日韓関係を歴史に学ぶ 「大院君」と「閔妃」の時代と今と重なって見えてくる

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まぁ日韓関係は酷いことになっていますが、どうしてこうなっちゃうのか?

私が思うに、この問題を我々が持つ価値観で解決することは不可能だってこと。

理由は簡単で、日韓の歴史を見ればこんなことは今更始まったことじゃないってのがわかるから。

日本人って近代史を学ばない、学ばせないからしょうがないと思うのだけれど、一体、歴史的に日本と朝鮮半島とどういう関係にあったのか振り返ればいろいろ見えてくると思うんですよ。

そもそも日清戦争も、日露戦争も「朝鮮半島」がキーワードで、東アジアの安全保障を考えた場合、朝鮮半島は日本に取って非常に重要で、どうしても朝鮮半島には近代国家として(軍事的にも)自立してもらわないと日本としては困る。

ところが彼らは全く世界情勢を見ていなかったとしか言いようがないのは、当時の彼らの歴史を見るとよく分かる。あまりにも内向きで、権力闘争に明け暮れ、そして彼らの「事大主義」によってどの国と手を結ぶべきか決めることが出来なかったんじゃないですかね。宗主国に付いたかと思えば日本であったり、そうかと思うとロシアともうまくやろうとしたり。

これって、今も全く同じじゃないですか。

当時の「大院君」と「閔妃」が一体何をしたのか。この辺を学ぶと、当時と今が重なって見えてくるから面白いと思います。

結果的には「閔妃を暗殺する」ということになって収まったものの、大韓帝国として発展することはなく、日韓併合へ進んでいく。

私がその歴史や今の出来事に感じることは「彼らは自己中」だということ。

ま、どの国も「自国ファースト」なのは当たり前だけれど、「周りを見ない自己中」だと結果的にどこともうまく付き合うことはできないはず。

でも彼らには「絶対に自分たちが正しい」という信念があるのね。そして「間違えているのは常に外国」であって、彼らには「内省」という観念がないんじゃないかと思うくらい。

他国との約束を簡単に破るのも「大院君」と「閔妃」の時代から同じで、「情勢が変わったのだから当たり前だ」ということなんでしょう。

彼らは「日本がアメリカと結んだ【不平等条約】からいかに主権を取り戻していくか」というような道筋を辿らないのね。これがまさに日韓基本条約にしても最終的かつ不可逆的とあえてはっきりさせた慰安婦合意も簡単に蹴散らすことに見て取れる。財団の解散も日本には全く相談も何もなくやってのけた。

それでいて、応募工(徴用工)問題に関しては「財団」を作って日韓で協力して保証しようなんて言われても、じゃぁ、慰安婦合意はどうなったのさってことになるのは当たり前じゃないですか。

常にゴールポストは自国の都合で動かし、約束はすぐに反故にする。それプラス、レーダー照射事件や天皇侮辱発言、日章旗問題など立て続けに起きて、国内では反日、排日の気運は過去最高と言ってもいいくらいに国民感情を誘導する政権に、まともに付き合えという方に無理があるんじゃないですかね。

過去に韓国のことを憂い新しい指導者が必要だと「金玉均」を育て、韓国でも日本の明治維新と同等のものを起こそうと夢見た福沢諭吉も、金玉均が処刑されて本当にがっかりしたんでしょう。

そして「脱亜論」を書いた(とされる)。

「不幸なるは近隣に國あり」として、支那(清)と朝鮮(李氏朝鮮)を挙げ、両者が近代化を拒否して儒教など旧態依然とした体制にのみ汲々とする点を指摘し「今の文明東漸の風潮に際し、迚も其獨立を維持するの道ある可らず」と論じる。そして、甲申政変を念頭に置きつつ両國に志士が出て明治維新のように政治體制を變革できればよいが、そうでなければ両国は「今より數年を出でずして亡國と為り」、西洋列強諸国に分割されてしまうだろう、と推測する。

だから「韓国、中国とは付き合うな」ということ。これは1885年(明治18年)に書かれた。

今の韓国も同じに見えるのは私だけじゃないはず。

そして日本にとって困るのは、今の文政権は「チュチェ思想」を持った左翼の集まりであるという点。かつて左翼運動で投獄されたような人たちが政権の中枢にいて、北朝鮮の方を向いている。当然、反日政策が根底にあるわけで、「日本狩り」は私の記憶にはないほど過激。

だからこそ「日本に言うべきことは言う」「過去の過ちは正さないとならない」と強気になるわけで、ま、そのへんはそういうイデオロギーなんだからしょうがないにしても、自国の過去の政権の正当性まで言及し、「当時の政権に正当性がないから、その政権が約束したことは無効である」なんて国際社会を無視したことまでいう。

この感覚が、アジアでは早くから「脱亜」した日本には理解できないんですね。なんだかんだ言っても日本は「契約社会」の一員で、契約は守るべきものというのが根底にある。

それともっと大きな問題があると私が思うのは、「日本国内に反日がいる」という点。これも私から見ると反日に見えるだけで、彼らは「これがあるべき日本の姿」だと信じているんでしょう。それはまさに戦後、戦勝国が作った歴史通りの考え方で、「悪いのは日本」という考え方が根底にある。

