【投資】先が全く見えない。なおかつ新たな危険も・・

アメリカの先物S&P500 E-mini(ES)にロングで参戦しようと思っていましたが、想像以上にマーケットは弱気で、ちとまずいかなと思うようになりました。

まず、何度も書いていますが、私が注目している「石油価格」が全く改善の見通しがなく、下がりっぱなし。今の28ドルってかなり危ないレンジで、リーマン・ショック時より安い。これって石油を値上がりさせるために「戦争を起こす」国が出てきてもおかしくない。

このままではアメリカのシェール産業も大打撃で、それは債券市場に大きな影響があるから、今のコロナの経済的衰退が「金融波乱」にまで波及しかねない。こうなったらリーマンショックどころの話じゃなくなる。各国、打つ手は無いんですから。

WTI Crude Oil

そしてですね、コロナが出てくる前から「韓国が危ない」と言われていたのはみなさん御存知の通りですが、このコロナで韓国は崖っぷち。すでに外資が逃げ出していると言われる。

危険水域と言われていた1ドル=1200ウォンのボーダーラインはとっくに越えたまま。

USD/KRW

KOSPIも暴落中。

そしてロシアンルーブルも暴落中。

そして中東でゴタゴタしているトルコリラも暴落中。

要はですね、危ないところから資金が逃げ出しているってことですが、これってあの【通貨危機】を思い起こすわけです。韓国もIMF管理になる悪夢の再来かと騒いでいるし、そして今回は日本に助けを求めることも難しく、日本との通貨スワップも無い。

通貨が弱い国って「米ドルで債券を発行」するわけですね。自国通貨じゃ世界の投資家が相手にしてくれませんから。では通貨が暴落したらどうなるのか。当然、米ドル建ての債権は米ドルで返済しないとなりませんから、とんでもない支出増になるんですね。と同時に新規に借りるのも信用が低下しているわけだから難しい。そして経済停滞を打破するために金利を下げれば、自国通貨はもっと魅力がなくなって下落するからそれも出来ない。

だから発展途上国ってのは「良いときは良いけれど怖い」と私が何度も何度も書いてきたわけです。

これはマレーシアも同じ。対米ドルに対して暴落が止まりません。私が何度も何度も「金利がちょっと良いからと言って発展途上国の通貨に投資をするのは危ない」と書いてきたのはこういうことです。

発展途上国は調子が良い時には面白いですが、様子が変化した時にはちゃんと撤退できる投資家なら良いわけです。でも「買ったらホールドし続ける」タイプの投資家が発展途上国に投資すると、いつか痛めに合うのは歴史が証明しているんですね。

駄目なのはアメリカも同じじゃないかと思うかもしれませんが、これもまた何度も書いているように、アメリカにはありとあらゆる金融商品がありますから、「手当が可能」なんですね。でもマレーシアの通貨は、海外に持ち出すことさえ出来ないじゃないですか。そしてFXも、先物もオプションもない(のと同じ)。

世界の様子がおかしくなったときに、上がる通貨と下がる通貨があるわけですが、それを考慮するというのも大事じゃないですかね。転換点で乗ったり降りたりすることが上手い人なら話は別ですが、私がなぜ世の中の動きにおかしなものを感じた2018年にすべての豪ドルを米ドルに替えたのか。その理由もブログに書いたつもりですが、読者のプラスになったのかどうかを考えると残念な気持ちがしないでもありません。ダボって心配性だから、ダボの言うことに耳を傾ける必要はないと思っていた?

