久しぶりにビーフシチューを食べたいな、と。
美味しいのが出来ました~~。って私がちょっと買い物に行っている間にヨメさんが最終的に味を付け直したんですが・・・・。
作ろうと思ったキッカケはスーパーで「首の骨」を見つけたから。これでスープを取ると骨に肉も付いていて良い感じのスープになるんですね。
これをしっかり焼きます。220度で1時間ぐらいか。
その間に、牛タンを茹でて皮を剥きます。いつもは「塩漬け」を買ってくるのですが、普通のしかなかった。私は塩漬けのほうが美味しいと思うんですよね~。買ってきた牛タンはこんなの。これで700グラムぐらいかな。値段は300円ぐらいなんですから安いなんてもんじゃない。
圧力鍋で10分ほど圧を掛けて、すぐ取り出して皮を剥きます。いつもの塩漬けだと皮は簡単に剥がれるのですが、なぜか剥きづらい。
しょうがないので包丁でフルーツの皮を剥くように剥いて大きめのぶつ切りに。生のままだと皮は切るのも難しいんですね。だから半冷凍にして切る。あるいは皮を剥いたものがシェブロンの肉屋さん(中村さんち)で買える。これって焼き肉には良いけれど、焼き肉以外だったら絶対塩漬けが美味しいと思う。
KLの大西さんに教えてもらいましたが、拘る人はベロのブツブツも皮を剥ぐように切り落とすとのこと。あれって確かに気持ち悪い(笑)。でも煮込んじゃう場合は気にしません。
ミレポアも準備して、トマトペーストをまぶす。
これもオーブンで焼きます。
このミレポアと骨を水から煮込みます。沸騰したらアクを取って、圧力鍋で1時間。その後、骨とか野菜類は全部捨ててベースのスープストックを作る。
この時に、トロントロンになった肉が結構あったので、後でこれも使って食べることにしました。トロトロのスジ肉みたい。
スープを作っている間に、牛タンだけじゃなくて「頬肉」も入れようと思って買ってきたのを準備します。これで1キロ以上ありますが、800円ぐらいか。頬肉って安いし、(ちょっとだけ癖があるけれど)煮込んだらゼラチン質がごっそりなんてもんじゃ無くて良いと思うなぁ。トロントロンになる。
このシルバースキンは綺麗に剥がす。でもこれってスジ肉と似たようなもので、煮込む場合はこれが付いたままでも構わないかと。そしてこれも焼いておきます。
これも大きめのぶつ切りに。
これらの牛タンと頬肉をスープの中に投入し、圧力鍋で15分、圧をかけます。その間にブラウンルーを作る。バターと小麦粉を炒める。これをスープと合わせます。
味がちょっと薄めですので、私の好きな「ミニトマトピューレ」を炒めてそれに赤ワインを入れ、煮詰めて本体の中に入れます。そしてベイリーフと黒胡椒粒、ガーリックパウダー、塩少々いれてガス台でコトコト煮込みます。圧は掛けません。
その後、私が買い物に出た間にヨメさんが味を調節しました。かなり美味しくなってやんの。(笑)
何を入れたか聞いた所、「ビーフシチューの素」と「ハヤシライスの素」と半々を少し入れただけとのこと。せっかく化学調味料の類を使わないで作ったのに・・・なんてことは全く無くて、やっぱりあの日本の「素」は良いと思います。特に私はハヤシライスの素が好きで、しっかり日本人好みの、それでいて本格的な味になるからヨメさんの手直しは大歓迎。
ただ、上の写真にあるように私の好きな「ミニトマトのピューレ」を入れたことに関しては、ヨメさんにブツブツ言われました。「皮が付いているから駄目なのよっ!」とのこと。このシチューは野菜を入れないシチューですから、このミニトマトの姿だけはあるってのも確かに変だし・・。
でも美味しかった~~~。
肉が三種類(骨についていた肉、牛タン、頬肉)入っているわけですが、これはこれで良いと思いました。焼き肉と同じで、牛タンばっかりとかカルビだけってのはつまらないですから。それぞれテクスチャーは違うし、味も違いますから食べていて面白いです。圧力鍋で煮込んだのに味はそこそこ残っていたし。
ご馳走様~~~~。美味しかった~~~~~~~~~~~。
余った分は冷凍して、明後日メルボルンから帰ってくる息子に食べさせてやろう。