ノーベル賞を取った大江健三郎や東大の大御所の教授たちが団結し、「日韓併合は違法である」という考え方を持ち、「従って日韓基本条約も無効である」という論理を言い出した。

これに喜んだのが韓国で、その論理が韓国でも広まっている。

慰安婦問題然り、南京大虐殺、そして靖国参拝問題も、かつては問題として存在しなかったものを「朝日新聞」が「嘘を含めて」「誤解を招くような方法で」書きたて、日本の左翼がそれに乗り、大騒ぎしてそれが韓国や中国に伝わったという歴史がある。つまりこれらの問題は「日本発」であって、韓国や中国が言い出した問題じゃないってところに大きな問題があると思うんですよ。

今の日韓問題でも、朝日新聞は「経済制裁をやめろ」という論調を崩さない。

でも今回の動きを見ていると、過去とは随分日本政府も変わったのが見えますね。

でも、前に書いたとおり、今回の「ホワイト国指定を外す」のは良いにしても「根回しをせずに突然発表した」のはちょっとまずかったんじゃないかと私は感じています。いつも通りニコニコしていた日本が突然、日本刀を抜いたのと同じだと思うから。これは制裁ではなくて「特別待遇をかつてそうであったように通常の扱いに戻しただけ」なんて理屈が、「情緒優先のあの国」に通じるわけがないじゃないですか。

ということは、日本はとっくのとうに「喧嘩するつもり」でいたのかと思ったり。

そうこうしているうちに、ちょっとおかしいと思うことがありました。この「ホワイト国指定を外す」のは日韓の問題であるのに、北朝鮮が文句を言いだしたんですね。そして7月20日にもまた北朝鮮がこの問題で日本批判をした。

これってなんか変だと思うのが普通のはずで、韓国がホワイト国指定から外されると「一番困るのは北朝鮮なのか?」と誰しもが思うはず。でも北朝鮮もそう思われるであろうことはわかっているのに、なぜ、この日韓の問題に北朝鮮が口を挟むのか本当に不思議。

でも、もしかしたら「北朝鮮が一番困る」のは事実で、そのへんを日本は証拠も含めてしっかり把握していたからこそ、韓国に強く出たのかなと思ったり。

一昨日の河野外相が韓国大使を呼びつけたときに、ブチ切れた発言をしたのも、それを言っても差し支えないような重大な証拠を日本が握っているような気がするんですよ。

韓国の動きもおかしなもんで、ああでもないこうでもないと右往左往するばかりで、本来なら「では、今後は正規の手続きを踏んで輸入します」で終わっても良さそうなのに、そうは言わない。日本を罵倒し、困るのは日本だと、どうしても「ホワイト国から外されたくない」のがミエミエ。これは韓国国内の生産に支障が出ること以外の「何かがある」からかもしれない。どうしても「横流しをしないとならない理由がある」ように見えてきます。

おかしいなぁと思っていたら、関係ない北朝鮮が「韓国がホワイト国から外されたこと」に再び憤慨している。なぜ?

でもま、是非、暇な人は日韓併合前の「大院君」と「閔妃」の時代がどんなであったのか調べたら面白いと思います。

歴史って繰り返すんだなぁと私は思った。というか、「国の本質」って変わらないんだと思った。日韓併合に関しては、本当にやらねばよかったのにと今になれば思うけれど、それって日本の侵略という一方的な言い分じゃなくて、そうならざるを得なかった世界情勢、自国の問題ってのも無視しちゃならないと思うんですけどね~。私にしてみれば、朝鮮半島がしっかりしていれば日本も手を出さずに済んだのにと思う。

とは言うものの、彼らが日本を許せないという思いは私にはよーく理解できるような気がするんですよ。どんな理由があろうと、自国に問題があろうと、「日本によって母国が消滅した」のは間違いがないんですから。日本の右派の中には「併合によってどれほど朝鮮半島が発展したかありがたく思え」みたいな発言をする人が結構いる。でも私はそれは違うと思うんですわ。

もし日本がアメリカに併合されたと想像してみれば、そしてその原因が日本にあったにしろ、また日本政府がそれを選んだにしろ、そして多くの日本人がそれを望んだにしろ、また日本がそれによってどれほど発展し豊かになろうと、私個人はアメリカを一生恨むと思いますもの。そしてその併合に協力した日本人も許そうとは思わない。

これってまさに今の韓国・朝鮮人の考え方と一緒だと思うのだけれど、ここのところを日本人は無視しちゃうまくないと思う。

でもだからといって一生謝れとか、事後法を作って過去のことをほじくり返して今になって糾弾し罰するとか、それはおかしいと思うなぁ。私も彼らの立場だったら許さないというのは、それは私の心の問題であって、現実を直視すれば受け入れないとならないことはたくさんあるはず。「併合したやつが悪い」というのと同時に、「併合されたやつも悪い」わけで、時代に乗れなかったから母国は消滅することになったという現実を、私だったら受け入れようと思いますわ。でも許しはしない。「責めはしないけれど、許しもしない」って感じかな。

どちらにしても、福沢諭吉の脱亜論に一票入れさせてもらいますわ。

 
 
 

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