トレードをするためにマレーシアに来て、それが始まったのは良いのですがこのブログのあり方に問題が起きそうです。
今までもそうでしたが、私にはマレーシア情報を書くほどの知識も経験もないのは今後も同じで、このブログが「マレーシアに住むトレーダーの日記」だとしても「マレーシアに関すること」がますます少なくなります。なんせトレーダーと言っても私達のは「デイトレ」「スキャル」であって、それも世界市場を相手にしていますから、基本的には24時間営業。マレーシア生活を満喫する時間的余裕は一切ありません。
でもそれは24時間トレードするということではなくて、取引対象がほぼ24時間あるというだけのことで、トレード対象はいくつかに絞られていますし、それぞれの動く時間帯もありますから、「24時間のうちの好きなときにトレードする」という意味でしかありません。
○ 午前中~夕方は香港市場(日本市場には手を出さない。というか対象がない)
○ 夕方~夜中はドイツ市場
○ 夜中~明け方はアメリカ市場
それぞれにメインの銘柄があってアジア市場ではHSI(ハンセンインデックス先物)、ヨーロッパ市場ではDAX(ドイツインデックス先物)、そしてアメリカ市場ではYM(NYダウ先物ミニ)、CL(クルードオイル)、GC(ゴールド)がメインとなります。実はS&P500のミニに関しては新たなチャートセッティングでいろいろ試していますが、初心者向きではない難しさを感じています(狙う値幅が小さくトレード回数だけは増える)。本来このS&P500ミニを息子のメインのターゲットと考えていましたが、それを変更しないとならないと考えています。「大きくなる」にはこのS&P500ミニしかない(取引高が巨大)ですが、とっかかりとしては難しいのがわかりました。ま、それは我々の手法に合うか合わないかが理由ですが。
またこれらの取引対象とは別に「通貨先物」があり、これはそれ単体で23時間動いていますので、通貨(FX)ならCMEの通貨先物となり、いわゆる一般的なFXとは違う市場となります。DOM(板情報)と「出来高」が知ることができる売買対象でないと我が家の手法は使えませんから。
とまぁこんな方向で動いているのですが、「寝ずにトレードすることは無い」にしても、これが生活の中心になりますし、好きなときに好きなところへ出かけて遊ぶことはかなり減って来るはず。私の趣味の買い物も調理実験も減ることになります。
つまり、ますますマレーシア絡みのことはこのブログで書けなくなるということ。
トレードのことを書くにしても、今まで何度も書いてきたように私の手法では「時間足(例えば1分足)」ではなくて「ティック足(例えば150ティック足とか)」「連行足」を主に使うわけですが、それが使えるNinjatraderというチャートソフトを使っているものの、取引対象によってかなり設定が違うんです。これは「刻み値」「波の値幅」「狙うティック数」がそれぞれ違うわけで「同じチャートは使えない」んですね。
またティック足や練行足を使えばそれで良いってわけでもなくて、またどうしてもMetatrader4で作り上げた手法も捨てることが出来ず、一つの取引対象でも「練行足」が主体だとしてもメタトレーダーで時間足を幾つか表示させるほうが良いのがわかってきました。
今現在ではそういう細かな調整をしながらトレードを始めていますが、じゃぁ、それをいちいちこのブログに書くのか?って話。
でも「勝つため」にはそこがポイントなわけで、普通にローソク足や単純移動平均線や諸々のインジケータを並べて勝てるなら誰も苦労なんかしないわけですから。
せめて日足でも見ながら大きなウネリを取る手法なら、「ドル円が今どういう状態か」なんてのを書くのも良いかもしれませんが、アメリカ時間の午後2時27分のクルードオイルの動きをどう読むか、なんて事を書いても意味がないですものねぇ。(笑)
いつもみたいな大雑把な話、心構えの話なら多くの方々と共有できるとは思いますが、Ninjatraderのティック足、練行足の設定をどうするか、XXXインジケータをどう使うかなんていう細かい話をブログに買いても全く意味が無いと思うんです。でも我々にとっていちばん重要なのはそこであって、普通のローソク足に普通のインジケータがあればそれで売買ポイントを見つけられるみたいな手法ではないわけですから。
でもその我々にとって一番大事なことを、ブログに書いても意味が無いでしょ?
つまり、今まで以上に「マレーシア情報」とは離れていくってことなんですね。
困りましたねぇ。
前々からこのブログは「なんでもあり」でしたが、それぞれの内容が私の進化に連れてどんどん「オタク化」していくわけで、ますます一般的ではなくなって来ます。低温調理にしても今更初心者と同じことは考えないしやらないわけで、細かなコダワリがあるにしてもそれを書いてどうするのか、そんな情報を欲しい人がいるのか?って話。
まだどこそこで買った食材をこう料理したら美味しかった、なんていう話のほうがまだ良いわけですが、それに関しても段々と話が細かくなるばかりで、「自分が生きた足跡」としての意味はあっても、読者の方々には「ちんぷんかんぷん」「どうでも良い話」ばかりになりそう。
マレーシアには「駐在」で来ている方が多くいらっしゃいますが、そういう方々でブログを書いているケースは非常に少ない様子。それも私は当然だと思うわけで、毎日の仕事の内容をブログに書いてもしょうがないし、毎日のルーチン、やることもほぼ決まっていて、土日はゆっくるするだけ、あるいはたまにゴルフに行くにしても「書くことがない」状態であるのはわかるし、私もそれと同じだと思うわけです。
このブログの存続、あるいはカテゴリー分けに関してまた再び考えないとならないなぁ、と思う今日このごろ。
ちなみに、トレードで主に使うセッティングはこんな感じ。トレンドフォロー型の単純な手法ですが、ではどのインジケータをどう使うかが大事で、出撃のときはこう、撤退のときはこう、ストップロスはどれをどう使うかなんて細かいことの説明を書いてもしょうがないですよね。
動くスピードが非常に早いので(特にDAX)、チャートそのものはパッと見て視覚に訴えてわかりやすいようにしています。似たようなインジが並んでいますが、それぞれ用途が違っていて(トレンドや「出撃・撤退ポイント」を見るだけじゃなくて【追撃場所】もわかるようにしてあります)、どれもないと困るものばかり。あるいは複数のインジケータが同じことを表しているってのも非常に大事で、サインが出る「足」の一本のズレも勝敗に関わってきますので、ルールは結構ややこしくなっています。でもこれらのインジケータが表すこと以外は「絶対にしない」のが基本。
これが基本でこれだけでも使えていますが、これに「出来高関連のインジケータ(ボリュームゾーンを見る)」のと「大きな動きのピボット」を重ねて大事なポイントをわかりやすくするようにするのが今やっている作業。そしてその進化は永遠につづくはず。
私が書く相場関連の情報を楽しみにしてくれている読者も少なからずいらっしゃるのですが、じゃぁ私は何をどこまで書くべきかがわからない。
でもブログって書きたいと思ったことを書けば良いはずで、それを読者がどう思うのかは関係ないってのが原点なんでしょうね。
今まで通り好き勝手に書いていこうとは思うものの、どこまで書けばよいのか悩んでいます。トレードに限らず、調理実験にしてもそうで、前の和牛の話にしてもあんな話に興味がある人がいるとも思えず、また外食にしてもいつも行く店は決まってきましたし、新たな発見があるわけでもなし。
トレードに関しては、もしかしたら「息子の進捗」を書くのが良いのかもしれないと思ったり。ズブの素人がどう育っていくのか書くのは意味があるかもしれない。