コロナの後は景気が戻るなんて生易しいものじゃないと思う

コロナ騒ぎが終われば、アメリカがいち早く持ち直すだろうなんてこのブログに書いたのはいつだったでしょうか。

せいぜい、3週間かそこらしか日にちは経っていないかも。

でもここのところの動きを見ていると、そう簡単には行きそうもありませんね。

持ち直すにはそれなりにお金も人も必要なわけですが、企業の体力が叩きのめされるまで落ちてしまえばそう簡単には行かず。

アメリカの「失業保険の申請者数」を見てびっくり。

米労働省の26日の発表によると、21日までの1週間で失業保険を申請した人は約330万人に上った。

上のグラフを見て、1980年代を見てください。1987年の10月にブラックマンデー。史上最大規模の株価暴落が起きて、それが世界に伝播。大騒ぎになりましたね。それでもこんな程度。

そしてリーマンショック。私はこれに徹底的に打ちのめされましたが、それでもその当時の失業保険の申請者はグラフの通り。

今回のコロナ騒ぎでどれだけのアメリカ人が職を失ったのか。その凄まじさがこのグラフから見ることが出来ます。

今回の数字は、1982年に記録した最大記録の5倍近く上回る凄さ。もちろん史上初。過去最大。

コロナ嵐が収まっても、こういう人たちが復職できないとアメリカ経済の再出発って出来ないんじゃないですかね。世界もきっと同じで、消費税増税の傷に、コロナによって塩を塗り込まれた挙げ句グチャグチャにされた日本がそう簡単に復活するとは思えない。

そういうアメリカ、世界を尻目に一足先に復活するとしたら、あの国?ああ、やだやだ。

アメリカの雇用形態と他の国とは違うし、こういう数をそのまま比較しても意味がないですが、少なくともアメリカの過去を見ても、「不景気でも確保していた雇用」が今回は完全に崩壊したと言っても良いんじゃないですかね。

それだけ企業も慌てているわけで、リストラによって体力が温存できたのならまだ復活時の力はあるのかもしれませんが、一般的な企業や店舗がやむなく首切りをしてこの数字ということは、半端じゃない数の企業が瀕死の重傷を負ったと考えられるんじゃないですかね。というか、そうなると予想してリストラを進めているんでしょう。

1970年から今まで、世界に何が起きて、その時どうだったのかを思い浮かべてみても、あれほど酷かったのにまだ雇用は守られていたのかと思うと、今回の傷跡って半端じゃなさそうな感じ。

でも必ずここから復活する企業は出てくるわけで、それが老舗なのか、かつては財務内容も良かった会社なのか、それとも全く違う新興企業が出てくるのか、私にはさっぱりわからず。

ただ今回は、嵐が過ぎ去れば・・・というような生易しいものじゃなくて、「世界がリセットされる」ようなインパクトが有るのかも。

巷では「株を仕込むチャンス」という専門家も少なくありませんが、嵐が過ぎ去った後の世界は、全く今までと違う、未知の世界になっているかもしれない、なんて考えています。

というのは、この数ヶ月、活動自粛をして来ましたし、二週間はマレーシア政府による「活動制限令」も経験し、まぁ、籠城状態の様なもの。

そしてその短い期間でも、私達は勉強をし、世界を見、変化を感じ、それに「慣れつつある」わけで、もしも世界が「前と同じに戻ろう」としても、我々が新しい生き方をする可能性がある。

例えば、会社に出勤できずに「テレワーク、リモートワークで仕事をする」のも、決して実験ではなくて本番でそれを世界中が経験しているわけで、ノウハウも溜まるし、社員もそういう生活に慣れてくるはず。そしてこれがまだ数ヶ月続くようになれば、「会社に出社しないのが当たり前」の会社が増えるかもしれない。というか、それで生き残りが出来なければ消えていくのかもしれない。

またE Commerce、つまり通販ですが、今以上に伸びるんじゃないですかね。店舗にも「地雷が埋まっている」社会になれば、どうしたって人は出歩かなくなる。ましてや街のブロックアウトも経験して、そういう中での生き方をみんな覚えるんですから。

そしてコロナの嵐は過ぎ去っても、「小雨は続く」はずで、局地的な大雨も振り、「晴天の日」は何年かしないと戻ってこないのかもしれないんですから。

まさかの大手の航空会社、飛行機製造会社の破綻もあるかもですね。レジャー・観光関連なんて斜陽産業になるかもしれない。

また外でどんちゃん騒ぎをするのが当たり前の若者たちも、あるいはクラブでオネーチャンと酒を飲むのが好きなオヤジも、そういう場所には「コロナ」という名の【地雷】が埋まっているわけで、そういうところで遊ぶという文化そのものにも変化が起きるかもしれない。

外食産業そのものも姿を変えるかもしれないし、「コロナの時代」に合わせた事業形態にしたところのみが生き残れるかもしれないし、それがわかれば一気に外食産業も衣替えをするんじゃないですかね。私が若い頃にはまだあちこちにあった有名な「料亭」もほとんど消えていってしまったのと同じ様に、大きな変化があるのかもしれない。

ふと思い出したのがマクドナルドです。第一号店がオープンしたのは銀座の三越の横。そこに行ったときには驚きました。ハンバーグを買ってあるきながら食べるなんてアメリカの習慣が日本に根付くとは思っていませんでしたから、この繁盛ぶりも「新しもの好きが騒いでいるだけ」だと私は思っていた。(笑)

きっとそんな変化、それもどう変わるかは私には想像さえ出来ませんが、「変化が起きるだろう」ことは簡単に想像できる。というか変わらなければ、コロナと同じ世界に生きていけないだろうから。

とにかく今とは違うものが必ず出てくるはずで、コロナ嵐のあとはどんな風景になっているのか、ボケた頭をフル回転させて虎視眈々と出番を狙っている起業家たちの考えも調べ、新しい世界を想像してみようと思います。

な~~んて悲観的に考えている内に、「これで大丈夫だ」というワクチン、治療薬が出てくると、きっと1週間もかからずに市場は持ち直して、世界中で「ヨーーイ、ドンっ!」が始まるんでしょう。

問題はこのときで、これに乗り遅れるとうまくない。な~んて欲をかいていると「ガセネタ」にひっかかったりしてね。

ただ絶対に見たくない未来の姿があります。

それはこれ。

この笑顔だけは見たくない。

この笑顔に乗れば新しい時代にどれだけ裕福になれたとしても、私はぜったいにそれには乗りたくない。乗らない。

 
 
 

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