Maybankから電話が入りました。
「カレントアカウントはダメだけれど、セイビングアカウントなら開ける」とのこと。
小切手を切れたら良いと思ったのでカレントアカウントと思ったのですが、別にセイビングアカウントでもよいと思ってモントキアラのソラリスのMaybankに行ってきました。
番号札をもらい10分ほど待ちましたかね。順番が来てブースに行きました。そこですでに申込書は書いたと言いましたところ、彼らの後ろにあるキャビネットを開けて我々の申込書を探し出しました。あじゃー、これでまたとんでもない時間がかかるのか・・と思ったらすぐにそれを見つけ、我々にパスポートの提出を求め、モニターを見ながら確認作業を始めました。あ、そうそう、今回はちゃんとMM2Hのアプローバルレターも提出しました。
一体何の確認をしているのかわからないまま、15分ぐらいですかねぇ。いや、もっとかな?
その女性はやりかたがわからないのでしょう、隣の男性に何か聞き出して、その男性が席を変わってモニターに何か打ち込んでいます。一体何をカチャカチャ打ち込んでいるのだかわからないまま、女性に交代。
そしてその女性が「海外の住所は?」と聞くんです。我々はマレーシアにしか住所はありませんので「海外に住所はない」と答えたんです。ところがそれが彼女には不思議らしくて、「住所があるだろう」っていうのです。
ないものはないわけで、さて困ったとおもっていたら、「何でもよい」って彼女が言い出したんですよ。とりあえずインプットするだけだからみたいな。
それなら「出生証明書の住所は?」と聞いたらそれでよいというので、戸籍の住所を伝えました。
そしてその後、またカチャカチャ端末をいじっていたのですが、「口座が作れない」と言い出しました。
なぜ?と聞いても「わからない」と。
これが一番聞きたくない言葉なんですね。でもマレーシアで何度も聞かされました。これじゃどうすればよいのかわからないわけで、じゃぁ、諦めれば良いのか?
しかし不思議なのは、彼らは平気で「わからない」と言えるってこと。客に説明できないのも困るけれど、働いている自分自身も困るはずですよね。
でもわからないってのは事実なんでしょう。面倒だからそういっているようには見えません。
私としては「バカヤロー、またかよ」と思いましたが、彼らもかわいそうな気がしてきました。彼らはきっと「システムは神」の様に教えられているはずで、自分の考えでデータをいじることは一切許されていないはずだし、窓口で簡単に変更ができるようにもなっていないのでしょう。それはそれでマレーシアみたいな国ならそうあるべきだと思うものの、一体何が起きているかを彼らさえ知らされないシステムだということ。
システムを作ったやつもバカだと思いますが、そういうシステムに使われているスタッフも可哀想に感じたのです。そしてそういう状態だということに何も感じていない彼らがどうしようもなく可哀想に思えました。これじゃ将来なんか何もないのと同じじゃないですか。機械に使われる、どころか、機械以下のことしかできなくて、何かあっても自分の頭で考えてどうにかするという環境でもないし、本人もどうにかしようとも思わないんですから。
彼女は「後でまたやってみます」と。
つまり「今日はこれで終わり」って意味なんですね。「後で電話します」で終わりました。これでこの日もモントキアラへの往復と銀行での無駄な時間で半日が潰れました。orz
セイビングアカウントなら作れると言われて行ったらこのありさまですよ。全くもーー。
ところで、クレジットカードはどうなってる?と聞いたところ、クレジットカードも欲しいのか?と聞かれました。
ばかやろーーー、クレジットカードが欲しいからまず口座を開かないとならないんだろうがーー。人質定期を作らないとクレジットカードは作れないない。だから口座が必要ってことなんでしょうにーー。
実はですねぇ、HSBCの件でお世話になったStep1の中村社長にMaybankの話をしたんですよ。すると彼は「きっと口座は開けない」っていう結果になりますよと「予言」していたんです。その理由はマレーシアの住所だとのこと。支店にはテリトリーがあって、住所とは関係ない場所の支店では口座が開けないことになっているとのこと。
つまり我々の住所はサウジャナにあるわけで、Maybankのソラリス店のテリトリーじゃないんですね。だから口座は開けないはずだと中村社長。
口座は開けないと賭けてもよいと言っていたくらい。(寿司を賭けようと話が出ましたが息子が断りました 笑)
だから窓口で結果的に口座が開けないと言われたのはそれが理由かと思ったのですが、担当の女性は「作れない理由がわからない」と言っていた。
本当に不思議ですよね。システムが口座は開けないと返してきたにしても、その理由が表示されないってことなんですから。あるいはエラーコードが吐き出されているのかもしれませんが、その窓口の彼女はそれがなんだかわからないレベルの人ってことなんでしょうかね。
「わからない」で済む仕事って本当にすごいと思う。
でも我々は「はいそうですか」で終わるわけにはいかない。
この国ってこんな感じでだいじょうぶなんだろうか・・・。