【投資関連】アメリカは本当に成長してきたのか?

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最近調べだした、「アメリカ株に投資をする人たち」に関して前に書きましたが、【単純にアメリカ株なら大丈夫だ】と考える人達への警鐘を見つけました。

ユーチューブの動画ですが、このチャンネルはこのブログでも時々紹介している「見ておいたほうが良いユーチューブチャンネル」の一つです。

【投資】株式投資をはじめる子供に教えたこと!アメリカ経済は本当に成長しているのか

結局ですね、S&P500もずーっと右肩上がりで上がってきましたから、「アメリカは好調」「大きく下げ続けたことはない」ことから、「アメリカ株なら大丈夫」という【神話】に近いものが出来上がっていて、それを前提にして投資を考える人が多いように見えます。

それはそれで良いのかもしれない。あるいは大きく変わるかもしれない。そんな将来のことは「神の領域」だと私は考えますので、【予想】はしません。

ただ「わからない」としか言いようがないのね。

でも少なくとも「過去と現在」は誰にでもわかるわけですから、まずそこだけはしっかり把握するべきかと。

アメリカを代表するGAFAMですが、これほどまでアメリカ株の大きな部分を占めていたというのは私も知りませんでした。

順風満帆に見えるS&P500ですが、この500社からGAFAMを除いた場合、日本のTOPIXとほぼ変わりはない動きだと知り、驚きました。つまり、GAFAMの動きがS&P500の将来を左右するということ。そしてこれからの将来GAFAMに変わるものが出てくるのか。ま、最近AI関連株が大きく動いていますが、そのように数珠つなぎのように次から次へと市場を牽引するものが出てくるのかどうか。

覇権国家としてのアメリカに変化が起きているのは見えていますし、それは米ドルも同じ。借金経済で大きくなってきたアメリカの問題点も今回の「金利上昇」で見えてきた。そして国内は政治的にもかなりの混乱が起きており、【今までのアメリカとは違う】のを多くの人が感じているはず。

さてさて、そんなアメリカにどこまで期待できるのか。混沌とした世界でどう私達は生き延びるべきか。

ここから先はいつもの与太話です。

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今、一つの謎解きが出来たような気がします。

アメリカって非常に株式市場を大事にしてきた国で、国民も株式投資に回す額が大きいから【株式市場を右肩上がりで上げる】というのが政権にとっても至上命題だったんですね。だから当然、選挙前には上がる、上げると言われてきた。

そして巨大資本が向かうべき道も常に必要で、だからこそ「脱炭素」が言われだして巨大な資本を必要な「再生エネルギー」「電気自動車」の時代へと大合唱が始まったんじゃなかろうか。地球温暖化にしても「CO2犯人説」は科学的には結論は出ていないと思うのだけれど、世界はそっちに一気に流れた。

これらのことって、全てが「お金儲けに繋がっている」わけで、宇宙船地球号の為を考えれば「経済活動の縮小」が語られても良いのにそれは起きない。でも何をやるにしても「地球環境を守るため」というお題目はちゃんと付ける。SGD’sも同じ。

日本人的発想だと、「なんで日本は海外みたいに巨額の投資資金を投下しないのか。やっぱりお金が無いのだろう」なんて思ってしまうけれど、世界は「お金が有り余って常に行き場を探している」のは間違いがないと思うんですよ。

これって私としては「リーマンショック後にその動きが顕著に見える」わけで、あれをキッカケにして世界の資金量が膨大な大きさになったのね。でもどの政府もそれの回収には向かわなかったし、その資金が行き先を求めて動くのが常態化した。

その資金が向いていく先は物凄い発展をするけれど、引き出すと衰退も早くて、これは「国」も同じで、その資金の向く先を見ていないとまずいなぁなんてことをオーストラリア時代に考えていました。オーストラリアってそういう資金を呼び込まないとやっていけない国で、為替も経済もそれに大きく動かされてきたから。

でもそれが世界規模で起きているなんてことまでは頭が回らなかったわけで・・・。

上の動画、図でもわかるようにGAFAMがアメリカを牽引してきたとなると、GAFAMの賞味期限が過ぎてくると「引き潮も早い」かもしれず、巨大な資金は次にどこへ向かうのか。

まさか・・・、そう、軍需産業。

考えてみればロシアのウクライナ侵攻もタイミング的にはバッチリで、アメリカは「止めようとしなかった」どころか、バイデンは「やれるものならやってみろ」という態度だったし、どう考えても不思議なのは最初から「アメリカは兵隊を出さない」と断言していたこと。これって「プーチン、やってみれば?」というサインそのものだと思ったし、そもそもソ連も崩壊したのになんでNATOを東へ東へと拡大し続けたのか?

