日本は益々【駄目になる国】だと確信した

今、日本は安倍さんの「緊急事態宣言」と「緊急経済対策案」で話題は持ちきり。

そして「批判が集中」し、海外からも「批判」「懸念」の声が出ている。

これらの集中砲火を浴びるのが「安倍さん」あるいは「安倍政権」となる。

じゃぁ「安倍さんが辞めれば良くなる」と誰しもが思う。

それも良いと思うんですよ。皆がそれを望むなら。

でも私は全く違う視点から、今回の動きを見ているのはここのところブログに書いてきた通り。

その基本は簡単で、「安倍さんも官邸も、【コロナにどう対処すべきかはわからない】」ってこと。そして経済対策にしても【安倍さんが日本の財布を持っているわけではない】」ってこと。

じゃぁ、一体、誰が決めているんだ?誰が助言しているのか?

ここでしょ。キモは。

そんなことはわかりきってるさ。政治とはそういうものだ。

と多くの人はいう。全くその通り。

ここで私が見ていたのは、「日本の政治の構造ってどうなっているのか?」ってこと。

これを私はずーっと見てきたわけで、昔のことは知らないけれど、小泉さんの頃からは政治に関心を持って見てきてわかったことがある。

「日本は集団指導体制である」

ってこと。

そして「リーダーの役目」は「その集団の意見集約、調整」でしかないってこと。

これが日本の病巣だ。というのが「今回もよ~~く見えた」と思います。

安倍さんというか、「総理大臣そのものが【報道官と同じ】じゃないか」と。「安倍一強だ」なんてのは大嘘で、「安倍さんが自分の思う通りにやらないことが面白くない、反安倍派の口実でしか無い」。

でも「官邸は官僚の人事にまで口を出すじゃないか」という人もいる。ちょっとまってくれ。我々が選んだ政治家に我々は国の運転を任すのに、その言うことを聞く官僚を選ぶのが当たり前じゃないか?それとも、政治家が暴走すると困るから、官僚は官僚の価値観で行け?だとしたら、民主主義はいらないじゃないか。我々が選んだ政治家の言うことを聞かない官僚がいたとしたら、それは国賊だと私は思う。でも犯罪行為に手を貸すとかそういうのは全くの別問題。

でもま、日本がトップの意向通りに動かない国なのがわかったのはやっぱり「ネット」のおかげで、高橋洋一氏を始め、多くの人が「テレビなどでは言えない永田町で起きていること」をネットで話してくれるから。

「最終的に決めたのは安倍さん」だとしても、政権内部で一体何が起きているのか、どういう勢力が存在して、どうそれらがぶつかっているのか、その結果、何がどう決まったのかというのが我々にも見えるようになってきた。

これってテレビ新聞を見ていてもわからないこと。

私が何よりも驚いたのは、「日本を動かしているのは【官僚】だ」ということ。ま、当たり前っちゃぁ当たり前で、政治家に詳しいことはわからないわけだから、それぞれの分野の官僚、省庁の意見を聞いて決めるしか無い。国会答弁も同じで、政治家は【官僚が作った答弁書】を見ながらしゃべるだけ。これを世間一般では「繰り人形」という。

「有識者会議」も同じで、「人選になんらかの意図がある」のはわかるじゃないですか。テレビのバラエティ、報道番組と同じで、顔ぶれを見ればどういう方向に話を持っていきたいのかがすぐわかる。公平な議論ってあまり聞いたことがない。(朝までテレビが良かったのは出演者の幅があったから)

じゃぁ官僚ってどれだけ凄いのよ?って思うわけで、それが見えたのは、過去を遡れば「ノーパンしゃぶしゃぶ」であり、近年で言えば「モリカケ問題」。文科省がどういう団体と組んで、何をしてきたのかが明るみに出た。でもメディアはそこには集中せずに、左翼と一緒に「安倍批判」。この流れに気を良くした「やってはいけない天下り斡旋を組織的にやっていた首謀者である【前川事務次官】」は罪に問われることもなく、辞めてからは「英雄扱い」。

