私はここのところ、「感染が広がっているのは中国国内」で、海外では感染は広がっていないという考え方でした。各国で見つかる感染者は「中国からの旅行者や帰国者」がほとんど。
でも日本では「観光バスの運転手、ガイド」が国内感染したのがわかっている。(クルーズ船から新たに10人の感染者が出た)
シンガポールでも初の国内感染がわかったとのこと。
6人の感染者がわかり、そのうちの「4人は国内感染」であるとのこと。彼らは「中国人旅行者相手の健康食品ショップ関連」の従事者。(正確にはスタッフ+その家で働くインドネシアのメイド+そのショップに旅行者を送るガイドらしい)
他の二人は武漢から避難してきたシンガポールの住人。
どうも私の考えは甘かったようで、彼らの足取りを見ると、「感染したと思われる日から随分経っている様子」なのね。だから発表されている数字から、「今現在の本当の感染状況がどうなっているか知ることは不可能」なんじゃないでしょうか。
またシンガポールでは2月3日の時点で「524人が検査中」であったらしく、この中からどれほど感染者がでてくるのかはわからない。きっと他の国々も同じで、これからが本番かもしれない。
これはたまたまシンガポールの話でしか無いのだけれど、国内感染が少ないように見えるのは、「感染がわかるまでに【日にちが掛かる】だけのこと」なのかもしれない。
だから私のように、「海外での国内感染例は非常に少ない」なんて考えるのは時期尚早なんでしょう。「発見、検査、確定が遅れているだけ」かもしれない。
タイでの新たな4人の感染者ですが、「二人は【日本旅行から帰ってきた】」「他の二人は中国人を乗せたタクシードライバー」らしい。
これもまた悩ましいですよね。日本で感染したのか、飛行機、空港などでの感染なのか。
香港でも国内感染が二人、確認できたらしい。
マレーシアでは「マレーシア人初の感染者」が出ましたが、彼はシンガポールの国際会議(?)に出席したらしい。そしてそこには中国からの代表も来ていたと。
これもまた「国内感染と同等」に見て良いんじゃないでしょうか。
カナダでも初の国内感染者が出た。
やっぱり
◯ 潜伏期間が最大14日
◯ 潜伏期間中にも感染は拡大する
◯ 検査、確定が追いついていない
ってことがあるんでしょう。
一つだけ救いがあるのは「感染経路がまるでわからない、国内の感染はまだ報告されていない」ってこと。でもこれも時間の問題なんですかね。
見ずらい画像で申し訳ないけれど、2月3日のプライムニュースの中での説明でこういうのがありました。
感染者はこういうピラミッド構造になっていて、頂点は「死亡や重症患者」でその下に「発症」があり、「具合が悪い程度」、「感染していても症状がでていない」みたいになっているはず。
今、私達が知ることができる「感染状況」は図の中の赤丸の人たちだけ。
ということは、これから続々と感染者が海外でも発見され、そして「何よりも恐ろしい【国内感染】の例」がでてくるのかもしれない。
やっぱりクアラルンプール、モントキアラは大丈夫だろうなんて言ってられないんでしょう。日本もどうなりますか。
「まだ自分の地域は大丈夫だ」というのは「感染が広がっていない」のではなくて「発見が遅れているだけ」かもしれない。
実は私は風邪気味というか、咳がでるんですよ。喉はなんともないのですが、気管支に何かひっかかっているような感じがあります。でも熱もなければ、身体の痛みやだるさはまるで無い。
まさかとは思いますが、ただの風邪だという確証はない。
ちょっとヨメさんや息子はどうなのか、しっかり観察してみようと思います。
2月3日のBSフジプライムニュースを見ておくのは良いかもしれない。(ここをクリック)
すでに数十万人が感染している、パンデミックは避けられないと「暗に言っている」感じがします。
出席者は
橋本岳 厚生労働副大臣 自由民主党衆議院議員
岡部信彦 川崎市健康安全研究所所長 元国立感染症研究所感染症情報センター長
川名明彦 防衛医科大学校内科学講座(感染症・呼吸器)教授
なので素人や素人レベルの評論家の話とはかなり違うはず。きっと日本政府はこういう見方を基本に動いているはず。
我が家としては
◯ 人混みには近寄らない
◯ 閉鎖空間には入らない(Glab、列車、飛行機、小さな飲食店、混雑している飲食店)
◯ 中国はもちろん東南アジア旅行をしてきた人とは距離を置く
◯ 無意味かもしれないけれど、ケースバイケースでマスクを着用する
◯ 手洗い、うがいをする
◯ 外出時は手すりやドアノブに注意し、(自分の)手で顔を触らない
なんてことを心がけようと思っています。
もう病人も死人も見たくありませんから。
母が入院し亡くなったのはパンタイホスピタルですが、あれからバンサ近辺を通るだけで思い出が駆け巡り気分が滅入ります。
どうか世界の人々が平和でそして健康でありますように・・・・・・。