日経平均が強いですね~。どうする?

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日経平均が強い動きをしていますね。先週末までの動きですが・・。

私は大きな流れを見る時には「平均足」を掛けますが、こんな感じ。

私は「真実は値動きのみ」と考えていますからファンダメンタルズは一切無視するタイプですが、全体的な動きを見る場合はその背景にあるのはなにかというのは当然考えます。ファンダメンタルズで売買の決定はしないというだけのこと。

で、この強さの背景にあるのはなんなのか?これが全くわからず。

私は今後、世界は激動の時代に入ると思っていてその震源地は「中国」です。かなりぐらついてきた感じを受けていたところにトランプ氏が動き出したわけで、こりゃ大変なことになるだろうと思っています(問題の根本は貿易ではなくて安保、世界秩序の維持ですから簡単にトランプは引き下がらないはず)。またEUもガタガタしていますし、超優等生のドイツもトップの銀行が破綻する可能性さえもいわれている。ドイツ銀行が持っているデリバティブの多さってあのリーマンショックで大騒ぎになった額どころじゃなくて、ドイツ銀行だけであの数倍の大きさのデリバティブがあり、雲行きがおかしいと言う話。頼みの綱は中国のようで、今まで以上にドイツは中国に接近しているようでうが、どうなりますか。

でも日経平均の動きを見ていると、そんな心配もなく「どこ吹く風」みたいな動き。

私は日本の何にも投資していませんし(日本企業のドル建て債券は持っている)日本に関しては大雑把な見方しかしていませんが、個別の企業を見ると問題がない企業が多いのかと思ったり。逆に米中貿易戦争では日本に有利な点もあるなんていう評論家もいて、そのへんのことはさっぱりわからず。株式投資をしている人たちってこの辺のことをしっかり読んでいるのだろうと思ったり。

日本そのものもどこへ行っちゃうんだろうなんて心配していますが、それは国民目線から思うことであって、今の政治は大企業優遇で進んでいますから、国民が疲弊しても大企業は育っていき株式市場は盛況なんて方向にあるのかもしれない。

今以上に貧困化が進み、格差社会どころか階級社会になると言われる日本ですが、大企業はますます太り貧乏な国民はどんどん増える。そんな感じがしないでもありません。

でも大企業が日本の経済を支えているのも間違いがないと思っていて、無理やり彼らに金を吐き出させろなんていう共産党的な考え方は現実には起こりえないんでしょう。

国民も地方も疲弊が進むのに、また世界が混沌としてきたのにその中で利益を積み、将来的にも有望な企業が日本にあるんですかね。ま、そのへんは私にはわからず。

ただチャートから見えるのは「ここのところの強い動き」であって、トレンドが上昇トレンドに入ったわけでもなく、大きな目で見ればヨコヨコ。でも私としては下方向を見ていた(チャートは下げトレンド)のでここのところの動きは意外に感じます。

この動きを「為替」から見るとまたちょっと違って見えてきますね。

USD/JPYの日足。

一気に米ドルは上のレジスタンスラインを抜けて飛び出た。円は下落ということですが、この動きに株式市場は反応したと考えるのが妥当なんでしょうか。

為替の動きと日経平均の動きは密接な関係があるわけですが、「円安の動きと比べると【日経の上昇は小さい】」とも見えますね。

さて米中貿易戦争のゆくえ、EUの動き、中東でもいろいろ起きている今、どれが震源地になろうとそれが世界に広がると「必ず買われるのは【円】」だと思っています(となれば日経225は下がる)。世界が「リスクオフ」と考え投資を縮小する方向に動くと、「金利の安い円を借りて外貨で投資」しているのが「返済」へと動く。つまり円が買われるというのが今までの理屈ですが、今、円は売られている(ドルが買われている)。

では米ドルが強いかと言うと、他の通貨に対して米ドルが大きく値上がりしているわけでもなく、この動きは「円が売られた」動きと言って良いんじゃないですかね。

なぜ円が売られるのか・・。

この辺は調べれば見えてくるかもしれませんが、今の私には全くわからず。

ただ世界に何か起きてくれば「リスクオフの円高」は必ず起きるはずで、でも世界に何かが起きるかどうかはわからないし、今の日経は上昇トレンドに乗っているわけでもなく、今の動きを見ると「強い上昇」には見えますが、安心し、将来に希望を持つ動きでは決して無いと読めるんじゃないですかね。

