たまには相場のことを書こうと思うけれど・・・& 仮想(暗号)通貨に関して

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相場関連のことを書いて欲しいという要望を結構もらうんですが、最近、ブログに書くようなことが思いつかないんですよ。何かネタでも振ってくれればありがたいのですが・・・。

ここのところびっくりしたのはやっぱりビットコインですね。

4月の2日の動きって凄くて、下落は止まり、底値を上げつつジワジワと上昇し、一気に抜けたところ。こういう動きを本来は見逃してはならないんですね。

「私もこれからは仮想通貨に注目すべきだと思います。」なんてことを4月2日の日記(ここ)に書きましたが、そもそも私は仮想通貨に投資するのは否定的な考え方を持っていまして、ただ「値動きが大きいものは何でも良し」という考え方があるだけ。そして私は中長期投資もスイングトレードもしませんので見ているだけでした。でもまさかここまで大きく動くとは想像もしませんでした。

でもそんなのはどんな銘柄も同じで、打ち上げ花火で終わるのか、新たなステージに入るのか、それはわからない。もし「自分にはわかる」と思っても、それって「期待」でしかないわけで、「相場のことは相場に聞く」しかない。

で、相場の動くように着いていった人は結構良い思いができたんじゃないですかね。

底値から4倍、4月の急変からでも3倍近く大きくなった。

さて、これからどうなるのか。

そんなことは誰にも絶対にわからないわけですが、私としては「仮想(暗号)通貨の将来」として考えた場合、今後、実際に使えるもの、そして「今の世界の金融秩序を壊さないもの」は出てくると思うんです。それには興味がありますが、ビットコインが将来的に世界で使われることはまずありえないと考えています。その理由は簡単で、「上下に大きく価値が変わる通貨を使いたい人はいない」ってこと。そもそも多くの人がビットコインに投資したのは「値上がり期待だけ」であって、自分で使いたい、ビットコインで給料をもらったり、普通に買い物が出来る時が来るなんて馬鹿なことは考えていなかったはず。

つまり、株で言えば「価値」も「会社の業績」も全く関係なくて「値動きだけで投資家が集まる【仕手株】と同じ」だと思っています。上がるぞ上がるぞと喧伝する人たちはいつか売り逃げるところを考えながら買い上がるわけで、それに調子乗って着いてきた金亡者を【いつか刈り取る】ことをする。それがわかっているから逆に売り上がって「下げで利益を出そう」と狙うプロも集まってきて、戦いが激化して乱高下する。これがまさに今までのビットコインの動きだったと思っています。

また最近、フェイスブックが独自の暗号通貨を出すという話があって、これをネタにまた「暗号通貨ブームが来る」と読んだ早耳筋が早くからビットコインを買い集めていたのかもですね。その動きがまさに2月3月の動きじゃないんでしょうか。で、一気に勝負に出たのが4月2日。

巷の「仮想通貨好き」が何を考えているのか、私は全く情報を収集していないのでわかりませんが、ま、ビットコインに関しては「全く将来はない」と考えていますので、そして裏付けになる価値が全く無い銘柄ですから、普通の投資家が投資を考える対象ではないはず。「触らぬ神に祟りなし」ってのはこういうことを言うんじゃないかと。

ただ、仕手株もそうですが、チャートを駆使し勢いを掴むのが上手い人には面白い対象なんだろうとは思いますが、その様なギャンブルに近いトレードに関して私は興味がないし、こういうブログにそれを推奨するようなことは私には書けない。でもある種のトレーダーには面白い対象なのは間違いがない。

ちなみにフェイスブックがやろうとしている暗号通貨「Libra」ですが、私はこれに関しても否定的。そもそも「Libra」はいくつかの通貨にベッグする「バスケット方式」(マレーシアのリンギットと同じ)ですから、多くの人が期待しているような「暴騰」するようなことは起きない。だから投資対象にはならない。ただ使い勝手が良ければ使ってみよう程度の付き合い方が一般的じゃないんでしょうか。

ただ仮想通貨を私企業が管理・発行し、それが世界に蔓延し、送金も安く簡単になるということは「アンダーグラウンドの住人が大喜びするだけ」であって、そして「いつも送金手数料を気にする人たち」が喜ぶだけであって、そもそも「お金とは何か」を考えた場合、こんな危険なものはないというのが私の考え方です。だから今も「Libra」に関しては各国が否定的に言うのは当たり前だと思っています。「Libra」がもし実際に世に出てきたとしてもがんじがらめの規制に合うであろうことは当たり前で、「自由が大好き」「規制は大嫌い」な人たちが願う形にはならないと思っています。

また「仮想通貨好き」で有名な竹田恒泰氏が言っていましたが、「Libraがバスケット方式にしたのはそもそもの間違い」とのこと。これは私も賛成で、「米ドルにペッグすべき」であったと私は思います。つまり私達マレーシア住人にはよく分かることですが、「バスケット方式」ということは「常にどの通貨に対しても相場が動く」ってことですよね。だから「Libra」を持っている限り、「為替変動には常に悩まされる」ことが起きる。

これって今でも同じことですが、米ドルじゃ、日本円じゃ、マレーシアリンギットじゃ、上がった下がったと一喜一憂しているところに、また一つ新たな頭痛の種が増えることになる。

だったら米ドルなり日本円なりにペッグしてくれたほうが、使いやすさは段違いだと思うんですよ。で、世界で見れば「米ドル」となる。

大きく報道されていませんが、日本でも「国が暗号通貨を出すべき」と動く著名人たちは存在し、それが全く永田町で検討されていないってことではない様子。当然、円とペッグしている暗号通貨。

