【動画】未来世紀ジバング【移住したい国9年連続No 1!マレーシア】

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7月27日にテレビ東京で放映された「未来世紀ジパング【移住したい国9年連続No 1!マレーシア】」が見れます。

読者にこの放映があったことを教えていただいたのですが、ネットを探したらありました。

「未来世紀ジパング【移住したい国9年連続No 1!マレーシア】」 ← ここをクリック

非常に面白い番組でした。良くある「移住のすすめ」というより「発展するマレーシア」に重点が置かれていて、逆に移住したくなる内容。(笑)

特にジョホールバルのイスカンダル計画、マレーシアに進出する日本企業の話が多く、こういう視点の番組って少ないし、でもマレーシアの環境、将来に思いが及んで良いと思いました。

ジョホールバルは面白いと思うんですよ。ただ良くある「コンドミニアム投資」に関しては私は疑問ですが、住む場所としては興味があります。今はまだまだですが、遠い将来、私はクアラルンプールと肩を並べる都市になる可能性すらあると思うし、その第一の理由は「すぐ目と鼻の先がシンガポール」だから。

国が違うわけですが、国土の狭いシンガポールは物理的な制約がありますし、どうしてもシンガポールの発展にはジョホールバルの存在が必要で、今現在でもベッドタウンとしての機能があると聞いています。そしてマレーシアは確かにシンガポールに後れを取っていますが、製造業ができる、資源を持っている、安く広大な土地がある、労働力があるという意味で非常にポテンシャルが高く、シンガポール+ジョホールバルというタッグはウインウインの関係になるんじゃないかと思っています。

私はビジネスの観点で見るということはもうしませんが、将来的には面白いと思っています。

では居住するということではどうか。

居住ということはビジネスと無関係ではありませんが、ロングステイヤーとして考えた場合は、まだまだだと思います。ロングステイヤーというのは将来ではなくて現在を楽しむ滞在方法ですが、そういう意味では私としてはジョホールバルはまだじゃないかと思うのです。

でもKLみたいな「なんでもある都会」、そして私にとってはここが重要なんですが、「日本人向けサービスが充実している場所」である必要がないと思う人なら良いのでしょう。私は和食も含めて日本人向けサービスに飢えていますからそれが十分にないと食指が動きません(日本人が多いほうが良いという意味ではない)。ではそういう意味でジョホールバルが良くなる時とはどういう時か。

これは「金を持つ日本人が増える」ことが必要で、これはロングステイヤーや移住者の数を見ていたら駄目なんですね。なんといってもやっぱり駐在組。この数があるレベルを超えてくると一気に日本人向けサービスが増加するはず。また、ジョホールバルに日本人学校があるのかどうかわかりませんが、ここを見ていると、日本人向けサービスの充実度がわかりやすいと思います。

一つだけ間違いがないのは、ジジババのロングステイヤーや移住者がいくら増えても、日本人向けのサービスが充実することはあり得ないということ。これは世界中のどの都市を見ても同じで、世界の日本人向けサービスは「駐在組しか見ていない」と考えたほうが良いと思います。理由は簡単でロングステイヤーとか移住者って「五月蝿いだけで金にならない」から。(笑)

あるいは香港、NYもそうですが、地元の人達に「本物の日本」に対するニーズがある場合。KLもそういうふうにはなっていると思いますが、日本人が好むものと、日本通が好むものとは違いますし、一般論としては海外で「本物の日本」を全面に出すと失敗するのが普通ですから、「日本風」は増えても「本物の日本」を私は期待できないと思います。食べ物だけではなくて各種サービスも同じで、駐在組の数字を見ていれば、そこがロングステイヤーとしても便利かかどうかがわかるはず。

また世界中どこでもそうですが、そこそこ日本食はあるし食材も売っていますが、「これでどうにかなる」と思うのは来て数年間の間だけだと言って良いと私は思っていて、やっぱり日本が良い、日本のものが欲しいと思うようになってくるはずで、そう思った時には自分の周りには「日本風」「日本もどき」しかないのに気がついて唖然とするなんてこともあると思います。ところが駐在組が増えてきますと「本物の日本」が増えてくるんですね。

