ブログ運営をしていると「グーグル砲」という言葉をたまに聞きます。
これって何かというと、「突然、ブログへのアクセスが大量に増えて、その理由は【グーグルによってオススメ記事として紹介された」から】という意味。
本日、ブログのメンテをしようと思ってアクセスしようとしたら「繋がらない」んですよ。エラーが出る。
このエラーが出て、ブログが表示されません。
このブログってこれが表示されてアクセスできないことが結構あるんですが、それはブログのバックアップを取っている最中とか、ごっそり入れてあるプラグインが裏作業をしている時に出ます。つまりキャパを超えているってことなんですね。
でもこの時間にこれが出る理由がわからなくて、アクセス状況を見る「Googleのアナリティクス」を見てみたんです。すると「アクセスが集中している」のがわかりました。
これはリアルタイム、つまり【今】どれだけのアクセスがブログにあるのかってことですが、一度に68人なんてことはこの10年、経験したことがなくて、記憶に残っている数字でもせいぜい15,16まで。大体6,7~10程度がアベレージって感じでしょうか。
まさか、これって「攻撃を受けている」のかもしれないと思って、アクセス内容を見てみると、「糖質をしっかり食べても「血糖値が上がらない」ってなんだ?」という記事にアクセスが集中していて、どうやって読者が飛んできたのかを調べると「googleapis.com」というところから飛んできているのがかる。
「googleapis.com」ってなんだ?って思うわけで、こんなのは今まで見たこともありません。調べてみると、これが「Googleが【オススメ記事】として紹介している」ってことなんですね。「紹介記事が自動で表示され、それを踏んだ読者が見に来ている」ってこと。「紹介記事?」って思いますよね。普通PCではそんなのは出てきませんが、スマホには出るらしい。だから大量にアクセスしてきた方々はほぼ全員、スマホからのアクセス。
また調べてみると「googleapis.com」みたいに「Referral」ではなくて、「Direct」の分類でも出てくるらしい。ほとんどが日本からのアクセスで、全国から来てる。
常時これだけのアクセスがあったら凄いことになるなぁと思うわけですが、エラーが出てアクセスできない方々も多いはずで、これじゃ意味がありませんよねぇ。
そこで借りているサーバーのデータ転送量を見てみたんですよ。これまたびっくり。
夜中の3時頃から突然、増えだしている。
でもこれもまた不思議で、読者が集中している【糖質をしっかり食べても「血糖値が上がらない」ってなんだ?】の記事は「画像を大量に使っているわけでもない」し、「大きな画像(容量が大きい)をつかっているわけでもない」ので、これほど「データ転送量が大きくなる」ってのも何かおかしい。
まさか・・・、やっぱり「攻撃かも知れない」なんて思ったり。
「攻撃?」なんて思う方も多いと思いますが、こういう個人のブログではなくて、重要な政府のサイトとか大企業のサイトに「恐ろしい数のアクセス」がされると「サーバーがパンクする」ことが起きるんですね。それで表示されないなんてのは可愛い方で、「サーバーがダウンする」なんてことが起きるし、攻撃する方はそれが目的。
でもねぇ、私のブログに攻撃をしてなんの利益がある?