でも銀行が牛耳っていた多くの業務の大転換が起きるはずで、「我々一般が喜ぶこと」だとしても金融の根幹が変化することを、既得利権が蔓延って、なおかつ日本最大の権力を持つ財務省が銀行の嫌がることをするはずはないと思っています。でも銀行業界は大きな曲がり角に立っているのは間違いがなくて、大規模な再編成も起きるかもしれないし、その時に暗号通貨を扱うことで利益を出すスキームが導入されるかもしれない。こんなことをやりたい銀行は無いと思うのですが、ブロックチェーン技術を無視することも出来ないはず。

我々にとって最悪なのは「銀行間取引では暗号通貨を使いコスト削減」で、我々一般人からはしっかり手数料を取るなんてことになること。ま、利益は半分ってことで「送金手数料を大幅に減額しました~~」なんてことでごまかされるのかも。当然、どこの誰がいくらもっているか、いつどこにいくら送金したのか等は税務署にはきっちり把握される法整備もなされるはず。(笑)

そういうふうに考えても、ブロックチェーンの将来って意外に「お金ではないところで育つ」のかもしれないと思ったり。暗号通貨が規制のないところで育って欲しいと願っている国は北朝鮮ぐらいなもんじゃないですかね。

「Libra」に関してはフェイスブックが「マネーロンダリング対策」「脱税防止」に関して何が出来るのかはっきりさせない限り駄目じゃないんですかね。

さて、相場としての他の銘柄ですが、特筆すべき事って無いなぁ。

私は今年から世界は大混乱となるであろうと何度もブログに書いていますが、その考え方は今でも変わっておらず、それどころか様々な問題がだんだんと明らかになってきていて、そう簡単には収まらないことばかりじゃないですかね。

こんな時に「何にどう投資するべきか」なんて考えても無駄で、投資をするのであるならば、その時その時の相場の方向と勢いを見て「短期決戦」しかないんじゃないでしょうか。でも「私は長期投資しかしないから」という理由で株でも通貨でも投資対象を決めるのは、私に言わせれば「神への挑戦」ぐらいに思うわけです。あるいはギャンブルだと割り切って投資をする人は、しっかり楽しんでくださいとしか言いようがない。

やっぱり私としては「スキャル」「デイトレ」が良いとは言わないものの、「短期決戦」が「どんな時代でも良い」という考え方は変わりません。

今日、最初に出したビットコインのチャートを見ると、「あああ・・しまった・・」と思いますが、そんなのはいつの時代も同じで、信じられないほどの瀑上げするような銘柄はいつの時代にもあるし、絶対に上がると信じたものがポシャるのも毎度のことで、私にしてみれば「来月の予想=10年後の予想」ぐらいに思うんです。どちらも「神のみぞ知る世界」であって、予想するのは勝手ですが、それで利益を出し続けるのは不可能だという考え方。

だったら「今日(あるいは数日で)、一万円稼ぐ」ことに専念し、それを増やしたほうが私ははるかに簡単だと思うし、「神の世界」に立ち入ること無く、「今の勢いだけで勝負をつける」のが良いと思ってます。

そして「全く方向性も勢いも読めない」と思ったら、遊んでいれば良いわけです。無理に参戦する必要もないはず。(これはデイトレも同じ)

それは今の日経225を見ても同じで、方向性が見えない時に無理に参戦する必要もないんじゃないでしょうか。だからこそ「長期投資は難しい」のもわかるんじゃないですかね。今、しっかり株を保有している人たちって将来をどう読んでいるんでしょうか。もしわからないまま持っているとしたら・・、それを投資って呼ぶんでしょうか。だからといって、上だ!下だ!と決めつけることができる状況でしょうか。

「投資は丁半博打とは違う」というところに気がついただけで、銀行の通帳の残高も変わるはず。

えーと今の世界の市場ですが、私は「これからレースが始まる直前で、スタート地点にみんなが集まりだしたところ」みたいな感じがしています。そしていつスタートのピストルがなるのか、それを私は注視しているってところでしょうか。

そしてスタートが切られたら、波乱万丈みたいな動きになるだろうと予想していて、長期投資をしている人たちはげっそり痩せるだろうし、逆に短期売買(デイトレ含む)を主にやっている人たちは連日「ボーナスが出る」ようなことになるんじゃないかと。

でもそのレースもスタートすることなく、スタート地点に集まった国々は解散するような動きになるかもしれない。

それならそれで全く構わないわけで、シコシコといつものように小銭集めをすればいいだけ。

この「小銭集め」が嫌いな人が多いようにも思います。「俺はもっと儲けたいんだよ~」という声が聞こえてきそう。

そういう方はちょっとこういうトレーダーもいるのを知るべきで、「私が言う小銭稼ぎ」を本当に「小銭稼ぎだけするのか」とは考えないほうが良いと思います。私はあえて小銭と言っているだけで、正確には「小幅稼ぎ」なんです。でも世の中の人の大半は「大きく稼ぐには大きな利幅を取らないとならない」と考えている様子。でもその考え方ってもう古いのはわかりますよね。有名ブランドがどれだけ稼いでいるかに注目するのも良いけれど、今の時代、なんでダイソーやドンキホーテ、ユニクロが躍進しているのか。どうして日本の年収1億以上の人たちの職業が「株・為替などのトレーダー 56.4%」となっているのか。(この日記)

ちなみに私はこのトレーダーのやり方が良いと思っているわけではなくて、こういう人もいるってことを知っていただきたいだけです。そして多くの超短期トレーダーがめざしているのもこんな感じでしょう。(でもトレードの手法は別ね)

このトレーダーに関してはここに書きました。(クリック)

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