今日もマレーシアのコンド情報をいろいろ見ていたのですが、ヨメさんが興味を持ちだして「私にも見せて?」って言い出しました。
こういうことってこの数年間、初めてのことでびっくりしました。いつも書いているようにヨメさんはマレーシアには行きたくないわけで、それでも「行かねばならぬ」と決めた後に、ストレスが原因と言われる乾癬に罹りました。この関連性は定かではありませんが、医者や民間治療を受けても関係があるだろうと言われます。
そんな状態でしたし、マレーシアに行くことは決めてはいるもののマレーシアの話をしだすとヨメさんはすっと席を立つ、話題を変えるようなことがずーっと続いていたわけです。
でも今日はマレーシアのコンドがどういうものなのか見てみたいと言い出した。
自宅も売れて、まだ決済は済んでいないものの、マレーシア行きがはっきりしてきたこと、そして、このブログの読者から頂いたサジェスチョンで「水を変えてみた」ところ乾癬がどんどん良くなって、完治はしていませんが両手の肘に出ていたのはほとんど消えて、このままいけば乾癬が治るかもしれないと喜んでいるのは間違いがなく、それもヨメさんの気持ちを前向きにした要因なのかもしれません。
ヨメさんにKLの地図を見せながら場所の説明、私が良いと思っているコンドの位置、特徴などを話し、そのコンドの写真、ユーチューブの動画などを一緒に見ながらヨメさんの様子をうかがっていたのですが、結構真剣に見入っていました。
そして「コンドはヨメさんが決める」ことになっていますが、それをまたあえて言ったんですよ。「お前の気に入ったところならどこでも良いから」と。そうしたらニッコリしていました。こういうことも珍しくて、今までだと知らん顔していたんです。
ヨメさんといろいろ見ていてヨメさんがすぐに指摘したことがありました。
◯ 玄関がおかしい。
◯ 冷蔵庫の場所が変。
◯ コーディネートがメチャクチャ。
まぁ、いろいろおかしいことはあるわけですが、これをすぐに指摘したのはさすが女性だと思いました。これは私もそう思っていて、多くのコンドミニアムには日本みたいな玄関がないんですね。普通、玄関のドアを開けますと横には下駄箱があり、通路があって左右に部屋がならび、そしてリビングなり応接間があったりという形になっていて、これはオーストリアも同じ。ところがマレーシアのコンドの多くは玄関を開けると、すぐそこにリビングなりダイニングがあるのね。誰か来て、ドアを開けたら家の中が丸見え。ユニットそのものが大きな部屋みたいなレイアウトのコンドが多い。
そういえば両親が住んでいるところもそうで、そこそこ広い部屋ですから玄関を開けたところに木で編んだような背の高いブラインドを立てて中がすぐ見えないようにしてありましたっけ。また日本人が住んでいるコンドの写真には暖簾が掛けてあるのがあったり。これもまたそれなりの広さなりそれがおける構造になっているなら良いですが、狭い部屋だとそれも出来ず、なんとも言えないプライバシーが無いコンドになりそう。これは女性としてはかなり気になる様子。
それとキッチンがなんとなく変で、冷蔵庫の置く場所を全く想定していない間取りのコンドもあるのね。古いコンドにそれが多いようで、中には玄関のドアのすぐ横に冷蔵庫があったり、キッチンの中に冷蔵庫が飛び出しているように置かれていたり、あるいはキッチンには冷蔵庫が無く、奥のウェットキッチンに置いてあったり。
この傾向は古いコンドに多いようですが、ヨメさんいわく、それだけは勘弁して欲しいと。これは私も同感。
また私が前から書いているように、決して良いコンドである必要はないし、マレーシアに行くのはお金を稼ぐためでもあるからして、そして今のコンドがそうであるように良い家具なんか一つもなくて全てがイケアグレードで十分。これで良いと思っていたんです。でもヨメさんは良い家具である必要はないにしてもコーディネートが気に入らないコンドばかりの様子。私はそもそもセンスのないオヤジですが、ヨメさんは若いころスタイリストをやっていたこともあって、そういうのは人一倍気になるんでしょう。
でもそれに拘ると良いコンドって本当に少ないんですよね。
ヨメさんいわく、田舎の家を思い出す~~とケラケラ笑っていますが、頂き物や旅行のおみやげ、気に入って買った諸々が無造作に置いてある日本の家を思い出すんでしょう。確かに言われてみると、昔の日本もこんな感じだったなぁと思ったり。
その点、ホテルみたいな統一感のあるコンドってやっぱりデザイナーが入ってコーディネートしたものでないかぎり、そういうのは無いと言っていいのかもしれず、あるいはオーナーが自らが住んで、手を掛けた部屋しか無理かもしれない。これは自分自身を考えてもそうだし、今のコンドにしても元々賃貸で出すつもりなら、それなりの金しか掛けたくないし、良い物を並べるはずがない。でもヨメさんはコーディネートと金額は関係ないっていうんです。ま、それもその通りなのでしょうが、なかなか今風の部屋はない。その点、オーストラリアのコンドは安物を使うにしてもちゃんとしている。
