「相場・投資関連」のことを書いてくれって?

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たまに「相場関係のことを書いて欲しい」とコメントやメールを頂くことがあります。先日もコメントにそんな書き込みを頂戴しました。

このブログって一体何を目的としているのかって思う方がほとんだろうと思います。

ブログのジャンルとしてはマレーシア情報、オーストラリア情報などに登録してありますが、ではそういう地域情報を主体にしているかというとそうじゃなくてありとあらゆることを書いていて、マレーシアやオーストラリアに関係があることは少ないくらい。

料理(低温調理含む)や家庭菜園、政治や思想、そして「相場、投資関連」が多く、何がなんだかわからないでしょう。

だから私としては「これは情報発信ではなくて、単なる私の日記、その時その時何を考え何をしたかの記録でしかない」と言うことにしています。

でもそれは事実ではなくて、私が本当に書きたいことは「相場、投資関連」なんですよ。そして読者もそれぞれこのブログを読むお目当てが違うと思いますが、私には「大事にしたい読者層」ってのが実はありまして、それは「相場、投資関連」でこのブログに来てくれる読者なんです。

そもそも低温調理にしても政治や思想、あるいはマレーシア情報にしても、「このブログを読む必要性」があるかといえば「無い」んですね。他にいくらでも素晴らしい情報源がありますから。

でも「相場、投資関連」に関しては、「他には無い情報」「これこそがいちばん大事なポイント」を書けると思っていますし、そしてそれは「お金」に関係するわけですが、「お金で解決できること」って非常に多いわけで、それは「万人に共通」だと思うのです。

マレーシアに移住するとか、オーストラリアに住むとか、どこでどうすれば良いのか、様々な情報はネットだけでも掃いて捨てるほどあるし、内容が濃いものもありますから、私が書く必要なんてないんですね。でもそれらの全ての行動や計画の「根源」にあるものは「お金であり、収入」だと私は考えていて、マレーシア情報だとしても本当に大事なのは「どう稼ぐか」っていうところに行き着くと考えています。

だから私はそれを書きたい。

儲けるのが上手い人っていくらでもいて、そういう人はそれをやっていけば良いのですが、そうじゃなくて、「もう少しあればなぁ」とか「将来が不安」とか「大きな資産を作りたい」とか考える人は非常に多い。私の年齢層もそうですが、「多くはすでに諦めている」人も多く、「守り一辺倒」という生き方をする人が多い。

これはこれで「大正解」だと思うんですよ。退職して年金とか金利ぐらいしか収入のない人が、なんで今さらリスクを取る必要があるのかって思うわけで、「安全安心の道を示すべきファイナンシャルプランナー」でさえ、あれに投資しろこれに投資しろ、でも場合によっては30%程度の損失があることは覚悟しろ、なんて馬鹿なこと言うのもいて、「喋ったり書いたりして収入を得る人たち」を私は信用できない。私としては「能書きは良いから、お前の実績を見せろ」と言いたいぐらいです。

これは評論家や学者も同じで、その時その時、納得できることを言う人は必ずいるんですね。そこで「誰それの言うことは正しいと思う」なんて思って、その人の言うように動いたら大失敗だったなんてことが常に起きる。

だから「何もしない。リスクは取らない」という選択は、私は良いと思うんです。

ところが「リスクを取らないリスク」があるわけで、何もしないで生きていけるならそれで良いと思うのですが、多くの人はそうではないじゃないですか。

私の年齢層だと「大きな金はいらない。でも月に10万円収入が増えたら人生が変わる」という人は非常に多いんです。年収120万でどうすんだ?と思いますが、退職者はそれなりの年金収入や資産がありますから、「プラスアルファ」としての月に10万円あればかなり変わるんですね。

ところが「月に10万円程度ならどうにか稼げるんじゃないか」っての本当は大間違いで、どんな投資をするかによってまるで違いますが、「月に10万稼げるなら、月に100万、1000万」も同じなんですね。資金量と時間を多く投入すれば、「やることは同じで利益は倍増する」わけです。

ところが「損をする時も同じ」ですから、投入資金を増やすなんて怖くてできない。

これが一般的な考え方だと思うんです。私もそう思う。(笑)

じゃぁ「安全に利益を産む方法はないのか」って誰しも考えるわけですが、世の中そう簡単には出来ていないんですね。だから諦める。

ところがここで諦めたらお終いなんですよ。

とにかく諦めるのが嫌いな私が、バカみたいに何十年も関わってきて見つけたのが「超短期売買」だったんですね。

これだって勝つとは限らない。ところが超短期売買ってことは「一日に数回~数十回の売買」をするんですね。これで小さな利益を積み上げるわけですが、目標利益も小さいってことは「損失」も小さいんですよ。一回の勝負で何十万、何百万も損することはまずあり得ない(やり方によってはあり得る)。

