日経平均がそろそろ転換点に来ていますが、どうなりますかね。
前の日記に「ここから下がってきて、そして陽転する場所は出撃場所」と書きましたが、そろそろその位置に来ました。
これが日足じゃなくて1分足とかなら簡単なんですが、日足は世界、日本の動きに左右されますから判断は難しいですよね。
で、気になるのはやっぱり為替。ドル円ですが、100円を割るところまで来てしまって、これはかなり大きな節目でこれを簡単に突破するようだと非常にうまくない。そして為替の方は明らかな下降トレンド(円高)なのに、為替とかなり相関関係にある日経平均は上昇トレンド。
素直に見れば、日銀のETF買い増しが影響しているのかと思いますが、ことはそんな単純じゃないはずで、どうなるんでしょうか。
ま、今まで通りの考え方だと、為替の動きのほうが日本の実体を表していて、日経平均は大きく下げてくるだろうなんてことを想像するんですが、これもまた誰しもが考えることで、ハズレると思ったほうが良いかも。(笑)
ちょっと気になるのが、為替の方ですが、直近の下値(円で言うと高値)を更新しているものの、「ダイバージェンス」がチャートからは見ることが出来る。つまり、下げ圧力は弱まっているってことなんですね。ま、これは当然といえば当然で、100円を大きく叩き割るほどの勇気を持った(ドルの)「売り方」は少ないでしょうし、金融庁、財務省、日銀の三者が集まって緊急会合をしたし、「急激な円高は許しませんよ」と言っているのと同じですから、なかなかここからドルを売り込むのも難しいんでしょう。
でも私はこれは政府や日銀の「ブラフ」だと思っていて、今までの安倍さんを見ていても積極的に動いてくることはないように感じています。安倍さんには大改革をしようとする意志は全く無いと私には見えます。
ということは相場はこの辺でチャブ付くばかりで面白そうな動きはないのかも。為替がこんな調子なのに積極的に日本株を買い上がる勢力もないんじゃないですかね。でも株価が下がると政府も困りますから、ETFの買い方でいろいろ策を練っているのかもしれませんね。でも基本的には、私は政府の策は失敗に終わると見ています。日本は浮上するだけの力がないし、効果的な策も出せず、額面だけ大きくて中身はさっぱり駄目な「財政出動」で世の中に大きな動きが出るとも思えず。
ま、結局は静観ってことなんでしょうね。こういう時に手を出すのは、私の考え方ではギャンブルになります。
デイトレのスキルのある人は、適当にチョロチョロやっていれば良いって事じゃないでしょうか。
個人投資家って楽ですよね~。政府も産業界、経済界も今は大慌てしているんでしょうが・・・。
でも純粋にチャートだけから判断すれば、日経平均がここで陽転してきたら「買い出動」の形なのは間違いがないと思います。でも私が頭のなかに描いている動きは、陽転してきてもその上昇力はなく、その次の陰転で大きく下げるイメージを持っています。
わからない時には何もしない。これが生き残りの鉄則じゃないでしょうか。逆に、上でも下でも動きが読めると思う人は勝負どころでもあるんでしょうね。与沢くんはこの動きをどう見ているのか聞いてみたいなぁ。「日経平均の高いところは売っておけ」戦略かな?