マレーシアに来た時に、こちらにもハービーノーマンがあるのにびっくりしました。
オーストラリアで電化製品というとハービーノーマンが一番有名で競合もありますが、ハービーノーマンがダントツのはず。私も結構お世話になりました。
だからマレーシアにハービーノーマンを見つけたときにはなんとなく嬉しかったり。またザカーブのハービーノーマンが旗艦店なんでしょうか、品揃えも良いし、ここマレーシアでも競合店より一歩前を走っている感じ。
気になったのは価格です。
オーストラリアのハービーノーマンは「プライスマッチング」というシステムを持っていて、というか最近の大手はどこでもこれをやっていますが「当社より安く売っている店があったらその値に合わせます」というサービス。
これって本当に嬉しくて、例えばPCにしても専門店がめちゃくちゃ安売りをすることもあるわけですよ。で、その価格をハービーノーマンに言うとちゃんとその価格に合わせてくれる。\(^o^)/
私はこちらでもそれがあるのかどうかは知らず、とりあえずLazadaとかの通販が一番安いのはネットで検索するとわかりますので、まず現物はハービーノーマンで見て触ってみて、実際に買うのはLazadaでと思っていたわけです。
今日はさほどの大きな店舗ではないワンモントキアラのハービーノーマンで結構長い時間いろいろ見ていたのですが、気の良さそうな店員と結構話をしたんですよ。
で、オーストラリアでは「プライスマッチング」をやっているけれど、マレーシアでも同じか?と聞いたんです。
「やります」
という嬉しい返事。\(^o^)/
ということで、ある商品ですが、定価が1700リンギットぐらい。ハービーノーマンの価格が1400ぐらい。それがLazadaですと1280ぐらいの価格が付いているものがあります。
「これ、Lazadaでは1280だったけれど、安く出来る?」
と聞いてみたんです。でも私はLazadaのその価格の証拠を見せたわけでもないんでもなく、口で数字を言っただけ。
「少々お待ちください」
とボスに話をしにいったんでしょう。「その価格でOK」ですと。\(^o^)/
ただ、どうも話がすんなり行き過ぎる感じがするので、次に違うアプローチをしてみました。ある商品で定価が230ぐらいのもので、ハービーノーマンでは199。Lazadaでは189ぐらいの製品がありました。
これをLazadaではいくらだと言わずに、「これはいくらに出来る?」と聞いてみたんです。するとまた彼は奥の方に行き、帰ってきて
「169でOKです」
と。
こいつはアホかと思うくらい\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/でした。Lazadaより安い価格を自ら言い出したんですから。
ただこのやり取りもあまりにも簡単で、もっと粘ればまだ安くなりそうな雰囲気でした。でもLazadaと同じなら良いと私は思っていて、その気の良さそうな店員の名前を聞いて、「全部同じようにやってくれるなら、いろいろ買うよ」と言ったら、「ちゃんとやります」と。\(^o^)/
ハービーノーマンって「安くしてくれる?」って聞きづらい感じがあるのですが、これほど簡単に値引きに応じるとは思っていなかったので、今後はハービーノーマンで買おうかと。
店舗によっては在庫の有無がありますが、聞くとすぐパソコンで調べてくれて、「これは取り寄せになりますが、価格はXXXXでOKです」みたいにすぐ話が決まります。
私としてはLazadaとプライスマッチングをしてくれるのは凄いと思っていて、あのLazadaだって全てがマレーシアに在庫を持つ会社じゃないんですよね。海外から安い製品を送付する業者も多くいるのに、それにマレーシアのハービーノーマンが合わすって大したもんだと思ってしまいます。
Lazadaは楽天と同じように多くの業者がLazadaを通して売っているわけで、店の信用度に関してはちょっと気になるところがあります。これがeBayみたいなら、もし業者と問題が起きてもeBayが間に入って、多くは「客が有利」になるような解決方法が取られます。
また金銭授受でおかしなことがあるとeBayではなくてPaypalに申し出るとPaypalもすぐにアクションを起こすんですね。で、どうも業者からはPaypalはかなり怖いようで、なにかあるとPaypalの利用を切られるんですね。そんなことになったらもう商売上がったりですから、Paypalの言うことはすぐに聞く傾向があるように思えます。
LazadaもeBayやPaypalみたいに「消費者保護」がしっかりしていると安心して買えるのですが、こればかりは経験してみないとわかりませんし、今の時点では私はLazadaを信用はしていませんし、高額商品を買うのはちょっと気が引けます。
でもハービーノーマンが同じ価格にしてくれるならハービーノーマンから買ったほうが良いと私は思うわけです。基本的に電化製品に何かあると、販売店は売りっぱなしで問題があればメーカーに直接言うのが世界の常識(日本は販売店がそれなりに責任を持ちますよね?)だと私は思うのですが、通販で困るのは「初期不良」なんですね。
使っているうちに故障したとかならメーカーに言うのはよいですが、買って数日後に不具合がわかったら「新品交換」をしてくれないと困ります。ハービーノーマンから買えばそのへんは安心ですが、通販だと「交換」も簡単にはいかないんですよね。
これはオーストラリアでも何度か経験していまして、たらい回しにされたり、まぁ、ろくでもないことは簡単に起きる。文句を言いに行きたくても何百キロも離れた、あるいは国外の販売店に文句を言いに行くことは出来ませんから。商品を送り返すだけでも面倒くさい。
でも近所にあるハービーノーマンだったらさほど大きな問題は起きないはず。
オーストラリアではそうでしたが、こちらのハービーノーマンも同じかどうかはわからない。でも同じようにちゃんとやってくれそうな感触があるので、価格的に問題がなければハービーノーマンから買おうと思います。
で、プライスマッチングも簡単にOKをだしますから、Lazadaよりまだ不安なわけのわからない業者の「安売り価格」がわかったらそれをハービーノーマンにぶつけてなんというのか調べてみたいです。
その価格に合わすどころか、逆に上に書いた例のように、余計なことは言わずに「いくらに出来る?」とまず聞いてみるのが一番得策だったりして。(笑)