だから一日で締めて、あるいは一週間の結果として「利益が出ない」のであれば、それはやり方が悪いのがはっきりわかるのであって、あるいは「トレードに向いていない」というのもわかるわけで、一層の努力をするか、あるいは手を引くか決めればいいだけの話。

この方法だと、巷で良くある「何千万損した」「不動産を手放したよ」なんてことはまず起きないんです。その代わり「儲けられなかった」ってことは起きる。ここで文句を言う人は「欲が深いだけ」であって、「俺には無理だ」というのが大きな損失を出さなくても「理解できる」って凄いことなんですね。

逆に「これなら俺にも出来る」という手法を見つけた人の中には、9桁、10桁の資産をつくる人も出てくる。近年テレビでも20代、30代のそういう青年が紹介されますし、世界にはそういう人たちがかなり存在するんです。

そもそもですね、株にしても先物、商品にしても、「値動きには3つしかない」んですね。「上がる」「下がる」「動かない」の3つ。ま、「動かない」ってのは除外するとして、「上がるか下がるか」しか無いと言って良くて、これのどちらを自分が選んでそれに投資するかの「勝率」は5割なのはわかりますよね。

つまりですね、世の中の8割以上の人たちが損をすると言われている相場の世界って、「本来は勝ちもしない負けもしない世界」だってことになりませんか?細かく言えば手数料とか売り買いの差であるスプレッドとか金利とかありますので、売買を繰り返せば勝率は5割でもその分はマイナスになるにしても、今の時代、昔と違って手数料も安いですし、スプレッドが大きく開かない投資対象もいくらでもあるわけで、その経費は無視できないもののかなり小さい。

それなのにどうして市場参加者の8割以上が損するんですかね。

ここに「勝つ秘訣」も隠されているってことじゃないですか?

相場の格言に「大衆は常に間違える」というのがありますし、「大衆の逆をやれば良い」ってことでもあるんですが、これはこれでやってみても負けるんですよ。面白いですよ~。

問題はですね、「読み」「予想」に間違いがあるのではなくて、「売買決定プロセスに問題がある」ってことなんですね。どういう問題があるのかってそれはそれは多くあるわけですが、その問題が何から起きるかってのははっきりしていて、それは

「欲望と恐怖」

これなんですね。

欧米人とか若い人たちは論理的に考えるのが得意ですから、「システム売買」に注目するわけです。「こういう場合は買い、こういう場合は売り」と「ルール通りに動く」から「自分の感情が入るスキがない」んですね。だからシステムをきっちり作り上げれば、本来の元の確率である50%に限りなく近づいてきて、「大きく負けることもない」。

ま、その辺はどんなルールを作るかによって違いますし、そのルールそのものに「欲望と恐怖」が入っているケースもあるわけで簡単には言えませんし、「利益は大きく取って損切りは早く」なんてのも王道に見えますが、実はそれは「欲望と恐怖」が生み出す「都合の良いルール」だと私は思っています。(ただしトレンドが続く傾向のある対象だとこれは有効になることも多い)

どちらにしても「こうすれば勝てる」なんてことは無いし、もしあったとしても「自分にできるかどうか」は別問題なんですね。それだけ「個人によって手法は大きく変わる」のが相場、投資の世界だと私は思っていて、どれほど書籍を読もうがセミナーに通おうが、「自分を知っているメンターに習わない限り難しい世界」だと思っています。

今、私が書いていることは「超短期売買」に関してですから、そこをお忘れなきように。

相場とか投資とかトレードと簡単に言いますが、実際にそれぞれがどう考え何をしているかとなると、「人の数だけ方法がある」んですね。

私の場合ですが、私が「相場とかトレード」という時には「超短期売買」を意味しています。そして私にわかるのはその世界のことだけで、時間軸が長くなると「突然難しくなる」と考えています。ですから時間軸が何ヶ月、何年にもなる「長期投資」なんて私にはさっぱりわかりませんし、非常に下手くそです。

ですから私は自分の投資資金を「A資金」と「B資金」に分けていると前に書いたことがあります。A資金は超短期売買用の資金でこれは一般的には「日銭を稼ぐ資金」。一般的な給料と同じようなものです。で、それを貯めて長期運用するのがB資金なんですが、A資金とB資金の運用方法、考え方はまるで違うんですね。