かと言って家具のないアンファーニッシュトの部屋にして、家財道具は全部自分で入れるってのものねぇ。マレーシアにかなりの長期で住む腹づもりが出来たとか、住むためにコンドを購入したっていうのならわかりますが。でも確かに良いコンドってあるわけで、でもそれはかなり高い。ということは3年住むつもりなら家具調度品は買ってしまったほうが良いのかも。
そういえば両親のコンドはファーニッシュトで家具が全部揃っていますが、ソファ、ダイニングテーブル、テレビ、絨毯、その他諸々を結構買い込んで元々あったものは持って行ってもらったと言っていましたっけ。ま、これも一つの手かな、と。少なくとも、一切家具や電気製品は買わないって決めてしまうと納得できるコンドってかなり限られてしまうはずで、最初からある程度のものは買うと決めていたほうが良さそう。
実はですね、8月に越してきた今のコンドですが、ベッドが酷いとヨメさんも長男もブツブツ言っています。凸凹があるらしい。前のコンドは2階下の同じ間取りのコンドでしたがそちらのほうが電化製品を含めてまともでした。安物は安物で同じなんですが今のコンドはよくぞこんなのを見つけて来たと思うレベルのものばかり。イケアで一番安いものを集めた様子。電化製品はほとんど全て聞いたことのないブランドばかり。
見た目は同じでもそういうものっていくらでもあるわけで難しいですねぇ。
どのコンドにするかはヨメさんが決めることになっていますが、要は私が気に入らないコンドは見せなければ良いだけのことで私のコントロール下にあるのは同じことなんですが、問題はヨメさんがどの辺で妥協してくれるか。
閑静で環境の良い場所ではなくて、すぐ近くにいろいろあるところ、あるいはショッピングセンターの上がベストという考えはヨメさんも同じですが、それが条件となるとやっぱりかなり限られてしまうし、レントも高い。そして都心に近づくほど高い。
これはヨメさんも自覚していて、自分でも「遠くから見ていこうよ」と言います。ちょっと外れて安いところから見ていって、妥協できるところがあればそれで良いし、もしベストだと思っているところから見てしまうと「結婚式の貸し衣装で良い物を最初に見てしまった状態」になると自分でも言っていました。(笑)
でも私としては結構怖いわけで、あそこも駄目、ここも駄目、なんて言っているうちにどんどんKLCCに近づいていって、スリアKLCCの真横にあるコンド群とか、パビリオンの上が良いなんて言い出したら大変なことになります。またそういう高級コンドだから内装も良いってわけでもなく、ロケーション、向き、間取り、調度品も良いコンドなんて目の玉が飛び出るようなレントになるのが当たり前。
一応、私の中では上限は決めてあるものの、「ヨメさんがその気になる」のが第一優先ですし、適当なところで妥協点が見つかれば良いけれどどうなりますか。
私としては場所的にはかなり気に入っているソラリスデュタマス(パブリカ)とかあの辺で決まると嬉しいのですが・・・。ちなみにソラリスデュタマスが良いと思う理由は、コンドの下にごっそり飲食店があって退屈する暇もないこと。そしてスーパーのB.I.G.ですが私がスリアKLCCにある伊勢丹の次に気に入っているスーパー。あそこは本当に凄いと思った。
最初の一年が勝負ですし、転々とするのも面白いねなんて話していますから、一年目の出費は眼をつぶるしか無いかと思ったり。
どこか妥協できる金額で良い所がないかなぁ・・・。
不動産業者は前の日記に書いたTanさんにお願いしようかと思っていますが、彼女なら、「あら、そんなコンドならいくらでもありますよ」なんていうかもしれない。(笑)
とりあえずは短期滞在ができるところで1ヶ月ぐらい住みつつ、ゆっくり探そうと話をしています。私たちはスーツケースだけで行くつもりですし、1ヶ月ずつ数か所を転々とするのも面白いと思っていたのですが、ヨメさんいわく、そんなことが出来るのは3ヶ月が限度で絶対に落ち着きたくなるとのこと。そんなもんですかね。
私としてはペナンに3ヶ月、ランカウイに3ヶ月、ジョホールバルで3ヶ月、イポーで3ヶ月、京都で一ヶ月、函館で一ヶ月、博多で一ヶ月、そんな生活もしてみたいんだけれど、ヨメさんって変わったやつで旅行好きじゃない。つまんねーやつだ。
ヨメさんにマレーシアに行ったらどこに行きたい?って聞いたんですよ。そうしたら「シンガポールの動物園」ですとさ。なんだか凄い動物園があるらしい。
それと不動産業者のTanさんですが、犬を預かる仕事もしているのね。ペットホテル。その写真を見て、ここに絶対に連れて行けと。
猿が頻繁に出るコンドがあるらしいけれど、そんなところがあるならそこが良いなんて言い出すかも。気がついたら裸になって猿と一緒にジャングルで生活を始めちゃったりしてね。(笑)
ヨメさんはファンション業界にいた女だけれど、実は田舎では筑後川で泳いだり滝壺へ崖から飛び込んで遊ぶような子供だったそうだ。カエルでもネズミでも平気で素手で掴める野生児。もちろんゴキブリなんかお友達みたいなもんで、全く怖がらない。でもどんな小さな虫でも「死んでる」ものは全く駄目でギャーギャー大騒ぎ。
どうしてこうも私と違うのだろう・・・・・。
お互いが納得できるコンドが見つかるんだろうか。
今借りているコンドはどうせ仮住まいだからとこだわりはありませんが、マレーシアに行ったらきっとそれぞれのワガママが出てきそう。
でも私が折れるのは決定済み。(笑)