財務省は財務省で「森友問題」をうまくかわした。世間は財務省批判に集中すれば財務省に変革を迫ることも出来たのに、これまた「安倍批判」で終わり。ただし、報道の世界にも「タブー」があるのがわかった。関西のある組織のことは超有名で逮捕者もゾロゾロ出ているのに、メディアは一切、その組織のことは報道しない。

右を見ても左を見ても、あの世界って「官僚と政治家、そして企業と各種団体」ががっぽり四つに組んで「利権集団」となり、「これが国家のためです」と自分たちの都合で決めたことを進める。

これは昔から言われていたことだけれど、今回のコロナ騒ぎも同じだと思いました。

なんでもかんでも「安倍が悪い」と皆が思う。でも安倍さんには「なにをどう決めたら良いのか、それさえもさっぱりわからない」わけで、また「安倍さんが希望すること」でも担当省庁が動かなければ何も出来ないわけで、「一体誰が何を決めているのか」が大事だけれど、それが見えてこない。

ただ私は医学関係のことはわからないけれど、財務省の動きはもう何年も見てきたわけで、今回もとんでもない力を発揮しているのが見えた。

安倍さんの緊急事態宣言も「緊急経済対策案」とセットになるのはわかりきっていて、「緊急経済対策案」が決まらない限り、「緊急事態宣言」も出せない。つまり、安倍さんが何をしたくても「財務省がごねたら何も出来ない」ってこと。会社で言えれば「社長より銀行から来た財務担当役員の方が発言権がある」のと同じ。銀行管理下の会社と同じ。

だからこの1,2週間の動きを見ていると、財務省連合軍(岸田、麻生、二階)が雰囲気作りに動き回り、最終的に固めるものは固めて、岸田氏が安倍さんに「30万円の現金支給を進言」というあの時に「決着した」と私は見ました。だから「緊急事態宣言」はすぐに出るだろうと。

でもその辺の動きを見て、私はがっかりしていたんですよ。多くの専門家、評論家が「やるべきこと」を言っていたし、安藤・青山自民党議員たちが100人を超える賛同者を集めて提言したことも空振り。結局は「財務省連合軍の圧勝」が見えたから。

でも集中砲火を浴びるのは安倍さん。安倍さんが決めたわけではないのに。

結局、それは「リーダーシップがないから」ということで、安倍さんが批判されるのも当然。

でも私がそこに見たのは「集団指導体制」であり、日本は「官僚統制国家」であるということ。

そしてこの何年間、「官僚統制」と戦ってきたのが安倍さんだったということ。

でもその戦いの場にあったのは「官僚VS政治家」ではなくて、「官僚と手を組んだ政治家」vs「安倍さん」という図式。

そして安倍さんは負けた。今後は間違いなく「岸田、麻生路線」で日本は動いていくはず。

でも安倍さんの「小さな反撃」が見えた。それは「岸田氏が今回の経済対策について一任を取り付けた」という報道。

これは財務省連合軍からすれば「決定権を手に入れた」「安倍をはずした」ということだけれど、安倍さんからすれば「お手並み拝見」であるし、あの「30万円の現金支給」の言い出しっぺであると意気揚々としている(マヌケな)岸田氏が、「そのキャッチフレーズとは全く違う、とんでもないケチくさい内容だというのがそろそろ全国民にバレる」ことも含めて、「これからは財務省連合軍が矢面に立つ」ってことじゃないかと。

世間はそんな事情は「注意してみていればわかること」だけれど「見ようともしない」し、全ては「安倍のせい」となるにしても、安倍さんとしては「ほら、国民が怒っていますよ」と財務省連合軍に迫る事ができるってことでもある。

今回の「緊急経済対策案」ってなんてショボいのかと思うけれど、自民党内部では「岸田、麻生」がその矢面に立たつことになる。自民党内部では安倍さんは外されて、誰が誰と相談して決めたのかはみんな知っているわけだから。

「次期総理は岸田」で地盤固めをしているつもりだろうけれど、私は逆に「岸田って全く役に立たない」のが国民にバレると思っています。

「岸田、麻生」が「おいおいおい、財務省の言うことを聞いていたらヤバいんじゃないか」と思うようになればしめたものだし、そうなることを私は祈るばかりなり。

でもこのお二方は「経済なんてまるでわかっちゃいない」のは発言をきっちり聞いていれば我々にもわかることで、世間が何を言い出しても理解できないかもね。

「現金給付の話題が出たとき」に麻生さんが何を言ったか覚えています?

