脂が強い肉が食べられなくなって、どこかに私に合う肉が無いかここのところ探しているのはいつもブログに書いている通り。
前にJaya Grocerで買ったかなり安い「Australian Grain Finished Chuck Tender」1キロRM56.90で作ったミートボールが美味しかったことは書きました。こんな肉。
この赤身の感じ、肉も(スジを取れば)かなり柔らかくてローストビーフにも良いだろうと思っていました。でもブロックを売っていない。
ところがメッドバレーのJaya Grocerで1キロ以上はあるブロックがあったので買ってみました。そしてそれをローストビーフで食べる。価格は前と同じでキロ単価RM57ぐらいですから、かなり安い肉。
これに「塩コショウ、ガーリックパウダー」を振って、56度で3時間の低温調理にしてみました。56度って「赤い肉は【生だ~~】と騒ぐヨメさんにはちょっと低い温度」なのですが、私としては56度じゃなくて55度にしたいくらい。牛肉のこの温度帯の一度の差ってかなり微妙で出来上がりに大きな違いができるんですね。また赤身の場合はレアに近く出来上がるこの温度で大丈夫ですが、脂が多くサシが入っているような肉だとこの温度だと脂がイマイチで、58度ぐらいが良いと思う。
低温調理前の写真は無いのですが、56度で3時間調理したらこんな感じ。
毎度のことですが、低温調理後の肉は本当にまずそう。ただの茹で肉にしか見えません。
これをバーナーでしつこく焼きます。これでも焼きが足りないぐらい。
少々休ませてから切ってみましたが、ちょうどよい感じでした。ミディアムレアのレア寄りって感じでしょうか。
美味しかった~~~~~~~~~。
面白いもんで、これの10倍以上の価格はする「和牛」もしくは「(オーストラリア産)Wagyu」より美味しいと思うんですから。(笑)
「安い肉はソースで食べる」ことを長いゴールドコースト生活で覚えましたが、この肉は肉そのものも決してまずいわけじゃなくて、良いと思いました。
この肉は赤身ですが「Australian Grain Finished Chuck Tender」です。つまりオーストラリア産の穀物を食べさせた牛のChuck、「肩肉」です。他に赤身というとRumpとかTopsideとか、腰肉、モモ肉がありますが、それに比べて美味しいし、肉も柔らかいんじゃないかなぁ。でもスーパーで売っているモモ肉はGrain Fed(穀物を食べさせた牛)ではないはずで、その違いもあるんでしょう。
あるいはJaya Grocerの肉が良いのかもしれない。最近、私はJaya Grocerの肉が安くて美味しいと思っていまして、今回のこの肉もまさに大当たりでした。
これ良いわ~~~。
また冷えてもそれをできる限り薄切りにしてサンドイッチに使ってもいいし、この赤身って使いみちがあると思います。でもステーキにするとどうかな。ちょっと焼きすぎただけで固くなりそうだし、脂肪分も少なくて美味しくないかも。
次の日、冷蔵庫で冷えた肉でサンドイッチにしてみました。でも最初からこうやって食べるつもりなら、もう少し火を通したほうが良さそう。でも57度でOKだと思う。
まさにローストビーフ用の肉だと思いました。そしてミンチにするのにも最適。
また買ってこよう~~~~~。
売り場にブロックがなければ、スタッフに頼めば冷蔵庫から出してくれるかもしれないし、注文をしておけば問題なく手に入るはず。
それとですねぇ、最近、牛肉の価格が上がっているせいもあるんでしょう。あちこちで今までは見たことがなかった安い「Nuckle」という部位を売っているのね。これも赤身。
Nuckleってそのまま読めば関節周りの肉に思えるんですが、食べたことがありません。でもこれもミンチにするとかローストビーフなら良いかもしれず、買ってみようかと。
調べてみたら、この部位。モモ肉ですね。なんだ~~、これもローストビーフに良さそう。
これはアメリカの呼び方。(オーストラリアではまた違う呼び名)(部位の呼び方、また解体、分別の方法も国によってみな違うから面白い)
日本では「うちもも」ですって。
Jaya Grocerではこんな感じで売っている。キロ単価はRM65だからこれもかなり安い。でもステーキ、焼き肉向きではないですね。ローストビーフとかシチューで牛肉をガッツリ食べたい時には良いはず。そしてミンチ。
でも部位的にはChuckの方が美味しいんじゃないかなぁ。でもま、このモモ肉も塊を探して食べてみよう。