つまり、私の考えとしては「高いところは【逃げる場所】」に見えるってこと。

でも新規で売りを仕掛けるのは早とちりじゃないですかね。

改めて日経平均のチャートを見てみると、波動の振幅幅が大きくなっただけで方向性がはっきり見えているわけでもない。でもトレンドとしてはまだ下げトレンド。

わたし的なチャートの読み方ですと、目の前の波動は上向きですが、トレンドとしては下向きなので、トレンド重視の考え方ではこの上昇波動は「無視」となります。それどころかこの波動が陰転するところは「売り場所」と見ます。でも陰転せずにそのまま上がったとしたら「見ているだけ」となる。そして(もし)上昇トレンドが見える動きにまで育てば、そこからは「上昇波動だけを取る」ように変えていく。

トレンド重視の考え方はこういうことになりますが逆張りをする人は「安い時に買い、高い時に売る」という基本ですし、多くの人は「株って安く買って高く売らないと利益が出ない」と信じていますから、トレンドの動きに逆らうことを平気でするのね。だから世の中が大きく動いた時にはとんでもない大損をする。下手をすればナンピンなんてこともしてポジションを大きくするから立ち直れなくなるほど痛めつけられる。チョロチョロ稼いでドカンとやられるってのはこういうこと。

さて、一体、日経平均は今後どう動くのでしょうか。

少なくとも大きなトレンドは下向きですがはっきりしたトレンドでもなく、現在はヨコヨコの動きなのは間違いがなく、でも意外な上昇波が来た。

要はわからないってこと。(笑)

わからない時には何もしないのが一番で(ポジションを持たないという意味)、無理やり答えを探して投資するってのはギャンブラーの発想だと思います。競馬の重賞レースだから何もしないわけにはいかないとか、ポーカーやブラックジャックのテーブル席について「見ているだけってできないでしょ」というのと同じ。

「株の長期投資は【買ったら持ち続けること】」と信じたらカモになるだけじゃないですかね。でもそれを勧める業界人はごっそりいる。でもそれに耳を傾けてしまうんですね。この数年で日本株で利益を出した人は大勢いるから。

株式って経済の根本ですが、この世界で誰もが望むことは「安定株主を増やす」ってことなんですね。買ったら売らずに持ってくれる株主。これは神みたいなもので、もしすべての株主が常時「売った」「買った」「今は持たない」なんてことをしたら株式市場って安定しなじゃないですか。でも「将来を信じて買ってください」なんて言葉を信じてはならないはず。これはとんでもない額の投資資金を動かす機関投資家だって同じで、「買ったら持ち続ける」なんてことはしないわけですよ。もし基本方針が「この株は保持」だとしても増減させたり、そしてですね「必ずヘッジをする」んですね。先物やオプションも使う。

我々一般人も大手の機関投資家みたいに「保持だ~」なんてことをするのなら、ヘッジ方法も真似しないと駄目なんじゃないですかね。

そして我々には機関投資家には出来ないことが出来るのね。

それは短期売買であり(とんでもない額を短期で動かしたらそれだけで値が動いてしまうから大手には出来ない)、そして大事なことは「何もしない」ってこと。

動きがわからないと思ったら半年でも1年でも「見ているだけ」でも良いわけですよ。

ところが機関投資家が「動きが不透明だから1年間は何もしません」なんてことはできないのね。

雑魚には雑魚の有利な点もあるのを忘れちゃならないと思うわけです。

もしかしたら投資で一番難しいのは「何もしないで待つ」ことかもしれません。それが出来ない我が家の長男は今、結構苦労しています。出るべきではないかもしれない難しいところで出て、負けると意気消沈して次の動きにも手が出なくなるのね。

もし私が武人で天下分け目の「関ヶ原の合戦」に参加したとしたらどうするか。参加しないという手もありますがそれでは武人としての未来がない。でも戦闘に立って突撃して名を成そうとも思わないし、どちら側に付くべきかもわからない。

私だったら離れているところから様子を見て、どちらかが優勢になったらそちら側に付いて、後ろの方からちょっと前に出て「一発殴って逃げる」方法を取ります。(笑)

投資の世界ではこういうことも全く問題なく出来るってのを忘れてはならないと思うんですよ。途中で離脱、寝返りもOK。神様に「勝たせてください」なんて拝む必要もない。(笑)

名もない雑兵にはそれなりの生き方があるわけで、雑兵の癖に大将や側近が集まる会議をのぞき見て「ふむふむ、そうか」なんてわかったような気になるのってなんかおかしくないか?

 
 
 

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