だから一般論としての「相場、投資」と言っても中身がまるで違うことをしないとならないんです。

どちらが簡単かというと、私にとっては圧倒的に「日銭を稼ぐほう」であって、Aで稼いでBに回しても、Bを育てるのは難しい。

以前は債権でも買っておけば7%ぐらいに回る時代が長く続きましたので、放置しておくだけでも10年でほぼ2倍になるわけですよ。為替の問題はまた別にして、放置で7%って今になれば本当に凄いことなんですね。当時はそれが当たり前だと思っていたバカな私ですから、世界が金余り状態になって金利がどんどん低下してかなり焦っています。今では放置で3%もなかなか難しいのが現状。

では債権みたいな「安全第一」(定期とにたようなもの)ではなくて、世界の動きに連動するような対象、つまり株式であったり、ETFなりファンドなりという道があるのですが、それって「放置で増やすB資金の考え方」からハズレるんですね。「リスクを取って増やす」のなら「A資金」と同じになってしまう。

ま、話が細かくなりすぎてもしょうがないのでこれに関してはこの辺にしますが、どちらにしても

◯ リスクを取って利益を出す資金
◯ ローリスクで回す資金

に分けて

◯ リスクを取る資金でも「リスクは最小限」に抑えて、パフォーマンスを上げる

という方法を取るべきだろうと思っています。ま、これそのものが分散投資でもあるわけで、どちらだけに偏っても時代の移り変わりには対処できないんですね。これはまさに今の私がそれで、金利低下によってB資金は「無いのも同じ状態」に近づきつつあります。でもリスクを取って運用するべき資金ではないので、投資方法は変えない。

となればA資金で稼ぐしか無いわけで、それが理由で「我が家はマレーシアに居を移し、トレーダーとして復活しなければならなくなった」というのが我が家の真相。(笑)

ちなみにA資金、つまり日銭を稼ぐための資金は、私の場合、放置で増やすB資金の50~100分の1程度です。嘘みたいでしょ?でも本当で、それはそれだけ溜め込んだB資金が大きいってことではなくて、超短期売買で必要なA資金って非常に少なくて済むんです。もちろんレバレッジを効かせますが、何十倍なんて掛けるわけでもなくて、「毎日何度も回転させる」ってのがミソなんですね。

ですから、「その資金」掛ける「出撃回数」で計算すると、年間ではとんでもない額になるわけです。でもその額を一度に投資するような「リスクは全く無い」ってことなのね。だから大損はあり得ない。

そして私が考えるリスクは「投資時間がながければ長いほど増大する」と考えています。つまり、ブラックマンデーや911のテロ、リーマンショック、311の大震災みたいなことに出くわすとかなりうまくない。ところが投資時間が極端に短い超短期売買ではそのリスクがほとんどないんですね。それどころか「一日の動きが大きくなるとそれはチャンスとなる」わけです。一方通行で動くことが多いですから、読みは簡単になるんですね。イギリスのEU離脱選挙の時も同様。

超短期売買は当然、ポジションを持ったまま一晩置くことも、土日を挟むこともないわけで、世の中に突然何かが起きても全く問題ない。

あの911の時の驚き、相場の動きが忘れられないのですが、テレビでかじり付いて見ていただけで、ポジションは無いし、トレードも一切しませんでした。こういう気軽さって私は非常に大事だと思っていて、あの時に大きなポジションがあったら気が狂ったと思いますわ。

また、気分が乗らなければ何もしないわけで、一年の内、半分は遊ぶと決めても良いわけですよ。旅行に行くのにもネット接続がないところには行けないなんて馬鹿なことも無いわけだし、市場の動きが気になることもない。

逆にやる気満々で入れ込みたければ、シドニー市場に始まって東京、香港、そしてイギリス、ドイツ、そしてアメリカ市場でも戦えば、ほぼ20時間、ぶっ通しで参戦できる。って私にもそんな時代がありました。(笑)

あるいはですね、毎日1-2時間、特定の時間帯だけトレードするとか、「気が向いたら」「暇だから」ってのもありなんですね。奥様が子供やご主人を送り出した後にちょこちょこってのもあり。ご主人の奥さんや子供が寝たあとにちょこちょこってのもあり。ドイツ市場やアメリカ市場は動いていますから。毎週金曜日の夜だけ4-5時間頑張るっていうんだって良いわけですよ。

話がいつもの通り長くなって申し訳ないのですが、私にとってはA資金、リスクを取って稼ぐのが本来の利益の源泉なんです。そしてそれは「超短期売買」だということ。それを貯めて長期で運用するのはオマケみたいなもので、そのオマケだけでは生きて行けなくなった時代に入ったってことなんですね。

