久しぶりにカメラの話題。
技術の発展って凄いなぁとカメラ業界を見ていても思います。もうこの機能、性能があれば十分だろうなんて思っても次から次へと凄いのが出る。
今回、やった~~~~!!と思ったのはやっぱりソニー。ソニーは凄いですわ。
ま、カメラと言っても用途によっていろいろですが、近年、大きく伸びているのが「アクションカメラ」の分野ですね。アクションカメラと言ってもアクション以外に使えないのかってことじゃなくて、普通のカメラはアクション向きじゃないわけですよ。スキーを滑りながらとか泳ぎながら、サーフィンをしながら写真や動画は撮れない。でもそういうシチュエーションでも問題ないよってのがアクションカメラと言われるカメラで、当然、普通に使えるわけです。何よりも大きな特徴は「小型」ってことじゃないですかね。
アクションカメラといえば超有名なのが「GoPro」シリーズですね。なんだかんだ言ってやっぱりGoProって常に時代の最先端を走っていると【私は】思います。これを超えるカメラがでるかな?と思っても細かいところに問題があったり。やっぱり総合的な性能、機能でGoProを超えるものは出てこない、と思っています。私はソニーファンなんですが、なんでソニーがGoProを超えられないのか不思議に思っていたんですよ。超えそうなものも何機種か発売されてもやっぱり問題があったり残念なものばかり。だからどうしてもGoProに戻ってしまうんですね。私は今までGoPro Hero2, Hero7 Black、Fusion(360度カメラ)と使ってきましたが、やっぱりGoProは良いと思います。(360度カメラに関しては他社の良いものがある)
GoPro Hero7 Black
ソニーファンとしてはGoProユーザーを驚かすような物が出てくるのを期待していたわけですが・・・・。
出ましたよ~~、とうとう。
「Sony DSC-RX0M2」(ソニーRXゼロ マーク2)
水深10メートルの防水。ショック耐性も高い。
これの最大のセールスポイントは「液晶」だと思います。これがバリアングルで「自撮りに使える」ってこと。こういう小型のアクションカメラにこの手の液晶が着いているものは私の知っている限りなくて、今までのアクションカメラは自撮りはもちろん、手を伸ばして高い位置から撮るとか、あるいは地面すれすれの位置で写真や動画を撮ることは非常に難しいんですね。背面に液晶が着いていてもそれを見ることが出来ませんから。でもスマホと繋げて「スマホで確認できる」機種は今の主流でもあって「スマホからコントールも可能」ですが、スマホを一緒に使わなければならないとしたら、何のための小型カメラ、アクションカメラなのかってことになるんですね。
でもこのカメラなら自撮りはもちろん、ハイアングル、ローアングルでも全く問題がない。「画期的」と言って良いと思います。
今は世界中で自撮りが流行り、そしてVlog、つまりこのような文字のブログ(Blog)ではなくて、動画でユーチューブに出す(Vlog)のが世界的に大流行。でも今までは単体で自撮り可能なアクションカメラってなかったんです。
「スマホでも撮れるじゃん?」と思う方も多いと思いますが、画質に拘ると天と地の差があります。また使えるシチュエーションの広さがまるで違う。インスタグラムに写真や動画を載せるのが趣味の方は一考する価値があると思います。でももしVlogを真剣に考えるとしたらやっぱりこれも役不足で、その場合は、これもまた最近売り出されたユーチューバーの為と言っても良いような「Sony α6400」が最強だと思います。
主な仕様はこのPDFファイルで。(「DSC-RX0M2」の仕様)
そしてこのカメラの大きな利点は、センサーは1インチの大型(と言っても良い)(GoProの約4倍)センサーを積んでいるということ。これって私がコンデジとしてはかなり良いと思ってこのブログでもオススメしている「RX-100シリーズ」と同じセンサーなんです。コンパクトデジカメやアクションカメラでこの1インチセンサーを積む機種は非常に珍しいんですね。センサーが大型であるから単純に「写りが良い」と考えてしまっても良いと思います。そしてなんとアクションカメラなのに「ボケ味」まで出るし、暗所撮影にも有利。
コンパクトデジカメとしては最強だと思う「RX-100」シリーズ。写りはもちろん性能、そして「小ささ(これが重要)」でもこれを超えるコンパクトデジカメって無いと思う。(RX1シリーズは別格)
コンパクトデジカメを買おうと思っている人、スマホの写真や動画にいまいち納得できない人は、是非このRX100シリーズを調べてみたら良いと思います。私はこのシリーズのマーク2,マーク5を使ってきましたが、「こんなに小型軽量でこの写り?」とびっくりするほどです。(最新型はマーク6)(マーク6はレンズがこれまでと違うので注意)
「DSC-RX0M2」は防水で、水深10メートルまではOKというのも良いと思います。また「撮影最短距離は20センチ」というのも良い。ただF値はF4.0の固定というのがちと残念ですが、アクションカメラの場合はレンズが明るすぎても問題があるのね。そしてレンズは24ミリってのが、「画角が狭すぎる」と思う人もいるはず。
そして今の潮流である「4K30P」での撮影、「log撮影」、そして「手ブレ軽減機能(デジタル式)」を搭載している。ただし「4K30p」ってのはアクションカメラとしては問題があるとも言えて、できれば4K60pが欲しいところ。
まだこれは発売前で多くのレビューが出てきていませんが、とりあえず「商品紹介」やスペック的には「驚きの新製品」であることは間違いがないと思います。
バリバリのアクション派には向かないと思いますが(やっぱりGoProが上)、一般的なカメラに比べればありとあらゆるシチュエーションに対応できると思います。
多くのレビューが出てくればわかると思いますが、私が気になるのは「熱対策」です。これってソニーの全てのカメラに共通すると言ってもいいぐらいの問題点で、写している内に温度が上がりすぎて「停止する」「写りが悪くなる」のがあるんです。高性能を追求すると熱対策が難しくなるのはわかりますが、「停止する」「写りが悪くなる」のはカメラとして使えないわけですから大きな問題点だと思います。では性能が悪くてもよいのか?と問われれば、熱問題もうまく付き合うしか無いと思うのですが・・。
とりあえずの商品紹介の動画ぐらいしかまだ世に出ていませんが、これだけでも「写りが良い」のがわかります。オートフォーカスの「顔認識」だけではなくて「瞳認識」があるのも高得点。センサーが大きくボケも出る場合、焦点が目に合っているのか鼻に合っているのかの違いって結構目立つんですね。本来なら、自撮りだろうがなんだろうが、人間を写した時に「目に焦点が合っていない」のはボツにするしかないんですね。
また写真ではRAW撮影も可能。
このソニーのカメラは第2世代なのですが、正直なところ第1世代は良いカメラかもしれないけれど「買おうとは思わない」カメラでした。でもこのマーク2は、きっと馬鹿売れするであろうと思います。それだけ画期的だということ。アクションカメラも良いけれど「これじゃ・・・」と写りに物足りなさを感じていた人たちもこれなら使ってみたいと思うんじゃなかろうか。(でもGoProの代替にはならないとは思う)
この紹介動画でGoProより映りが良いのがわかるはず。暗所の場合どんな具合かも要チェックポイント。
発売は4月の中旬ということで、価格もいくらぐらいになるのかわかりません。ソニーマレーシアの定価はRM2599ですと。たっけ~~~~~~~~~~~~~~~。
これが市場に供給され5月に入れば世界中でレビューも出てきて「欠点」もいろいろわかってくると思います。
買うか買わないかはそれを見てから決めれば良いかと思うけれど・・・・、ちょっと高すぎじゃね?