「北朝鮮のミサイル問題」はどういうことになっているのか

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今年の春には「アメリカが北朝鮮を攻撃するのではないか」という憶測が流れ、私もそれにしっかり乗せられてしまいました。

アメリカは「やる」と言いつつ、やっぱりそれは「強い言葉を抑止に使う」だけのことで「攻撃は難しい」のがよく分かるようになってきた。中国は中国で、制裁をすると言いつつきっちり出来ていない。ロシアはロシアで彼らの思惑で動いていて、そして日本は「抗議する」だけで何の策もない。政府は「万全の対応をしている」と国民の一人としてその内容がわからないことを言うばかり。そして「ではどうするべきか」という話題は政治家、マスコミ、国民の中からも一切出てこない。森友・加計問題のほうが大事な日本。

その間にミサイルは発射され続け「性能が上がっている」のは間違いがなく、アメリカもICBMであると認めたし、アメリカ全土が北朝鮮のミサイルの脅威にさらされている。いや、まだでしょうという専門家もいるけれど「近いうちには・・」ということで大きな違いはない。

さて、今各国はどう考えているのか、北朝鮮のミサイルってどの程度のものなのか、今後一体何が起きるのか、そんなことを「今の時点のまとめ」として把握しておくのは大事だと思っています。

軍事、防衛、安全保障に関して私が一目置いている人がいます。それは「潮匡人氏」。彼の話は論理的で非常にわかりやすいので良いと思います。

紹介します。

また話は飛びますが、ICBMは発射後「宇宙空間」に飛び出し、そして着弾地では「大気圏に再突入」するわけですが、この時に「弾頭が守られているのかどうか」が非常に重要だと言われていますね。これは宇宙ロケットも同じで、大気圏再突入時に下手をすると「燃え尽きてしまう」なんてことが起こる。アメリカのスペースシャトル「コロンビア号」が2003年、地球に帰還する際の再突入に失敗し燃え尽きた事故はまだ記憶に新しい。

で、その技術を持たないとICBMは意味が無いとされているわけですが、「再突入させずに核爆発させる」ことに関しては専門家もそれに触れることは非常に少ないのが気になっています。

つまり、目標地で核爆発させるのではなくて、地上400キロメートルとかそういう高度で核爆発を起こさせるという攻撃方法です。そんな上空なら被害はないだろうなんて考えてしまいがちですが、実はこの方が怖いという話もあるんですね。

キーワードは「電磁パルス」で、それは「核爆発により放出されるガンマ線が空気分子と衝突することで発生する。電磁パルスが地磁気に引き寄せられて地上に向かう時に大電流となり、電子機器や送電線などに入り込んで破壊してしまう」とのこと。これは自然現象でも起きていて、太陽表面の巨大爆発で起きる磁気嵐(太陽嵐)が地球を直撃した場合にも発生するのは多くの方はご存知のはず。

10キロ・トン程度の核弾頭(広島に投下された原爆は15キロ・トン)が大気の希薄な高度上空で爆発しても爆風はほとんど起きず、熱風や放射能の影響も地表には届かないとされる。したがって、爆発の時点では死傷者も建造物の破壊も発生しないが、その間に電磁パルスによる大電流が送電線などに入り込み、ネットワークで結ばれた発電や変電施設は次々に焼け落ちた状態になる。スマートフォンやパソコンなどの電子機器部品にも大電流が入り込み、破壊されてしまう。

これが地表の半径数十キロ~数千キロで起こるそうで、これによってありとあらゆる電子機器が動かなくなる。

つまりですね、「都市機能が完全に止まる」ことを意味するんですね。飛行機はもちろん電車も自動車も動かない、銀行もあかない、ATMも動かない。水もガスも電気も止まるんでしょう。病院も機能しない。これは「停電」ではなくて「破壊」ですから、すぐに復旧するということはありえない。ですから「核爆弾より怖い」とも言えるはず。

このことはつい最近言われだしたことではなくて、戦時中にもそういう攻撃方法は考えられていたし、現在でもそれの危険性を言う専門家は存在するし、当然、北朝鮮もそれを選択肢として持っているだろうと。

これに関して書かれたニュースがありました。

高度上空の核爆発で起きる「電気がない世界」の恐怖

 
 
 

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