これもまた、「世界に緊張がないと困る巨大な業界」が存在するからだろうと私は勘ぐっています。

今のウクライナ戦争で、あの業界は大忙しでしょう。そして「古い装備や在庫を一掃できる」わけで、生産だけではなくて研究開発費も大きく増える。

世界が不安定になれば「軍事力をあげよう」なんてどの国でも考えるわけで、日本は軍事費の倍増を決めた。そしてアメリカからトマホークミサイルを導入することも決めたけれど、「危機が迫っているから」かどうか知らないけれど、トマホークミサイルを繰り上げで輸入するらしいですね。それも「急ぐから旧式しか売ってもらえない」と。これってアメリカの在庫セールに乗せられているようなもの。

でも昔から、「定期的に戦争が起きないと巨大な軍需産業がなりたたない」というのは言われていて、当然、軍産共同体はとてつもなく大きくて政治的にも大きな影響力をもっている。だから「戦争の好きな民主党が政権を取ると必ず世界のどこかで戦争が起きる」と言われていて、バイデンが大統領に決まった時、「戦争が起きるんじゃない?」なんて私もこのブログに書いたのを思い出します。

私は自分が真面目だとは思わないけれど、やっぱり日本人らしいと思うところはあって「誠意のある世界が何よりも重要」という考え方が根底にあるのね。そして「世界は善意に満ちていて、悪を駆逐するように動いているはずだ」なんて考えてしまう。

でも実は「悪をわざわざ作り出して、それを叩く作業を続けないと世界経済は成り立たない」のかもしれない。

これって「畑を耕す」のと同じで、たとえ住宅やビルでも長い目で見れば「スクラップアンドビルド」を繰り返さないとならないものばかりじゃないですか。「壊れない電球が出来たら、松下電気は潰れる」と松下幸之助が言っていたらしいけれど、常に「新陳代謝が行われる」のが健全な経済の条件なのかもしれない。

で、戦争なんて新陳代謝のトップにあるわけで、戦争反対と叫ぼうが、実際に戦争が起きなかったら私達の経済は発展しないのかもね。技術革新だって「戦争」があるから各国頑張るのであって、インターネットも軍事技術だったのは皆が知る通り。

戦後は戦後で「焼け野原から復興する」わけで、これほどの【巨大な公共事業って無い】んじゃない?復興事業ほど建設、建築、住宅、不動産業界に恩恵がある事業ってないだろうし、それらの業界は裾野も広いからありとあらゆる分野の業界が潤う。

あの311東日本大震災でも、すぐに建築・建設業界の株が上がったのをご存じの方は多いだろうし、復興事業にはありとあらゆる業界が参入して「甘い蜜を吸った」と言っても良いと思っています。

現代は「人工地震も間違いなく起こせる」と言われていて、当然それは「戦争を前提に考えている」のだろうとは思うけれど、【金儲けの手段】としても使われる可能性はあるはず。「XXXXの再開発」なんてあちこちにあるけれど、地震でも戦争でも起きて破壊が広がれば、自動的に「再開発は始まる」んですから。

「良い人間」に酔いしれるのは止めて、自分が世界を動かす巨大資本を持っているとしたらどうするかを考えると「世界が向いている方向」がわかるかもね~。

全世界がそんなふうに動いているとしたら本当に悲しいと思うし、私は日本には世界を救える文化、思想があると思っているのだけれど、アメリカの飼い犬にされてから日本が出る場面なんてないし、自らの意見も主張できない国になってしまった。アメリカの言うことを聞かないとどうなるかってのは、日本は十分経験してきたと思う。

だから生き残りを何よりも重視するとするなら、やっぱりウォール街に生息する大資本家の考え方に沿って動くしか無いのだろうと思ったり。そしてその大資本家のバックにはもっと大きな力を持つ存在があると言われているから世の中はややこしい。でもその辺はもし非公開の世界の重鎮が集まるビルダーバーグ会議の内容がわかれば見えてくるものがあるのかもね。

でも金儲けのために人殺しまで容認しようなんて全く思わないわけで、経済的に生き残るためには「軍需産業にも投資をする」必要があるにしても、世界に「光」や「希望」ってないのか考えちゃいますよね。

私は実はインドに期待しているんですよ。前にもちょっと書きましたが、インドもどんどん大国になってきて彼らの発言や行動も世界は無視できないようになってきたじゃないですか。

ではインドって何を考えて何を大事にしているのか、そんなのを探っていくと、インドの姿が見えてくるのね。

日本人の多くは、あの戦後のめちゃくちゃな「東京裁判(極東国際軍事法廷)」を忘れている、あるいは知らない若者も増えたと思うけれど、連合国が日本だけを悪者にして叩きのめした裁判の中、インドのパール判事だけが全員無罪判決を出したのね。知ってる?

