デサパークシティの中のとても綺麗で素敵な、しかしだーれもいない、テナントも入っていないゴーストタウンみたいなモールにある「世界の山ちゃん」に行ってきたことは前に書きました。
でも思ったほど美味しくないし、家でも簡単に作れる手羽なのは間違いがなくて、自分の家では料理をしないとか、揚げ物はやらない、皆で会社の帰りに手羽で一杯飲むとか、そういう人向けの店だろうと思ったわけです。
ヨメさんも息子も、リピートはある?と聞いても無言の状態でした。
ところがですね、今になって突然、「山ちゃんの手羽を食べたい」とヨメさん。「うんうん、いいね」と長男。それを聞いた私も「また食べてみたいなぁ」と思った。(笑)
これがまさに「世界の山ちゃん」の凄いところなんですかね?
その内、テイクアウェイでもしてくるかなぁ・・・。揚げたてのほうが美味しいに決まっているけれど、じゃぁまた行く?ってヨメさん、長男に聞くと面倒くさいって言いそうな・・。
俺が同じようなのを作ってやるよ、と言いたいのですが、「やっぱり山ちゃんのほうが美味しいね~」なんて言われたら私は落ち込んで再起不能になるのが見えているし・・・。(笑)
私が今まで名古屋風で作っていたのと、山ちゃんの「幻の手羽先」とはちょっと違っていて、私のは「黒手羽先」に近いのが食べてみてわかりました。
山ちゃんの黒手羽先。
私の「名古屋風手羽先」。タレ(醤油味)の風味がしっかりしていて、それに白ゴマを多めに振った。
世界の山ちゃんの手羽を作るレシピってネットには結構出ていて、ユーチューブにもいろいろあって、全然難しくもないし作り方はすぐにわかる。
ところがですね、出来上がりがどんな感じかってのは「本家のもの」を食べてみないとわからないのね。あの手羽先って揚げた後に「タレ」に浸けるんですが、しっかり漬けないと「味が薄い」のね。だから私はしっかり浸けて、また後でタレを塗ったりしたのだけれど、それだと「黒手羽先」に近くなる。
「幻の手羽先」って「タレに浸けた」感じは非常に少なくて、もしかしたら「隠し味」に近いぐらいかもしれない。そしてその後に、塩、コショウ、そして味の素がたっぷり掛けてある。だから「塩コショウ味」と言っても言いすぎじゃなくて「タレに浸けてある」のが表面に出てこない。こればかりは食べてみないとわからない。
世界の山ちゃんの「幻の手羽先」。
そして揚げる時間も長くして「しっかり揚げる」のね。だから柔らかくてジューシーという唐揚げではなくて、水分もそこそこ飛んで「歯ごたえがしっかりした」ものになる。だからスナックを食べている感じで、御飯のおかずとしての唐揚げとは全くの別物。でもそれだからこそ「ビールが進む」ってことになるんでしょう。
というのがわかれば、そういう風に作れば良いわけで・・・。おーーし、まずは「幻の手羽先」のコピーを作ってみるかぁ。
それと意外なポイントは「味の素」にあるような気もします。好きな人には麻薬ですし・・・・。
大きめのしっかり肉が付いた手羽を見つけたいのだけれど、スーパーで売っているのはみんな痩せていて、そして「手羽元」となぜか「胸肉」がちょっと付いているのね。あの胸肉も、手羽元も無い方が美味しいはずだけれど、そんな手羽は売っていない・・・・。