが入っている状態でヨーグルトを食べれば、その糖は消化されませんから血糖値も上がらず、「菌と菌のエサ」を両方摂れることになる。「カモがネギを背負った状態」(笑)

となれば入手するしか無いと思い、これまた調べましたが、日本がかなり進んでいるようですね。英文で調べても日本人の論文が出てくるような世界。血糖値を下げる効果もあるようでかなり良さげ。

大塚製薬のここを読むとどういうものかよく分かる。

難消化性デキストリ|大塚製薬

ということで日本から買うことにしました。

難消化性デキストリンは他のメーカーのもありますが、これの評判が良いみたい。フランス製。

Amazon.co.jp: 難消化性デキストリン(水溶性食物繊維)400g(微顆粒品): ヘルス&ビューティー

そしてイヌリン。これも難消化性の水溶性食物繊維で、多糖類の一種。ただこれは「小麦粉の代替」として食品業界で使われているようで、そこに興味が引かれました。前に買った「血糖値の上がらないパスタ」にこれが含まれていましたし、なにか使い道がありそうです。

Amazon.co.jp: イヌリン 500g 水溶性食物繊維 国産新製法高品質 【付属スプーン付】: ヘルス&ビューティー

イヌリンも様々な原料から作られるそうで、アガベ-から作ったものはうっすら「綿飴」の風味があるとのこと。またアガベは糖質制限をする人たちがよく使う甘味料でアガベシロップがありますし、またこれはテキーラの原料だとのこと。面白そうなのでこれも買ってみました。

Amazon.co.jp: アガベイヌリン 500g (天然水溶性食物繊維100%) イヌリン: ヘルス&ビューティー

発端は「オリゴ糖がおもしろそうだ」というところでしたが、オリゴ糖というのも様々な糖の総称であり、またオリゴ糖とは呼ばれなくても【「難消化性」の「水溶性食物繊維」】であれば良いので、これらを選びました。

これらを乳酸菌のエサにして美味しくて家族みんなでガブガブ飲める「乳酸飲料」を作るつもり。

また、これがヨメさんの乾癬にも良さそうなのがわかりましたし、長男は胃腸が悪いですし、真剣に作ろうかと。

ヨメさんに「乾癬に効くというのを作るけど毎日飲むつもりある?」と聞いた所、

「あんたが飽きること無くちゃんとつくってくれたらね」ですと。 (笑)

どうせそのうち飽きるだろうと敵は読んでいる。でもこれがよく当たるんですねぇ。

 
 
 

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