パール判事は決して「日本を擁護したわけじゃない」のだけれど、「連合国側の悪さを見逃すことは出来ない」という考え方だったと私は理解しています。

戦後、パール判事が日本に来たときの講演は、今の日本人全員が聞いても良いと思うぐらい。

インド極東国際軍事裁判判事 ラダ・ビノード・パール

要するに彼ら(欧米諸国)は日本が侵略戦争を行ったということを歴史に留めることによって、自分らのアジア侵略の正当性を誇示すると同時に、日本の十七年間(昭和3~20年、東京裁判の審理期間)の一切を罪悪と烙印することが目的であったに違いない。

私は1928年から1945年までの十七年間の歴史を二年七ヶ月かかって調べた。この中にはおそらく日本人の知らなかった問題もある。それを私は判決文の中に綴った。

その私の歴史を読めば、欧米こそが憎むべきアジア侵略の張本人であるということがわかるはずだ。

それなのに、あなた方(日本人のこと)は自分らの子孫に「日本は犯罪を犯したのだ」「日本は侵略の暴挙を敢えてしたのだ」と教えている。

満州事変から大東亜戦争に至る真実の歴史を、どうか私の判決文を通して十分研究していただきたい。日本の子弟がゆがめられた罪悪感を背負って、卑屈、頽廃に流されていくのを私は平然として見過ごすわけにはゆかない。

あやまられた彼らの宣伝の欺瞞を払拭せよ。あやまられた歴史は書き変えなければならない。

(昭和二十七年11月5日 広島高等裁判所での講演)

私はこういう正義感がインドには昔から今も流れていると思っているんですよ。つまり【道義的に正しくあることが重要だ】という基本がインドにはあるような気がしています。【まずは儲けることだ】というのとは大きく違う。

なんてまた毎度のことで話が飛んでしまうけれど、投資やトレードをするに当たって、【何を目標とするか】ってのがあると私は思うのね。もちろん【自分や家族のため】に稼がなくてはならないのは当然のことだとしても、世界の実情なり向かっている方向性なりは無視はできないわけで、そして国際関係は必ず世界経済に影響を与えることから、インドに注目する、それも経済的な部分だけではなくて、【彼らの根底にあるもの】と理解したいと思うわけです。

実は私は「インドに世界のリーダーになって欲しい」なんてことを願っていて、インドにも積極的に投資をしたいとも考えています。

インドは日本にもリーダーとして期待をしているようで、この二国が手を取り合って「新しい未来」を作れたら良いなぁ、なんてことを夢見ています。(笑)

そんなことに興味がある方はちょっとこれを読んでみてほしいです。そしてその中にある動画も。

Dabo's life in KL, Malaysia

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください インドってちょっと変わった国だという…

いやいや、それじゃ面倒だし、せめてこの動画を見てください。今後もっと世界的にも存在感が増すであろうインドってどんな国なのか、多少は見えてくるかもしれない。

インドのしたたかさって日本の「優柔不断さ」と似ているところがあると私は思っていて、それは実は「宗教に関係がある」んじゃないかと思うのね。インドも日本も「一神教ではない」じゃないですか。これって国民性を決定づける大きな要因だと思うのね。

一神教って「他を排除する」ことを認める宗教と言って良いかもしれない。でも多神教は「和をもって尊すとす」につながる。

世界で一番大きな宗教人口を持つキリスト教ですが、皆さん「黙示録」って読んだことがあります?黙示録は新約聖書の最後の書ですが、私がこれを読んだ時には驚いたんですよ。「戦い」「破滅」「罰」「破壊」が連なっていて、「愛と調和、協調を解く宗教じゃない」と思いました。

そもそもキリスト教もイスラム教もユダヤ教も【源流は同じ】で、一神教ということは他教は邪教であって撲滅すべき対象。

こういう宗教を長年信じていると、どうしたって「敵は滅ぼすべし」ってなるんじゃないですかね。でも「仲間は助ける」。これって「自」と「他」をはっきり分けることにも繋がっていて、「人類みな兄弟」なんて言ったら「バカじゃないの?」と言われそう。

だから「戦うことは正義」であって、「妥協点を見つけるのが不得手かもしれない」。

そういう意味ではインドも日本も「信念はあるのか?」みたいな行動をするわけで、でもそれこそが「世界を救う」のかもしれない、なんてことを考えています。

現代の日本って、なんでもかんでもお手々繋いで仲良くすれば良い、という国になったように感じているのですが、それって問題を解決せずに先送りするだけで、うやむやになるのを待つ考え方。でもインドはやっぱり「戦う時には戦う意志がある」のを感じます。そして核保有国。

【道義的に正しくあることが重要だ】とするなら、やっぱり戦うことを放棄は出来ないと思います。平和な時代が延々続いてきた日本でも「元寇の役」では鎌倉武士が捨て身で「元軍」に挑んだから日本は国家が存続したし、日本民族も消し去られることはなかった。

では「道義的に正しい」とは?と話はややこしくなりますが、少なくとも正義感を振り回して他国に入り込んで「気に入らない政権は倒す」「利権を取る」アメリカが良いとも思えず。

でもそうやって「邪魔者は消してきた」から西側諸国の安定があるのかもしれず、その上で平和に生きてきた私としてはアメリカを全面否定はできず。

ま、自分は投資やトレードを通した世界とのつながりしかありませんが、やっぱり希望は持ち続けたいな、と。

 

 

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