中国は一体何を考えているのか? 中国ウォッチャーは必見!

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私が基本的に「反中」なのは読者はご存知のはずだし、一日も早く「中国共産党独裁」が崩壊すれば良いと思っています。やっぱり自由民主主義は人類の基本的なもので何よりも優先するべきものだと思うから。

でもねぇ、「なんか違うな・・」という気持ちも心の隅にあるんですよ。

結局、人民が望むものは「安定した生活」であって、別に自由や民主主義があれば良いと思っているわけじゃない。それどころか「サファリパークの様に管理された社会」でもその中で幸せに生きていければ良いじゃないかと考えるはず。「恵まれた飼い犬」と「野良犬」とどちらが幸せなんでしょうか。

奴隷と言うと悲惨なイメージがつきものですが、どうもエジプトのピラミッドを作った人々も「悲惨な奴隷という自覚はなかったのではないか」という学説を聞いたことがある。これってまさに飼い犬がそうですが、「言うことを聞かないと叩かれる」なんてのは【生活の一部】でしかないわけで、制限された自由、抑圧された生活でも【それが普通】だと思っている限り、意外に不満は大きくならないんじゃないですかね。

今の我々が「自分は奴隷である」という自覚なんかまるでないのももしかすると同じで、数百年後の人類は今の人類の生き方を「かわいそうに・・」なんて思うのかも知れない。

私は自分は野良犬だと思っていて、「自由であること」を何よりも重視していますが、それは野良犬として生きていけるからでしか無くて、「やっぱり野良犬は厳しい」と考えたとすれば、「多少の自由は制限されても、【奴隷】だとしても生きていけるならそれもよし」という考え方は間違いなく存在する。近年、「ブラック企業」「社畜」なんて言葉が流行ったけれど、それは決して「排除すべきもの」とは考えておらず、【もう少し楽をさせてよ~~】という意味でしか無いはず。

結局、イデオロギーなんてのも人間が作った後講釈でしかなくて、あるいは「人間の幸せを追求する中で生まれた考え方」でしかなくて、それが本当に人民の幸せに直結するかと言うとそうでもないんじゃないかと。

でも私は中国をイデオロギーで捉えているし、「感情的に受け入れられない」という部分が非常に大きい。ここに落とし穴があるんじゃないかというのはうっすら感じてはいたんですよ。

「人間は感情の生き物である」のは間違いがないにしても、感情を第一優先にしてはならないのは誰しも分かっていること。うちのカミさんにしてみれば「感情が一番よ」って言いそうなのは横においておくにしても(笑)、一家の主としての自分は冷徹であるべきだと思う。

これはたとえ中小企業、個人事業主でも同じだし、もっと大きな組織の長に感情論は不要。ましてや国の将来を背負っている人たちは冷徹に戦略を立て実行する能力がないと大変なことになる。

そしてそんな責任はなく、関係ない立場でも何が大事なのか理解しないでいると、足手まといのただの邪魔者となってしまう。私はそういうふうにはなりたくないわけです。

だから中国に対してどう考えるべきかってのは私には結構重要で、またアメリカや日本、世界は何を考えてどうしようとしているのかを知ることも重要。そしてそれは将来的に自分の問題として投資なり進路を決める上で重要な指針となるはずだと思っています。

香港がどうなるかってのも、香港経由で様々な投資をしている私としては決して他人事ではなくて、「投資家としてどう考えるべきか」の前に、一体全体何が起きているのかの把握が重要。

で、中国。

今までとは全く違う視点から、中国の戦略を説明する動画がありました。

これは目からウロコなんてもんじゃなくて、あえて敵とは言わないにしろ彼らが何を考えているかを知る上で本当に参考になりました。

習近平を国賓として日本に呼ぶことも私は反対なのですが、国賓で呼ぶ価値もあるという面があるのがわかった。これに関しては、以前、私が尊敬する「高橋洋一氏」も言っていた。「国賓で呼ぶことに反対する人たちがいるけれど、そんなのはどうでもよくて、逆に国賓で呼ぶからこそ日本がものを言えるということもあるんですよ」と。私はある番組の中で彼がチョロっと言ったその言葉が気になっていたのですが、今日の動画を読んで、すんなり理解できました。

イデオロギーで相手を見るのは先入観以外のなにものでもなく、ましてや感情論を全面に出すと「見るべきものも見えなくなる」のがよーく分かった。

アメリカでは香港人権法案が可決されたけれど、トランプ大統領はそれに「サインをしない」可能性が言われている。それって見た目は「中国との妥協に見える」けれど、実は「中国の長期計画に乗らない考え方」でもある。

自分が考える「こうあるべき、あああるべき」というのは、実は「中国を利する考え方」でもあることに気がついた。そして中国は自由民主主義にどっぷりつかった人たちが感情的にどう動くのかもしっかり読んでいるってことじゃないですかね。そして民主主義の欠点もよーーく知ってる。

中国、やっぱりたいした玉だわ。(笑)

おまけですが、中国、アメリカが「軍事的」に何を考えているのか。これを私達日本人が知らないと日本の戦略も考えられないですよね。

以前、中国が持っている「A2AD:接近阻止・領域拒否(英語: Anti-Access/Area Denial, A2/AD)中国人民解放軍の海上軍事戦略に対するアメリカ合衆国での名称」は誰でも知っている彼らの世界戦略で、それにどう対応するかのアメリカの方針も発表されていた。

こういう手の内を大国がさらしているのに、それを日本は真面目に吟味せずにあやふやな目標を立ててやってきた。もちろん専門家は違うわけだけれど、現状はどうなのか、どうあるべきかの国民への告知はなされていなかったし、メディアは「報道しない自由」を行使してきた。また政権与党にしても、真実を隠しておきたい部分は間違いなくあったと思う。でも中国の戦略なりアメリカのそれも公表されていたわけで、調べようと思えば誰でも調べられた。

私もこれを知ったときには「有事の際、アメリカは尖閣諸島を助けるつもりがない」のがわかって唖然としましたっけ。

有事の際にはアメリカは「第一列島線の中には入ってこない」どころか「グアムまで引き下がる」のが作戦の基本。つまり、日本を助けるなんて選択肢はないのね。これって日本としては知られたくない現実だったんでしょう。だからメディアも保守系の政権でさえもこれを隠した。ただ「アメリカの傘の下にあるのは間違いない」わけで、「それがあれば安心」とそれにばかり焦点を当てていた。

しかし現実的には「日本は日本の力で守れ」って当たり前のことがはっきり示されていた。

ところが~~~~~~~~~~

それもまた過去の話で、昨今のアメリカの「対中政策の変更」で、この軍事的な考え方も「アメリカが積極的に東アジアに出てくる」のが決まったとのこと。中国封じ込めに作戦の舵を切った。

こんなことも全く報道されていないけれど、当然、日本のトップ、関係各所はわかっているわけで、日米間ではそれに沿って話し合いが続いているはず。もちろん、日本の軍事も大きく変わる必要がある。

トランプ氏が日本にも「軍事費負担の大幅増」を要求してきたけれど、これは「氷山の一角」であり、両国民への作戦変更の考え方を広めようと動き出した証拠じゃないんですかね。

だから大幅増に関しては「冗談でしょう」なんて態度を日本が取れるわけもなく、どういう形になるかはわからないにしても、「軍備増強」「軍事費拡大」の方向へ動くはず。でもそれはかなり難しいことなのは周知の事実で、「俺がやるから、金を出せ」というのがアメリカの立場じゃないんですかね。

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