USD/MYR

マレーシアの株価指数も大暴落中。マレーシアの株式って、何かヘッジする方法ってあるんでしょうか。私は知りませんが。マレーシアに住むから。マレーシアが好きだからというのは投資をする理由にはならないんじゃないでしょうか。自分が住みやすい国があるのと同時に「お金にも住みやすい国がある」があるんですね。

こうやって通貨も下落し株式も下落ってことは、間違いのないダブルパンチ。

KLSE

私がオーストラリアでそれを経験し、資産を半分にし、それを維持するためだけに5年も費やしたことを、このブログにずーっと書いていたじゃないですか。オーストラリアは発展途上国じゃないけれど、「資源国」というのは発展途上国と同じような動きをするのね。

今、痛手を被っている方は、ダボがダラダラとしつこく書いていたのはこのことかとわかったはずです。

でも遅い。というかやっぱり自分で経験しないとわからないんですね。

XXX国が有望だの、金利が高いからどうじゃとか、そういうのって「ある時点のこと」を「良く言っているだけ」なのがよくわかったと思います。やっぱり私達が重要視しないとならないのは「そもそもの素性」であり、「そしてすぐに方針転換できる軽いフットワークが重要」だというのもよくわかったはず。でもそれは決して簡単ではないから、「今、儲かります」ってのに乗っては駄目なのね。その「今」に変化が起きても自分は動けないわけですから。でも動ける人は「よく動く国」「よく動く市場」に参入できる。そういう意味で自分が「通行手形を持っているか」という考え方も大事だと思うわけです。

私はフットワークよく動けるタイプじゃないのはわかっていましたので「素性が良い国」じゃないと危ないと思い、全ての豪ドルを米ドルに替えたわけです。実はそのタイミングも決してよくなかったのはその当時、チャートも出して説明しましたが、でもその後、オーストラリアは見事に沈んでいった。そして今、より深いところへ沈みつつある。私の場合は「儲けること」より「損をしないこと」を重視したので、こういう大波乱の時には損もしないし、逆に資産も増えるということになった。

これって結果論でしかありませんが、少なくとも「世界が大きく動く時には何が起きるか」ってのを想定せずに、目先の利益に飛びつくのは「飛んで火にいる夏の虫」にしかならない。

もし今回、損失を出した人はそれをどうにか取り戻そうと考えるはずですが、そういう考え方って駄目なんですね。「取り返そう」という思いが大きく自分の潜在意識に作用して、ろくなことをしないのが普通。

ですから、損は損として区切りをつけて、またゼロ出発だと考えたほうが投資はうまくいく。これは間違っていないと思います。過去を引きずると、その過去が良い過去でも悪い過去でも、今の自分には悪い影響しか与えないと思ったほうが正解だと思います。

しかし、今、コロナによる経済停滞だけじゃなくて、金融、通貨にも影響が広がりつつあって、この中の一つでも世界は大騒ぎになるのに、三重苦。

こういう世界って私の記憶にはありません。

かなり危ない綱渡り状態ですが、何がキッカケでこの騒ぎが止まるのかわかりません。ま、コロナが一段落しない限り駄目かもしれませんが、その傾向はまだ見えない。

その中でも日本もかなり危ない。

そもそも消費税増税後の落ち込みで大変だと言っていたのに、コロナがプラスされ、オリンピックの難しさもあるわけで、国内だけでも大騒ぎなのに、これに金融、通貨で世界が大荒れになった場合、日本が生き残れるわけもない。

今の日本もしっかり観察して、どんな政治家が何を言うか絶対に忘れてはならないと思います。

危機感があるのは西村経済再生相ぐらいで、リーマンショック級のインパクトがあるかもしれないと言っている。でも日銀の黒田さんは口が裂けてもそれは言えない。というか財務省の息が掛かっている人たちは政治家も含めて、絶対に「リーマンショック級」とは言えないんですね。

もしそれを口に出すなら、「消費税を減税しましょう」というのと同じ意味になりますから。

安倍さんが前に何度も何度も言っていたじゃないすか。「リーマンショック級の事が起きたら増税しない」と。

つまり、今回がリーマンショック級だと口に出せば、では「消費税減税に賛成ですね?」ということになる。麻生さんも同じ。

皆さん、時期総理の可能性もある岸田政調会長がなんと発言したか、聞きました?

