「Jason’s@バンサショッピングセンター」の安い牛肉(リブアイ)が美味しかった。この手の肉を褒めることはあまりないヨメさんも「美味しい!」ですと。

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最近、「Jason’s@BSC」で売っている牛肉が気に入ってます。BSCもJason’sも高いイメージがありますが、牛肉に関してはリーズナブルでB.I.G.に比べてもかなり良いと感じます。

Jason’sで扱っている牛肉はいろいろで、(日本の)和牛、オーストラリアのWagyu、アンガスビーフ、無印オーストラリア牛とかがあって、部位もいろいろ。ショーケースの中にお目当てのものがない場合は、スタッフに言えば冷蔵庫の中から「ブロック肉」をいろいろ出してくれます。

今回はローストビーフ用の牛肉を探していまして、リブアイ、ストリップロイン(サーロイン)、モモ肉、でも何でも良いと思っていました。今まで買った覚えがない「ナックル(安い)(注1)」が最近あちこちで売られているようで、それもあれば食べてみようと思っていました。基本的にはローストビーフの時は「肉をガッツリ食べたい時」ですので、赤身ではちょっと考えてしまいますが、霜降りの肉もオエッとなりますので、適度なマーブル状態の肉を探します。

前回はオーストラリアのブラックアンガス牛のリブアイで、値段も安いのがありました。価格もこなれていてキロ単価RM79.9で重量は2.35キロ。価格はRM187.77。アンガス牛でこの安さって他の店では見たことがありません。

今回も同じのがあればと思ったのですが、それはなくて、見たことがないブランドのオーストラリア牛がありました。価格はブラックアンガスより2割以上高いのですが、それでもキロ単価は110リンギですからかなり安いと思います。B.I.G.だとブラックアンガス牛で150リンギ以上のはず。ちょっと良さげな肉だと簡単に200リンギを超えますし。和牛、Wagyuならも~~~~~っと高くなる。

オーストラリアのDiamantinaというブランド牛。この会社はWagyuやアンガスビーフも扱っているようですが、この無印に見える肉は一応、プレミアムの部類とのこと。だとしたらこのキロ単価110リンギは安いと思います。

サシの入り方は少ない。でもガッツリ食べたい時にはこんな感じが良いと思っています。

これをマレーシアへ来てから付いた癖で、流水で洗ってヌルヌルを取ります。(笑)

そして塩コショウ、ガーリックを塗って真空パック。

低温調理で57度で3時間です。

そして周りをしっかり焦げ目がつくまで焼きます。

10分ほど寝かしてから切ってみましたが、いい感じ。

ただ、どうも肉質がリブアイには見えないんですよ。繊維の流れがこんなにはっきりしているリブアイってみたことがない。オーストラリアのプレミアムビーフにしてはキロ単価が安いのも、もしかしたらリブアイじゃないからかもですね。一般的に、売れ筋のリブアイ、サーロインではなくて、私の好きなオイスターブレード(日本で言うミスジ)などは値段が3分の1なんてのが普通ですし。この肉は「オーガニック」とのことで、それでこの価格ってことはやっぱり部位が違うんでしょう。

でも残念ながら、私にはこれがどこの部位かわかりません。ただリブアイってのは間違いじゃないですかね。でも店としてはそう言って売らないと客が買わないケースもあるんだろうと思ったり。

これがですねぇ、ジューシーなんてもんじゃなくて、そして柔らかいんですわ。でも見ての通り、繊維の流れはあってそれは食べてもわかる。でもいわゆる繊維質の硬い牛肉とはまるで違う。これはどの部位なのかなぁ。そもそもリブアイにしてはブロックが小さすぎます。

でもこれ、切り方が駄目ですよね。繊維の流れに直角に切ったほうが良いはずだし、見栄えも違う。でも肉の形が・・・・。

もしかしたらリブアイはリブアイでも「リブアイキャップ」かもしれないですね。日本では「かぶり」と言われる部分、リブロースの外側を覆っている部分。値段も安い。普通、リブアイと言えば「芯」の部分をいう。今回の肉は大きさ、形状からこの「リブアイキャップ」である可能性は高いと思います。だから店も「リブアイ」という言い方をするんだろうと思ったり。

肉の味も濃く感じるし、これは良いと思いました。ローストビーフなら全く問題なしだと思います。お客に出すには気は引けるけれど、家で食べるには十分だし、安いと思う。

今回のような肉を「美味しいね~~」とはあまり言わないヨメさんが「美味しい!」と言っていました。脂の乗りもちょうど良いと。冷えても美味しいと。

今回の肉はオーストラリア牛の「Diamantina」というブランドですが、このブランド肉をちょっと追いかけてみようと思います。高くないし。(笑)

Jason’sの肉はこれからも楽しみです。違う部位も試してみたい。

(注1) 上に書いた「ナックル(しんたま)」ですが、最近、あちこちで売られるようになって来た。この肉は安いし、マレーシアでも牛肉が高くなっているのと、今までだと「リブアイかサーロイン」しか売れなかったのが他の部位でも需要が出てきたのかもですね。「しんたま」は日本式の焼肉屋では常備しているところもありますし、決して変な部位ってわけじゃない。

「ナックル(しんたま)」は一般的には「赤身で、きめが細かく、やわらか。たんぱく質を多く含み、他の部位に比べると脂肪が少ない部位」ですと。

比較的安いし、ガッツリ食べるには良いんじゃないですかね。肉質もローストビーフ向きだと思う。でもステーキだとちょっと・・・・・かな?「赤身好き」なら全く問題がないし、モモ肉よりよいかもね。でも火を通し過ぎたらアウトの肉だと思う。

 
 
 

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