「豚の角煮」はやっぱり和風が良いなぁ~~~

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久しぶりに豚の角煮を食べたくなりました。

私が豚の角煮にはかなり入れ込んでいて、ゴールドコースト時代には半端じゃなく悩んだのは読者はご存知のはず。

ところがマレーシアに来てマレーシアの豚を使ったら簡単にできるのね。豚肉ってこんなに違うもんなんですかね。

オーストラリアの豚肉は1980年代の世界的な健康ブームで「健康的でない肉」と烙印をおされ、その時に業界が頑張って「健康的な豚」を作ったんです。そしてなんと「脂の含有率は鶏と一緒」というわけのわからないものが出来た。でもこれで豚肉業界は助かったわけで、その豚肉がずーっとオーストラリアでは作られていた。ところが脂の少ない豚ってなんじゃそれってなもんでやっぱりしっとりと柔らかくならないのね。

豚肉は豚肉で同じだろう~よ~~と思っていたのですが、柔なくてとろけるような角煮を作るのは難しかった。

マレーシアでは全く悩むことなく、普通に煮込めば柔らかい角煮が出来るのね。嬉しいです。

ただ思い出してみると私が作る角煮ってやっぱり中華風で、昔食べた半端じゃなく美味しい「東坡肉(トンポーロー)」が忘れられなくてどうしてもあれを家で作ってみたいのね。でも今回は和風で作ってみようと思いました。

豚肉は当然バラ肉ですが、刻んであるものを使いました。それを選んだ理由らしい理由はなくて、美味しそうだったから。(笑)

一度茹でてから流水で洗って綺麗にし、それから本煮込み。

和風ですからニンニクや中華調味料は使わず、日本酒、ショウガ、ネギの切れっ端だけをいれて、沸騰直前の温度(90度ぐらい)をキープして約2時間。

野菜くずを取り出し、醤油と砂糖を使う量の半分だけ入れて煮込みます。この時に「羅臼昆布」と「水でちゃんと戻したシイタケ」とその戻し水を入れます。白く見えるのは豆腐じゃなくて豚肉。

やっぱり沸騰直前の温度で1時間。ここで残りの醤油と砂糖、味醂を加えて再び1時間。ああ、ゆで卵も入れました。

たったこれだけで、箸でつまむと崩れそうに柔らかい角煮が出来るのね。ほんとうに簡単。多分マレーシアの豚肉なら圧力鍋でも変に固くならないと思います。でも圧力鍋は使わない。

お汁がなんとも言えず美味しかったです。やっぱり決めては羅臼昆布。この味は「昆布出汁の素」では絶対に出ないのね。和食ってやっぱりいいなぁと思いました。

味付けはあっさり系なので、汁を煮詰めることなくそのままで試食。和辛子は必需品。

う~~む、やっぱり和食が良いわ。というか東坡肉(トンポーロー)とは似ていて異なる料理だと思いました。美味しい~~。

今日の朝、どうやって食べようか考えながらキッチンに行ったらな~~んも残ってないんでやんの。orz

ただ今思うに、これだけ煮込むと脂肪分もかなり落ちるので、元の豚肉は「たっぷり脂肪が着いたもの」を選ぶのが良いと思いました。私は角煮の美味しさってフルフルの脂肪にあると思っていて、脂肪分が少ないと出来上がった時点で「脂肪分がない肉だけ」みたいな感じになっちゃうのね。

でもマレーシアは豚肉は豊富でも、角煮に合うような「分厚いバラ肉」って売っているのを見たことがありません。スーパーにはないのでTTDIに行けばあるのかもしれませんが、やっぱりマレーシアも健康ブームなのかなと思ったり。売っている豚肉って「子豚ではない」けれど「大きな豚でもない」のはわかります。そのほうがやっぱり柔らかくて美味しいってことなのかもしれないけれど、角煮にはしっかりしたバラ肉を使ったほうが良いと思っています。

厚さ7-8センチはあるしっかりしたバラ肉が欲しい・・・。

 
 
 

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