お節介のダボです。m(_ _)m
ブログ村に登録されているブログに書かれた内容に関して、他のブログ主が誹謗中傷と言って良い(私はそう思う)ことが起きています。
事の発端は、あるブログ主が「(冷凍の)すき焼き用牛肉、イカ、タコ、マグロなど刺身、なめこ、納豆、明太子、ちりめん、もずく、干物など合計15kg以上運びました(日本からマレーシアへ)」と書いたこと。ここで留意するべき点は、ここでは「検疫、通関」に関しては何も書かれていないという点。
このブログを書いた方はマレーシア在住だと思いますが、私とは面識もなければ、ブログ、メールで意見交換もしたことがない人。赤の他人です。
これに対して他のブログ主が「自分は(輸入したことを)アウトだと思いました。」と書いた。法律違反をしていると「想像」したのでしょう。そして最後に「この記事を書いた方は、少なくとも検疫について、しっかり説明をする必要があるのは間違いないでしょう!!検疫でOKがでたのなら、今日の記事は、自分の間違いになります。某大陸系の民族が、日本に持ち込み禁止の食品を持ち込んで、平気で食べてる人達です。かれらと同等のレベルにはなりたくないです。」と結んだ。
私がこれを放置できないと思ったのは、「アウトだと思った」ことではないのです。これは誰がどう思うと勝手ですから。ただし、「検疫に関してしっかり説明する必要があるのは間違いがない」という点はおかしいでしょう。これがどういう意味かというと、「お前は犯罪を犯しているかもしれないから、そうではないのならそれを説明する責任がある」ということ。自分で勝手に「犯罪者」と決めつけて、そうでないなら説明しろっておかしくないですかね?私はこれは異常だと思いました。これって「道を歩く人たちに、お前は犯罪者でないのを証明しろ」というのと同じ。
そして極めつけは、某大陸系の民族が「日本に持ち込み禁止の食品を持ち込んで」という、密輸をする人たちの例をあげ、「かれらと同等のレベルになりたくない」としたこと。これは冷凍食品を持ち込んだことを書いた人を「密輸した人」と一緒にし、多くの人が読むブログ上で特定の個人を軽蔑したのと同じだと思いました。
結局ですね、誹謗したブログ主は、「密輸をした」と考えているってことですね。でも私は「検疫を受けたとも受けていないとも書いておらず、またそれらの品々は禁制品ではないのにどうして犯罪を犯したと言えるのか」と聞きました(この質問はクレーマーの意見として無視されたまま 笑)。そもそもこのブログ主は「検疫」に関心があるようで、「マレーシアでは(魚や肉の)検疫を受けなければならない」ということを論拠としているようです。これは正しいと思います。ただ、おかしな点もあって、「これは世界共通で、日本の場合はどうかという説明」も付けている点。
これは知ってる人は何をバカなことを・・と思うはずで、検疫の基準、内容は各国まるで違うんですね。特にオーストラリアみたいに非常に検査が厳しいところに住んでいる人はよく分かるはず。これは肉だ魚だなんてもんじゃなくて、もっと細かい分類があります。また「何をどの国からどの国へ」ということでも違う。だから他国の例を出しても全く意味が無い。
私が「検疫が必要な物」と「持ち込んではいけない禁制品」とは全く違うと書いたことに関しては理解できていないようで、次に「日本から肉を持ち出す時には検疫が必要だ」というまた新たな違う話を持ちだして、「やっぱりマレーシアに肉や魚を持ち込む人はクロである」と話を進めています。
論点がおかしいのはおわかりになりますかね?
○ 輸出国、輸入国で検疫を受けないければならないものは受けるべき
○ 禁制品を持ち込んではならない(密輸となる)
この2つのことは正しい。全く間違いがない。
だから冷凍品を持ち込む人は、マレーシアの場合、肉や魚を持っていたら
○ 日本から出る時に肉の輸出検査を受けなければならない
○ マレーシアでは肉や魚の検疫を受けなければならない
この2つも間違いがない。正しい。
ところが一番最初に戻って考えてみてください。持ち込んだ人は「検疫」「通関」に関しては何も書いていないってことを。これを「検疫は受けていないだろう」と想像するのは勝手ですが、決めつけるっておかしくないですか?
でも決めつけた根拠は「牛肉や魚は持ち込んではいけない禁制品であるから」と考えているフシがあるところ。つまりですね「私は酒を5本持ち込みました」と書いているのと同じように考えているんだろうと思います。もしそうであるなら「密輸をした可能性もある」と考えることは可能ですよね。持ち込み制限がありますから。でもこの場合でも「税金を払って持ち込んだのかもしれない」わけで、密輸をしたと断定することはできない。それでも「牛肉や魚」を持ち込んだだけでそれと似たようなことをいうということは「牛肉や魚は【麻薬と同じ禁制品】」と考えたからじゃないですかね。つまり、検査を受けようが、税金を払おうが、「絶対に持ち込めないもの」ってあるわけで、そういう場合は「私はXXXXを持ち込みました」と書かれていれば「密輸をしたであろうこと」は簡単に想像できる。もしそうだとするなら、「あの人は密輸をしているに違いない」とブログに書かれてもしょうがない。
でも今回の件はこの辺に「勘違い」があるのはわかりますよね?