でもこの考え方って自画自賛になりますが、非常に良いと思っているんです。息子たちにもしっかりこの基本は叩き込んでおりまして、彼らは分散投資の重要性を知っていますので、その所に問題はない。

でもですね、ではリスクを取って稼ぐ「本命中の本命をどうするのか」ってのは知らないのね。だから今回のマレーシア行きに、長男を連れてきたわけです。

長男はトレードに関してはド素人中のド素人ですから、どうやって彼にポイントを教えるべきかは私にもまだわかっていません。私の手法をそのまま教えようと思っても、それはいつも書いている通り、性格や癖、好き嫌いが大きく関係してきますので、そのまま教えることはまず無理なんですね。

では息子にはどういう方法があっているのか。それは今の私にはわからないし、あの手この手でいろいろやりながら二人三脚で探していくつもりです。

その過程も出来る限りこのブログに書いていこうと思うのです。きっと「俺も」と思っている方々の参考になるはずですから。

でも中心になるのは「超短期売買」、いわゆるスキャルピングです。

なぜそれに拘るのかというと、最大の理由は「世の中の動きを知り、そして将来を予想する必要がない」という利点があるからです。

これこそがスキャルのポイントで、他の投資で「世界情勢を無視し、将来の予想もしない」で出来る投資ってありえないですよね。ところがスキャルには全くそれが必要ではないんです。

つまり、スキャルはせいぜい1-10分の間にトレードは終わるわけです。その短い時間帯に、「世界がどう変わるのか?」。

変わらないんですよ。

でも値動きって面白いもんで、「世の中には何も起きていないのに、上だ下だと動く」んですね。なぜ?

それは「買い方と売り方の力関係のみで動く」ってことなんですね。

これこそが「チャート分析の得意な分野」なわけです。

これが長期投資となりますと、世界情勢だの様々な指標の変化だの、どこの大統領が何を言っただの、景気動向だの失業率だの、考えないとならないことは山のようにあるんですね。ここは専門家でも分析は難しいわけで、為替の動き一つにしても上だ、下だと専門家のいうことは別れる。

それだけ難しいことを素人の我々にわかるのか?って話なんですよ。いわゆる「ファンダメンタルだけで相場の動きを予想するのは難しい」ってこと。

そういうのを分析するのが好きな人がいるのはわかります。別に評論家気取りだなんてイヤミは言いません。私だって「あれがこうなって、ああなって、結局、こう動くんじゃないか」って想像するのは好きですから。

でも我々は「読みを当てるためにトレードをしているのではない」んですね。

ここが重要で、「読みがハズレても勝つ方法」を考えないとならないわけです。それが「チャート分析」であってそれは「理由はどうでもかまわないけれど【力関係がどうなっているのか】を見る方法」なんですね。ですから、当然、スキャルピングだけではなくて長期投資でも同じだし、「週足」でさえも同じ見方が出来る。

でも時間軸が長くなればなるほど、世界の動き、出来事が影響するからチャート分析も難しくなるってことなんですね。

超短期売買は、世界の動きには全く関係がない、「純粋な市場参加者の力関係だけで動く」と言っても良いと思います。

つまり、その方が簡単だということ。

そして出撃回数が多いってことは、それだけ「練習量が増える」ということでもあるし、大事な点は「無理をしなくてもいくらでもチャンスは巡ってくる」ってことなんですね。ここは非常に大事なところで、チャート分析がいくらうまくなったところで、毎日毎日、今日は上だの下だの、これからはどう動きなんてことは絶対にわからないわけですよ。

例えば私が1年分の日足チャートを眺めても、「出撃するとしたらこのポイントだろうな」ってのは多くても2,3回しかないんですよ。でも実際に投資しようとして、いつその瞬間が来るかわからないのに「数ヶ月間じっと待つ」のは私には不可能。でも私の師匠筋にあたるネットで知り合ったジーさんはその瞬間をじっと毎日相場を見つめて待つ人でした。そしてもう一つ問題があるのは、待って待って待ち続けて、その時が来ても「間違いなく出撃できるかどうかはわからない」んですね。見逃すことも少なくない。「絶対だいじょうぶ」ってことはありえませんから、心は動いてしまう。だからといって中途半端な思いで飛びつくとやられる。チャンスが少ない中で焦りの気持ちを抑えるのはかなり難しい。

