豚肉のスーパーで売っているミンチより「自作ミンチ」がどれだけ美味しいかの比較テストをやってみました。
「豚肉」の自作ミンチに関しては、ゴールドコーストにいる頃からやっていまして、美味しいのはわかっていました。オーストラリアの豚肉が美味しくないにも関わらずです。ポイントは「背脂」にあると思っていますし、粗挽きが好きなのですが自分で作ればいかようにも出来る。また背脂は常時冷凍庫に入っていますので、餃子の時には多めにするとか配合比率も自由自在。
マレーシアに来てからはTTDIで好きな「ショルダーブロック」と「背脂」を買います。それをわざわざミンチにするなんてもったいないような気もするのですが、TTDIの豚肉は安いし、自作ミンチの価値はあると思っています。
でも食べ比べたことはありませんでした。
ということで本日、食べ比べの実験。
料理としては「ワンタン」にしました。餃子と違って豚肉の割合が多いですし、違いがわかりやすいから。
入れる具材は「玉ねぎ」「干し椎茸を戻したもの」「キクラゲ」だけ。ネギは無かったのでパス。
豚肉のミンチは、最初に「塩」だけ入れてガンガン捏ねます。ねっとりするまで。それから調味料を入れますが、「醤油」「酒」「ミリン」「オイスターソース」「ショウガ」「ニンニク」「コショウ」。これらを投入してからまた練り上げて、野菜類を投入し混ぜます。最後に「ごま油」を入れてチンして味見をしながら調整。
同じものを「市販のミンチ」と「TTDIで買ったショルダー+背脂で作ったミンチ」で作ります。
餃子は今まで何度も作りましたが、実は私はワンタンの方が好きで、でも今まで一度も作りませんでした。別に理由は無し。
皮も何を使ったら良いのかわかりませんので、どこのスーパーでも売っているローカルの「ワンタンの皮」と「日式餃子の皮」の二種類でテスト。このローカルの餃子の皮は結構気に入っていて、餃子を作る時にはいつもこれを使っています。皮が結構薄手なのでワンタンにも合うかもしれないと思い、使ってみました。
さてワンタンをどのように包むか。いつもはスープワンタンにするのですが、なんとなく「茹でワンタンをポン酢で食べる」ことに。スープワンタンの時には薄い皮がひらひらしているところが美味しいと思うのですが、湯でワンタンの場合は違うはずですので、3種類の包み方をしました。
一番右がいつものスープワンタンにする時の包み方。
沸騰したお湯に入れて、再沸騰したら火を弱めて茹で上げて、それを皿にとって「ポン酢+ラー油」で食べてみましたが、スーパーのミンチも自作ミンチもどちらも美味しい。(笑)
ただ真剣に食べてみますとやっぱり違いがはっきりわかりました。自作ミンチのほうがコクがある。これは背脂のせいのはずで、背脂が脂のヌルっとした感じじゃなくて、シコっとするんですね。いわゆるロースカツの脂と同じ。スーパーのミンチにはそれがない。
そしてなんて表現したらよいのかわかりませんが、スーパーのミンチは口の中に「粉っぽさ」を感じました。これって牛のミンチの時に良く感じることがある粉っぽさなんですが、自作ミンチにはそれがなくて非常にスムーズな食感。
そして皮ですが、ワンタン用の皮の圧勝。餃子の皮は色が白く、「かん水」が入っていないのでしょう。餃子には良いですが、ワンタンの場合は「ラーメンの味」がするかん水入りの方が圧倒的に美味しいと思いました。
そして包み方ですが、スープワンタンには合うピラピラさせた包み方で茹でワンタンとして食べると皮が茹で過ぎになる感じ。ベチャッとする。でも上の写真の右の2種は本当に美味しくて、今まではスープワンタンでしたが茹で上がったものを「ポン酢とラー油」で食べるほうが美味しいと思いました。
いいわ~これ。
ただワンタンをちゃんと包むのって餃子もそうですが、数が多いと嫌になるんですね。だからいかに手抜きして簡単に包むかってのをいつも考えているのですが、今日は「ネットで見つけた簡単な包み方」で全く問題がないのがわかりました。でも見た目は良くない。(笑)
まず普通に手のひらに載せた皮に餡を入れる。
下の辺に水を塗り、折り曲げて肉を包み込む。
それを人差し指と薬指でギュッと握る。
真ん中を摘んでリボン型にする。
この方法ですと簡単で非常に早く包めます。5-6秒じゃないかな。だから50個ぐらいはあっという間。楽勝です。
本当に美味しかった。自作ミンチの美味しさもありますが、そもそも豚がオーストラリアと違って美味しいのでこういう素材がよく分かる食べ方だと美味しさがはっきりわかるので面白いと思いました。
TTDIのショルダーブロック、背脂、恐るべし!! (笑)
鶏のミンチも腿、(いつも使う)ドラムスティック、火を入れると固くなる手羽元でミンチを作るとメチャ美味しいですし、なおかつ「皮」も入れますのでジューシーで柔らかく歯ごたえも良い。
自作ミンチって面白いと思います。
今日、美味しさが確認できましたし、それはヨメさんも長男も納得しましたので、今後は自作ミンチを頻繁に作ろうと思います。
となると?
これがやっぱりあったほうが良いですよね。
楽しみだ~~~~。
これがあればソーセージ作りも簡単。
マレーシアに来てからは美味しいソーセージが見つからずとっても残念。お店で食べるソーセージは結構美味しいのがありますが、スーパーではこれだ!というのを見つけられないでいます。
だったら自分で作っちゃうのが一番手っ取り早いかと。味も歯ごたえも好きなように出来るわけですから。
問題はソーセージの皮になる羊の腸、豚の腸ですが、マレーシアでどうやって手に入れるのかわからず。仕方がないので日本から取り寄せることにしました。ついでと言ってはなんですが、「コラーゲン」でできた皮(ケーシング)も一緒に注文済み。
きっと来週中にはマレーシアに来てから「自作ソーセージ第一号」が出来るはず。
楽しみ楽しみ。