だから攻撃なんて考えられませんが、データ転送量の大きさは異常。
これが困るのは、エラーが出て表示されないってことだけじゃなくて、「サーバーと契約している【データ転送可能量の上限にすぐに達してしまう】」ってことなのね。
これってどういうことかと言うと、サーバーを借りる時にいろいろ種類、プランがあるんですね。「容量は30ギガ」とか。でもそれだけじゃなくて、「割り当てられる使用可能メモリは6ギガ」とか、そしてBandwitdhという呼び方をしますが【最大データ転送量】も決まっているんですよ。これらの決め事って借りるサーバーによって違うのですが、私が借りているプランの「最大データ転送量」は「一ヶ月600ギガバイト」ということになっています。
これって普通のブログなら有り余るかなりの大きさで、足りなくなるなんてことはまず起きない大きさなんですが、今のような状態が続くと、「短期間にそのデータ転送可能量の上限に達してしまう」ことが起きるのね。
するとどうなるかですが、「私のブログには一切アクセスできなくなる」ことが起きます。そしてデータ転送量は一ヶ月ごとに計測されるわけで、「次の月にクリア」されるまで「アクセス不能となる」ことを意味します。
今現在はこんな状態。使用量は60%を超えています。
来月の9月1日にはこれがクリアされて、またゼロから始まるわけで、多分、あと一週間弱ですから「上限に達することはないだろう」と思っていますが、今日みたいなことが「月初めに起きて」、(有り難いことに)「アクセスが増えた状態が続く」と仮定すると、ある日ある時、「一切アクセスできない状態になる」ってことなんですね。そしてそれが「次の月まで続く」ことになる。
こういうこともあるから、そしてブログのデータ量が小さければ【表示も早い】わけで、「いかに記事のデータを小さくするか」を多くの方は考えるし、そしてWordpressを使った場合、「サーバー上にキャッシュを持つ」ことも出来ますから、それを使えば「アクセスのたびにややこしい処理がなくなる」ことになりますし、前にも書いた、今、Googleが推奨している【AMP対応のサイト】にすることも重要になるんでしょう。AMP対応ならばGoogleがキャッシュを持つらしいですから、サーバーの負担は軽くなる。
これって全世界のサイトが「サクサク動く軽いサーバー上」で動いているわけでもないし、読者のネット接続もこれまたサクサク動く人ばかりじゃありませんから、このGoogleの【AMP対応で有ること】は大きな意味があるってことですね。
ま、それはそれとして、今日、わかったこと。
「私が借りているサーバーには問題がある」
ってことじゃないかと。
こんなグーグル砲だか攻撃だかわかりませんが、こんな程度のアクセスで「表示されずにエラーが出る」「処理スピードが著しく落ちる」ってことは、「大きなサイト構築には不向きである」のと、「多くのアクセスを呼び込まないとならない【収益化】には問題がある」ってことじゃないんですかね。
だから収益化を真面目に考えている人たちは、あのサーバーが良いとか、いや、こっちだと気にしているんでしょうね。
今日、私が感じたことは、この「サーバーに問題がある」ということと、「本当に【通りすがりの読者】が増えるのは良いことなのか」ってこと。
このブログには有り難いことに「常連さん」が結構いらっしゃる。長い人はそれこそ10年もの付き合いになる。
そういう方々も「最初は検索で飛んできた」ケースが多いはずで、「検索で飛んでくる方々を軽視する」なんてことはありえませんが、今回のように「通りすがりの方が増えること」によって、「常連さんがアクセス出来ない」なんてことが起きたら、私はそちらのほうが気になるんですよ。
常連さんが常連さんであるのは、「このブログになんらかの意味を見い出して頂いた」のとは別に、「多少なりとも人間的な繋がりが存在するから」だと私は思っていて、そのどちらも「簡単に」あるいは「すぐに」は出来ないはずで、「花の種が地面に落ち、そこから芽が出て、そうして長い時間を経てやっと花が咲いた」のと同じだと思うんです。私はそれを大事にしたいと思うわけ。
お祭りの屋台みたいに、どんどん見ず知らずのお客さんが来て繁盛する店より、私は路地の奥まったところにある小さな店で、常連さんを大事にして、内輪で小さく盛り上がる面白い店にしたいと思う。
そんなことを感じた、「突然のアクセス増大」でした。
ところでこれっていつ収まるんだろうか。
今日は日曜日。午前3時の真夜中から大量のアクセスが始まったわけですが、世の中の人達が起きて、ネットサーフィンでもしようかと思う時間帯、昼間、そして夜に何が起きるのか。
嬉しいと言うより、適当なところで収まって欲しいというのが本音。
もちろん、通りすがりで来た方々に感謝もしていますし、そこからまた新しいお付き合いが始まるかも知れませんが、なんだか「痛し痒し」というのが今の私の気持ち。
でもこの程度のアクセスではびくともしない「しっかりしたサーバーを借りて、そこにブログを構築する」ことによって、それは解決するってことですね。