でも超短期売買だと、動きが面白くないなと思えば、ちょっと息抜きをするなりご飯を食べている間に、またいくらでもチャンスが来るんですね。

だから「自信がない場所では絶対に出撃しない」という何よりも大事なことを実践できるのね。

私の場合、長期投資が下手なのはそれが出来ないからだと思っています。見切り発車してしまう。買いたい、売りたいと思ったらタイミングなんかどうでもよくて、「今すぐ行動しないとならない」って思っちゃうんですよ。だから私にとっては「放置が出来る債券投資が一番」ということになる。定期みたいなもんです。

マレーシアにはトレードするために来たわけですが、でもそれ以上に大事なのは息子をトレーダーに育て上げること。これだけは失敗できないんですよ。

だから、「彼に出来ること」を考えながら、またこういう調査に時間を掛ける機会はなかなかないので、「私が知らない市場や対象商品」「私の手法とは違うもの」を初心に返って幅広く研究し、検討している最中です。

また息子には「超短期売買そのものが無理」かもしれないわけで、それも考えて、もう少し時間軸が長いスイングトレードの手法(これはどんどんアホになる私にとっても大事)、「オプションの売り(通貨のカバードコールが中心)」も研究中です。

その辺の「我が家の歩み」もブログに書いていくつもりですし、どなたかの参考になれば嬉しいと思っています。

ただし、「多くの方に」とは思っていないのです。もしたった一人でさえも「ダボのお陰でヒラメキがあった」と思ってもらえればそれで十分なんですよ。私もそうやってここまで歩いてきたわけで、手の内や大事な考え方を私に示してくれる人がいなければ、今の私はいなかったんですから。

ただし、私がやるまいと思っていることがあります。

それは「今は買い」とか「今後は下がるだろう」とかの見通しや読みです。多分チャートを出して、どう読むかという私の考えは書くつもりですが、「今、どうするべきか」に関しては書くつもりがありません。

なぜか?

それは「それを知りたい人が多いから」であって、「本当はトレードの勉強なんかしたくなくて、要は今は売りなのか買いなのかそれだけ知りたい」っていう人が大半なんですね。

日本にいる頃ですから30年近く前になりますが、セミナーにたまに行くこともあったんです。そこでびっくりしたのはセミナー中は静かに聞いていた人たちが、セミナーの最後に「日経平均の今後の動きは?」「買うべき株は?」と聞くんですよ。こいつ、馬鹿かと思いました。その読み方を習いに来たのに。

でも講師は聞かれれば応えるわけで、その時のセミナー参加者の「目つきの変化」に私は落胆したんです。

「面倒な勉強はしたくない、イージーマネーが欲しいだけ」という人がほとんどなのね。

これは私も経験があるわけで、もうかなり昔になりますが、株式新聞はもちろん週刊誌月刊誌を取り寄せて、何を中心に見るかというと「今週の注目銘柄」みたいな場所。(笑)

簡単に儲けたい人って世の中にごっそりいて、「今が買いのチャンス」「今はホールドすべき」なんてことを書くと人は集まるのね。もちろん大外れなら無視されるんでしょうが。(笑)

これはブログでも同じで、私がダボチャートのインジケータやテンプレート配布をしたときですが、思った以上の反響がありました。でも残念ながら多くの方々は「ダボチャートを使えば簡単に勝てる」と思っていたのをはっきり感じたんです。

そんなことがあるなら誰も苦労しないし、相場で負けるやつはバカってことになるんですね。

でもそれがキッカケでメールのやり取りも始めた人もいて、私も勉強になったのですが、とにかく世の中の多くの人は「金がほしい」というのが全面に出すぎていて、面倒なことはしたくないってのが間違いなくあるのね。

相場だって幼稚園ー小学校ー中学校ー高校ー大学ー大学院と勉強しないとならないことって終わりが無いと思うのだけれど、でも相場で言う中学校レベルの知識と経験があれば少なくとも負けないようになるはずなんですよ。

ところが幼稚園に入ったばかりで「明日から儲かるのかな?」と考える人が多いってこと。

こういう人を満足させるのは私はその人に取っても良いこととは思えないんですよ。所詮、私のことを「競馬の予想屋」程度にしか見ていないわけですし、また私もそれに関わるのは時間の浪費ですし、ダボの予想は当たるとかハズレるとか、そういう風に見られたくないから。

でも「自分の足で一歩踏み出したい」という気構えのある方とは一緒に歩いていきましょうと言いたいわけです。

とりあえず、私の相場との関わり方、そしてブログでなぜそれを書くのか、私はどういう方向ですすめるつもりなのか書きました。

いつもの書きなぐりで意味不明のところもあるでしょう。すいません。

 
 
 

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