また酉玉に行ってきました。
しかしこのチョウチンって本当に美味しい。口に入れた瞬間に体中に広がる至福感。
卵好きにはこれほど嬉しいものはない。
和食業界にいる人複数に聞いても、これを売っているのは見たことがないと。そしてマーケットで売っている鶏は「雄」ばかりで雌がないと。
でもねぇ、検索するとマレー料理でこのキンカンを使ったのが出てくるんですよ。
そりゃメスならこれを持っているのが当たり前で、その時その時「潰した鶏」によるんでしょうが、お店で売っているのは見たことがない。
でも酉玉はこれを業者から買っているわけで、まったくないわけじゃない。
その業者から・・なんて思うものの、鶏の専門業者にキンカンを300グラムくださいなんていえないもんね。1キロだって単位としては少なすぎるかも。
でもどうにか手に入れたい。
そんなに食べたければ酉玉に行けばいいじゃなかというかもしれないけれど、私はこれを素材にして調理実験をしてみたいわけ。
私は卵好きと言っても、それは黄身が好きなのであって白身は無くても全く困らない。いや、無い方が嬉しい。そういう意味じゃキンカンは「黄身だけ」だから私としては嬉しいなんてもんじゃない。
で、これって生まれる前の卵なわけだけれど、黄身の周りはちょっと硬いのね。だから卵の黄身のようにぐちゃぐちゃしていない。ここが料理をするのに大事なポイントで、そうじゃないなら普通の卵から白身だけどければ良いことになってしまう。
でもこちらでは卵が安いし、それもやってみようかと思うくらい。でも生のまま黄身を取り出すのではなくて、温泉卵を作ってから黄身だけ取り出せば、多少硬くなっているので調理はしやすいはず。
さて、キンカンで何を作りたいのか。
なーんてことはないんですよ。私がベストだと思う硬さで仕上げて同じように食べみたいだけ。
酉玉のチョウチンは間違いなく美味しいのだけれど、私としてはもうちょっとネットリさせたいわけです。その他、いろいろアイデアはある。
どこかで売ってないかなぁ・・・。