でも問題はここじゃないんです。自分の想像で「犯罪者」と考えて、「そうではないなら自ら証明する必要がある」という。これは全世界の常識に反していて、犯罪だと思うならまずそれの証拠を出すのが先でしょう。裁判で検察や裁判官が犯罪の証拠を出さずに「まずはお前が無罪だと証明しろ」なんてことはあり得ないじゃないですか。
犯罪だというのなら、まず冷凍食品を持ち込んだ人が「日本でもマレーシアでも検疫を通していない」ことを証明する必要があるでしょう。あるいは「肉や魚を持ち込んではならない(禁制品)」であると、このどちらかをはっきりさせないかぎり、犯罪だと疑うことはできない。
こういうことがわからない人がいても良いかもしれない。でも私は「密輸をする某大陸人」の例を上げて、あたかもそれと同じだと言わんばかりに「かれらと同等のレベルにはなりたくない」と上から目線で特定のブログ主を蔑み、それを多くの人の目に留まるブログに書いたこと。これって非常にうまくなくて、サラッと読んだ人は「あの人は密輸をするとんでもない人なんだ・・・」と思うかもしれない。また「牛肉や魚は禁制品なんだ」と思うかもしれない。(こういう考え方をする人は結構多くて、オーストラリアの場合でも【一切の食料品を持ち込めない】と思う人が多いし、ガイドもそういうふうに説明することが多い)
これじゃ、書かれた人はたまったもんじゃないと思うわけです。
私もはっきり書く方ですから「シールズはバカだ」みたいなことも書きますが、ブログ村という狭い世界で、公人でも活動家でも何でもない普通の人を公衆の面前に引っ張りだして「犯罪者だ」みたいなことを書くのは私は納得できません。
何度も書きますが、私は元のブログを書いた人は友人でも何でもなく、全く知らない人です。ただブログ村に登録し、ブログを書いている人という共通点があるだけ。
もしこの中傷を始めたブログ主のいうことが正しいとするなら、今後、マレーシアに何かを持ち込んだ、お土産をもらったことをブログに書く時、「これは検疫を受けました。通関もちゃんと通しました。禁制品ではありません。」と「その証拠も含めて」ブログに書かなければならないということになる。こんなバカな理屈がありますか?
おかしい・・と思ったならまず本人に聞けば良いじゃないですか。
でも現実的には決まり通りにやらない人もいるでしょう。私だって聖人君子じゃないし、細かな決まりを守らないこともあります。スピード制限があるところでスピードオーバーで走るなんてことはしょっちゅうです。
もし「お前はスピード違反をしただろう。それは間違いのない犯罪だ。そうじゃないのならそれを証明しろ」なんて警察でもなんでもない人に言われたらかなり驚きますよ。ましてやそれをブログに書かれて「ダボは犯罪者だ」「あんなレベルにはなりたくないもんだ」なんて書かれたらどうします?
発端の「冷凍品を持ち込んだ」と書かれた人がどれほど心を痛めているか、それを想像すると私は黙っていられないのです。名前が出ちゃっているんですから(HNにしても)どこの誰かはKL在住者ならすぐ特定ができてしまう。今後は気をつけて書こうと思っているであろうことは想像できますが、「気をつけるべきは読む方も同じ」であると考えるべきじゃないですかね。そして何かおかしいと思ったら「本人にまず聞くべき」であって、それもせずに突然、「あいつは犯罪を犯している」とブログに公表して良いのでしょうか。
冷凍品で持ち込んだものが違法かどうかが問題じゃないんです。
また私はこの件の白黒をつけたいのではなくて、ブログはそれぞれが自由に思うことを書けば良いし、違うと思うことは違うと書くのも良いと思う。でも超えてはいけない一線ってあるんじゃないかと思うってこと。
この件を誹謗中傷を始めたブログのコメントに書きました所、私は「クレーマー」だそうです。(笑)
私が書いたことに腹が立つんでしょう。でももう一人、一方的に犯罪者のように書かれ、腹も立ち、悔しい思いをしている人がいることを忘れないで欲しいんですよ。
面白いですよね。誹謗を始めたブログ主は正義感が強いんでしょう。私も同じだけれど、正義感を振り回して他の特定可能なブログ主を犯罪者呼ばわりし、軽蔑するような書き方は許せない。(笑)
どう考えるかは皆様の自由。
もし私の考え方におかしな点があると思う方がいらっしゃったら、コメント欄に書いて是非それを教えて下さい。無視はしませんから。