彼は消費税減税には反対。これで彼の基本的立ち位置がわかるわけですが、会見でとんでもないバカなことを言いました。

これです。どこがおかしいか気が付きました?


「いろいろ、逆進性もあったり・・・云々」の場所です。

かつて消費税は逆進性があるから「増税には反対」という意見が多かったはず。つまり、低所得層の打撃が大きいという意味ですよね。

ということは、減税したらどうなる?喜ぶのは低所得者層ってことになる。違います?

でも岸田氏は逆の意味で使っていませんか?

ま、何も考えないで頭に浮かんだことを口に出したのだろうと思いますが、結局、岸田氏はその程度のオツムだってこと。

また彼の言う「減税は生活に困っている人だけが恩恵を受けるのものではない」ってのは、生活に困っている人だけを助けろという意味ですよね。でもどうやって?

生活に困っているかどうか、所得がどのくらいか、それってどうやって調べて線引をするんです?それもこんな緊急時に。

こういう緊急時には誰を助ける、区分けする、じゃなくて、素早く手当をするべきなのは海外を見てもわかるじゃないですか。国民全員にバラマキをするのも一つの手で、「え~~、困っている人たちを優先的に・・、それの分け方は・・・、これから皆様の意見を聞いて・・・」なんていうのがリーダーですか?また金利はゼロで貸し出すとか、返済の猶予がどうじゃってのも私は駄目だと思っていて、「経済停滞」が問題なんだから、バラマキなり減税で「景気が上向くような刺激策」を出さないでどうするんですか。

つまりここでも「支出は減らしたい、収入は減らしたくない」そして「支出を先送りにしたい」という財務省のレクチャーを受けての発言ってことじゃないですか。時間を稼げば、コロナウィルスのピークは過ぎるわけで、「そこまでやらなくても大丈夫だろう」という意見が出てくる時期まで待てるってこと。

最近の動きでは私には狂っているとしか思えない二階幹事長はこういった。彼も消費税減税は反対派ですが、

「消費税を作ったときにどれほどの苦労があったか」「元に戻す責任は誰が負うのか」(TBSニュース)ここ

これって「減税をしない理由」になりますか?

安倍さんは「今までの発想にとらわれない対策」と主張。企業への減税に加え、消費税率の引き下げも否定していない。(時事)

自民党内では「消費税をゼロに」という議員グループも出てきて白熱していますが、財務省が必死になって消費税減税をさせない方向で動いているのが見えるようです。

ですから「減税をする」となれば、安倍さんは「解散をして信を問う」形にするしか無いのかもしれない。かつて安倍さんが信を問うと解散した時には「意味がない解散だ」と大騒ぎになりましたが、あの時も「財務省勢力」と戦っていたんですね。そのことはブログに書いたはずですが、国民は「消費税増税しないと決めればいいだけ」と思ったかもしれませんが、内部的には「信を問う」ことをして白黒付けないと財務省はもちろん、自民党内の財務省勢力を黙らせる方法がなかったってことじゃないんでしょうか。

総理と言っても、各派閥の力関係で総理になって、総理を続けられるわけで、岸田派(宏池会)にしても二階派(志帥会)にしても、彼らからの支持を取り付けない限り安倍さんは総理でいることは不可能。

私は習近平の国賓としての来日も「二階派の強い要望」によるものだと思っていて、安倍さんはそれを無視出来ない。そしてそれがあるからこそ「中国からの渡航禁止」も決められなかったはず。それをストップして、習近平さんはいらっしゃいってわけにはいかないでしょう。だから来日は中止と決まってから、中国からの渡航禁止を言い出した。これが偶然、日にちが重なったなんてことがあり得るわけがない。

ま、これらのことは大したことじゃないと言えばその通りですが、なんでもかんでも「安倍が悪い~~」というのは間違えていて、安倍一強なんてのも嘘で、実態は自民党、公明党も含めて、根回しと取引をしない限り、安倍さんは何もできないというのが現実じゃないでしょうか。表に出てくるのは安倍さんだけれど、「誰が何を言い、何をしているのか」はきっちり見ないとならないと思っています。

