ロシアの「動機」は一体なんなのか

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ロシアのウクライナ侵攻は留まるところがないようですが、そもそもロシアは何を目的にウクライナに侵攻したのでしょうか。

プーチンにしてみれば「NATOがどんどん東に勢力を伸ばしている」のが気に入らないのはわかりますが、それにしてもウクライナに侵攻するという明らかな国際法違反で全世界がロシアを糾弾し、制裁を加え、ロシアの行動が今まで以上の「反ロシア勢力を大きくする」のは間違いがないわけで、もしウクライナがNATO加入を諦め、中立の立場を貫くと宣言したところで、ロシアが失ったもののほうが大きいんじゃないですかね。

またどうもロシア国内でも「容認できない」という人達が多いようで、愛国者プーチンも今回は大きな支持を得ていない様子。

子供の喧嘩じゃあるまいし、そこに「合理的な理由」があるはずですが、プーチンが何を考えているのかが全く見えてこない。プーチンの侵攻の理由は彼の演説からもわかるにしても、それによってロシアが失うものの大きさを考えたら「できない」と考えるのが妥当で、多くの専門家も「まさか」と思ったのはそこなんでしょう。

また今回のことは中国も台湾もしっかり見ているはずで、ロシアとウクライナは中国と台湾の関係に似ていて、それどころか台湾は世界的には独立国家として認められていないわけだから、「侵攻する」という事態になっても「中国が台湾へ行く」場合のハードルは今回よりも低いと見て良いはず。

そして中国は見た。世界はウクライナを見捨てたことを。そしてアメリカは口だけなのを世界は見た。

平和主義が武力行使をする相手にはなんの役にも立たないのも世界は見た。

そして「核があれば」というのを世界は考えたはずで、北朝鮮とて自分たちがとことん固執したのは正しかったと確信するはずだし、過去に核を捨てたがゆえに排除された多くの政権が間違いであったのも証明されたようなもの。

これで世界が核廃絶に動くわけもない。それどころか核装備を真剣に言い出す国も出てくるだろうし、私はその筆頭は韓国だろうと思う。SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)搭載可能の潜水艦の開発は推めているし。また台湾も西側諸国の助けを期待できないと考えれば、「核装備は容認して欲しい」と動くのがスジじゃないんですかね。

ロシアの真意がわからないのと同時に、バイデンも何を考えているのかって思います。いじめっ子に「いじめを止めないともう遊んであげないからね~」と言っているのと同じ様に私には見えるわけで、「悪いことは悪い」にしても、その行動の原因にもアメリカは大いに関わってきたわけで、そして今になっても「NATOの拡大は止めない」と言い切っている。

「お前の要求は一切認めない」と言いつつ「軍隊は絶対に出さない」とも言う。

これってリベラル派は当然だと思うだろうけれど、それで世界の揉め事って収まったことがあるんだろうか。話し合いは決裂して、制裁をものともせずに軍事力を行使する相手に、「こちら側は絶対に軍隊を出さない」と宣言することが果たして良いことなのか。

多分トランプだったら、今回のことが起きる前に収める方法を模索するだろうし、「やるならやってみ。モスクワに核ミサイルを打つぞ」みたいなことを言うと思う。そんな感じのトランプを異常だと思う人は多いと思うけれど、彼の良さはその意外性にもあるはずで、「まさかと思うけれどトランプならやりかねない」というのが抑止力にもなるのだろうと私は思うわけです。でも決して馬鹿ではなくて計算づくなのはトランプの凄さだと私は思っていて、「計算もせずに理想論をぶちまけるバイデン」が良いとは思えず。そもそも前からロシアに対しては敵対意識を丸出し。

少なくともバイデンのような理想論を吠え続けても何も解決しないと私は思う。プーチンのほうが一枚も二枚もうわ手に見えます。

 

 

さて、日本は?

私は日本という国がこの世界の他の国と同じ様に生きているようには思えないんですよ。常に蚊帳の外。そして常に世界とはズレる。

でもそれは「国民がそれを望んでいる」ということだと私は思っていて、なるようにしかならないと諦めています。

「戦争反対」「侵略はやめろ」と言っていれば自分の役目はそれで終わりだと思う日本人が多いと私は感じます。だから政治家だってそのレベルの人しか出てこない。出てこれない。日本って本当に幸せな国だと思います。世界に何が起きても「他人事」で済むんですから。

 

プーチンがウクライナを手中に収めたら何をするのか。ウクライナ版「憲法9条」を制定させるなんて話も出てきている。

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