そういう意味で将来的にジョホールバルは面白いと思うのですが、それは将来であって現在ではないというのが私の考え方。

ただ、それでもジョホールバルが面白いと私が思うのは、やっぱりシンガポールの存在です。

ジョホールバルに住み、シンガポールに仕事を持つ人は多くいると聞いていますし、それはジョホールバルが労働力の供給をしているというより、シンガポール人がジョホールバルに住むという動きもあるわけで、私はそういうのとおなじ感覚でジョホールにロングステイするという考え方があっても良いと思うから。

極論を言えば、本当はシンガポールが良いのだけれど、シンガポールの滞在ビザが無いからジョホールバルという考え方も成り立つ。シンガポールの永住権はハードルが高く、まずロングステイヤーとして取れるようなレベルではないし、またMM2Hのような長期滞在ビザもない。

シンガポールは物価も高いですが、「日本と全く同じ」と考えても良いくらい日本が溢れていますし、日本食に関しては材料にしてもKLの伊勢丹どころじゃないんですね。もちろん価格は跳ね上がりますが、そういう店やサービスが隣の町にあるというのは凄いことだと私は思うわけです。

日本が恋しくて日本に定期的に帰る人は多いと思いますが、となり町に日本に限りなく近い街があったら、たとえそこの物価が高くても、日本に帰るよりよっぽどコストも低く抑えられるんですね。

それこそ、東京の都心に住むのはなんだから埼玉に住むみたいな。(笑)

もちろん拠点がジョホールバルなら、マレーシアの利点である安さを享受できるでしょうし、シンガポールの良い所も「自分の好きなように選ぶ事ができる」ということが大事だと思うのです。

これは子連れ留学でも共通する部分があると私は考えています。ただ、ジョホールバルに望むような学校があるのか、また留学ではなくて移住を考えた場合「日本人学校を選択するのは良いこと」だという考えを持っている私としては、日本語補習校ではなくて日本人学校ができるのかどうか、そこに注目すべきだと思っています。でもそもそも日本に帰る気がない、帰る必要もない(日本以外の国の永住権を持っているケース)なら話はべつでしょう。

またロングステイヤーでも移住者でも「日本的なもの」が全くなくても平気な人って結構いて、もしかするとその数のほうが多いかもしれない。いや、諦めているだけかな?少なくとも私としては日本的なもの、特に食べ物に関しては「日本に帰るしか無い」というのでは我慢が出来ないタイプ。地元にそこそこある程度の日本的な食材、あるいは「日本風」というのしかないと「かなり」ストレスが溜まります。やっぱり気軽に美味しいものが食べられる居酒屋とか小料理屋、ちゃんと日本人としての話しが通じる板前や女将がいて、あるいは綺麗なオネーチャンがいて・・・なんてのは無くてもいいですが。(いや、あれば嬉しい)(笑)

遠い将来には海底トンネルが出来たり、高速列車が走ったり、物流も飛躍的に伸びるはずでシンガポールはまさに隣町になって、往来のし安さは見違えるほどになるんじゃないですかね。というかそれがジョホールバルの発展の生命線でもあるはずで、テレビで言っていましたが、ジョホールバルに投資する国はシンガポールがダントツであり、2位のアメリカの二倍。日本の4倍であることからも、シンガポールがジョホールバルに持つ期待度の高さは見逃せないと思います。

もし私がこれから10年も20年も元気でいられるなら、ジョホールバルに住むという選択肢も出て来ると思っています。でも今現在の環境ではやっぱりKLを選ぶしか無いと思っています。90近い両親もKLにいますから。

ああ、それとイスカンダル計画の近代都市がどういう形になるかわかりませんし、マレーシアが低賃金の外国人労働者をジョホールバルでどう活用するかにもよりますが、一般的に新しい都市にはゲットーが無い、規模が小さいという傾向があると思います。いわゆる犯罪の元になる低所得者層が住めない町ですと、当然犯罪率も下がるんですね。

これはオーストラリアもそうで、ゴールドコーストってろくな産業がありませし、安い労働力が必要な企業も工場もありません。だから低所得層が働く場所もない。そういう人たちの住む「怖い」地域もありません。ところが大都市に行きますと、オーストラリアは難民を数多く受け入れた国でもありますし、まるで雰囲気が変わるんですね。まさに人種のるつぼ、目つきが怖い人達が結構多い。でもゴールドコーストは田舎ですからそういう人たちは非常に少ない。

イスカンダル計画で作る都市は、そういう意味でもKLとは違う都市になるんではないかと想像しています。

遠い将来には、マレーシアといえばジョホールバルでしょ、みたいな時代も来るかもしれない。

 
 
 

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