ま、話がそれましたが、日本は安倍さんが減税、バラマキ、大きな財政出動をしようとしても、その反対勢力は半端じゃない数で力も強いというのは間違いがないと思います。

だから安倍さんが何か押し通したい時には「解散して信を問う」しかないわけですが、今、それが出来る時期ではない。

日本の政治はそういう体質になっているんだからしょうがなくて、「安倍、早く決めろ!」と言ってもそれは内部事情を知らない人の意見でしか無いんじゃないですかね。

日本が変わるべきはこういう体質そのものであって、安倍辞めろ~~~で何が変わるわけでもなんでも無くて、それどころか「財務省お抱え政治家」みたいな人は多く、ましてや財界、メディアも財務省側ですから、なかなか難しいものがあると思います。

つまり、今回の対策でも「お茶を濁すような程度」のことしか出来ないはず。やるなら一桁増やすなり、消費税減税をするなりしないと駄目だとは思うのですが、そして安倍さんがやる気を出しても、味方は経産省ぐらいのようで(西村経済再生相は経産省出身)、その攻防は表からは見えませんが、そこのところを見ない限り何もわからないだろうと思います。

ま、世界も日本も、どこを見ても四面楚歌状態で、何がキッカケで好転するのかが全くわかりません。

またこんな時にロシアVSサウジの石油戦争も起きているわけで、コロナの横では「通貨危機」も起きそうな状態で、もしコロナウィルス危機がピークを迎えたとしても石油危機(金融危機)、通貨危機はまた別物として発展する可能性すらある。

だったら「戻り売り戦略」を取るか?と考えるのはありだと思います。今の所、なんら良さそうな話はないどころか、何をやってもマーケットは良い反応をしませんから。

じゃぁ、今から「空売りするか?」というのは・・・・、私にはわかりません。これは為替もそうですが、マーケットは良いニュースにも反応しないと言いつつ、いつ何時急騰するかわからない。

だからやるならデイトレしかないと思います。日中足では上でも下でも大きなトレンドになりますから。

「触らぬ神に祟りなし」

そんな感じがする今日このごろ。

何が何でも利益を叩き出さないとならない状況の人は別にして、寝て過ごしていれば大丈夫なら、それが得策かもしれませんね。

いつか世界が平常運転に戻った時に、「自分はどういう投資をするべきか」、それをそれまでにじっくり考え、研究するのが一番賢いのかもしれない。

でも、こういう波乱の時って血が騒ぐのね。(笑)

ま、火傷しない程度に・・・・・。(^_^)v

しかし今回の波乱は、自分がどういう投資タイプだから、どういう投資をするべきかというのがよく分かる経験になると思います。リスクを取る投資なら、逃げ足も早くないと駄目なわけですし、「買って持っていれば儲かる」なんて話は世の中に存在しないのがよくわかったはずで、では今後どうするべきか。もう二度と手を出さないと決めるのも一つの選択。あるいは徹底的に自己分析をし、自分にあう方法を考え、また自分も変わらなくてはならなければ変わる決意が大事だと思います。

これは私も同じで、今回は痛手を被るどころか資産が増えましたが、徹底的に自己分析をして欠点を洗い出そうと思っています。そしてまた一歩前に歩くつもり。

もうすぐ67歳。まだまだ頑張りますっ。(笑)

私には何がベストかなんてことはわかりません。でも昨日より今日、今日より明日には、一歩前に進みたい。

きっと読者の中にはコロナウィルスそのものより、今回の市場のクラッシュのほうがよっぽど気になる方もいらっしゃると思います。

でもパニックに陥ること無く、取り返そうなんて思うこと無く、冷静に一歩前に歩くための肥やしになったら良いと願っています。

 
 
 

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