これも性格なんでしょうねぇ。多くの方々が絶賛する「カンポンチキン」「カンポンエッグ」って本当に凄いのか?本当に美味しいのか?そして安全なのか?そんなことが気になって調べてみたんですよ。
そしてわかったことは、今まで私が想像していたものとは全く違うってこと。やっぱり・・。
要はですね、かつて「マレーシアの物価は3分の1だ」とか「マレーシア絶賛の声」があちこちにありましたよね。で、カンポンチキン、カンポンエッグの話もそれと似ているってこと。
鶏が大好きで、カンポンチキンなんていわゆる「田舎で放し飼いで育った鶏」なんてのに興味を持って
美味しいに違いない~~ ♪
って信じていた私はただのおっちょこちょい。(T_T)
そしてそういう情報がネット上にごっそりある。
確かに美味しいカンポンチキンは存在するんでしょう。でもカンポンチキンとして売られているものが、我々が考えているカンポンチキンかどうかは別なんですね。
「田舎で自由に育った鶏」なんてのは我々だけじゃなくて、マレーシア人もお隣のシンガポール人も同じイメージを持っていて、「美味しいに違いない」「健康に育っている」「安全だ」と何故か思っている。
でも「カンポンチキン」という定まった基準もなければ、私が養鶏を初めて「これはカンポンチキンだ」と言えばカンポンチキンになってしまうのが現状。
またカンポンチキンの特徴として、運動量が多いので「締まっている」「脂肪分が少ない」「赤味が強い」「皮は黄色」というのがあって、そういう【品種】をブロイラーの様に育ててカンポンチキンとして売っているところもあると。これは違法でも何でもない。それどころかそれが定着しつつあるという記述もありました。いわゆる身が締まっていて脂肪が少なく、味の濃い品種の「代名詞」でしかないと。
そして2013年でしたか、非常に危険な薬品を使って「鶏を黄色くする」技術をつかった「インチキカンポンチキン」が出回った。
需要があって、そしてそこには「名称の基準」「品質の基準」も何もなければどういうことになるのかなんて子供でもわかる。
ただし、本物があるのも忘れてはならないわけで、ではどうやってそれを探すか。ここですね、問題は。
市場にはカンポンチキン、カンポンエッグと称して、劣悪な環境で薬漬けで育ったブロイラーとなんら代わりの無いようなものが出回っている。でもそれに引っかかる個人はいても「プロ」がひっかかるわけがない。
カンポンチキンを売り物にしている店もあって、たとえばSS15の「寿楽」、デサスリハタマスの「ふく田」にはそういうメニューもあって、あれは本物だと思う。
我々個人が買う場合、有名なスーパーなら大丈夫なのか?有名な市場、市なら大丈夫なのか?
インチキ物を売っていたら商売にならなくなるはずですから、まさかって思いますよね。
でも私は「ここはマレーシアだ」というのを忘れてはならないと思うんです。
じゃ、どうやって探すか。
私としては暇を見つけて「ファーム」周りをしたいと思っています。鶏のためにそこまでやるか?って思うかもしれませんが、世の中には「現状」に我慢ができず、それと「戦う人」って必ずいるんですよね。私はそういう人たちと出会ってみたいんです。彼らの心意気を感じてみたいんです。
で、そういう人たちがどんな苦労をして、またコストを掛けて「美味しい鶏」「美味しい卵」を作ろうとしているのか見てみたい。
そして彼らが本物なら応援したい。なーーんって言ってもせいぜいブログに書いたり、自分で買うぐらいのことしかできませんが、是非そうしたいと思うんです。
今はまだ色々調べている最中ですが、前にちょっと書きました。私がスーパーで買ったカンポンチキンと私が持っていたイメージとは随分違うと。
でもその辺も少しずつ見えてきました。私が想像していたカンポンチキンは「Capon」と呼ばれる鶏なのがわかりました。それは「食用雄鶏」で去勢して長期(最低160日)に育てた大型の鶏。前に毛穴がしっかりしていたのを食べたと書きましたが、まさにそれなんですね。
それとて長期で育てるわけですから病気にも罹るだろうし、その他のコストを考えれば、中には薬漬け、劣悪な環境で育てている可能性すらある。
だからやっぱりファームに行ってみたいと思うんです。
そしてそういう面白そうなところはいろいろある様子。
楽しみだ~~~~~~。
本物のカンポンチキンに出逢う旅に出てみたいです。KL近郊にもいろいろある様子。
で、カンポンエッグも同じで、カンポンエッグなのに安い~~なんて喜んでいる人のブログも有りましたが、なぜそこで疑問を感じないんでしょうか。食べてみたら本当に美味しかったのでしょうか。
でもこういうのが本当にあるらしい。
いつかきっちりしたファームを見つけ、そういうファームの鶏や卵を扱っている業者、店を見つけたいです。
この件に関しては書きっぱなしってわけにもいかないでしょうから、どういう問題が起きていて、どう業界は対処しているのか、あるいはどう放置されているのか、そんなことも「証拠の裏とり」が出来るようにしてシリーズで書いていこうと思っています。
この日記に書いたある業者の鶏と他の鶏と何が違うかのところを是非読んでみてください。この鶏、卵業界で何が起きているのかイメージが湧いてくるはず。
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