「現金給付が全く効かないのは、俺がやってみてはっきりしたじゃないか」と、リーマンショック後の2009年、麻生政権の時に彼が決めた現金給付のことを言っている。

彼があの時、やったのは「全国民に1万2000円(若年者と高齢者は2万円)を配布」ですよ。これって爆笑するしかないレベル。でもま、それも「財務省側に立って、現金給付もしたくない、支出は極力抑えたい麻生さん」にしてみれば、みっともなくてもそれを言うしかなかったのかもね。

岸田氏が「消費税減税には反対」と言った時に、その理由として「逆進性のこともあるし・・」と。消費税に逆進性があるのを認めるのなら、減税は一番コロナの影響が大きいであろう低所得層こそが恩恵を受けるという意味じゃないですか。でも彼は逆の意味で逆進性という言葉を出した。これってバカとしか言いようがないんじゃない?財務省からしっかりレクチャーを受けているはずなのに、ああいう頓珍漢なことしか言えない政治家。

二階さんが消費税減税に反対したのも同じ。「消費税を作ったときにどれほどの苦労があったか」「元に戻す責任は誰が負うのか」ですと。彼にとって大事なのはなんなのかを自ら国民の前で言ってしまった瞬間。

こういうレベルの人達が日本という国を動かしている。というかこういう人をうまく操っているのが「官僚」。

日本は今後も「官僚統制国家」であり続ける。そしてそれに対抗しようとした安倍さんの意志を継ぐ政治家は次期総理候補の中にはいない。

安倍さんはもう消えていく運命にあるにしろ、あの安藤・青山氏たちと立ち上がった100人を超える自民党の有志はどうするのか?

私が願うことは一つ。「自民党を潰せ」と今でも自民党支持派の私でもそう思う。あの若手たちが出る幕がない自民党なら存在価値がない。(でも野党はもっと酷い状態)

そして「官僚統制国家」から脱却し、利権集団を解体して欲しい。「新・新自由クラブ」を作るのも大賛成。

でも「歴史は繰り返される」のだとすれば・・・・。日本は「かつて大国だった国」で終わる。

こういうことを考えていると、いつも思い出すのがオーストラリアの公認会計士で監査法人に勤める次男坊の話。

「日本の企業は面倒くさい」といつも愚痴を言っていました。(最近は慣れたらしい)

たとえば監査をして「会計処理に問題がある」とした場合、オーストラリアや欧米系企業だと「即、決定権のある責任者と話して、その場で結論を出す」のが普通なんですと。ところが日本企業にこれをやろうとすると「担当者から【待った】がかかる」と。そして「担当と話し、説明をし」、そこで出る結論は「社に持って帰って検討します」なんだそう。

当然、社内では「決定権がある責任者と担当の力関係があって、ごちゃごちゃする」のが普通で、結論は先延ばしになるんだそう。これに掛かる無駄な労力、時間には我慢ができないと。きっとその責任者も自分で決めてはならないルールがあって、日本の本社にお伺いを建てるのかもね。

結局、日本企業にはスピード感も無く、他国の企業にどんどん追い越されていって「今に至る」わけで、こういう「日本企業のありかた」は「企業じゃなくて日本の風土がそうなっている」わけで、政治の世界も同じ。集団指導体制の中ではリーダーはリーダーでなくて「調整役」でしかない。

この問題点を乗り越えて前に進む企業もあるけれど、「日本の風土」「日本の政治」を変えようとする力はどこにもない。

そして、国民は「報道官と言ってもいいレベルの【総理大臣】に文句を言う」。これの繰り返し。そして政権が変わっても、体質はそのままで【官僚の世界は何も変わらない】【政治家は細かいことはわからないから官僚に任せる】という図式も変わらない。(ちなみにオーストラリアでは政治家が変わると、官僚も変わる。組織の末端である現場の人事も変わることがあるのに驚いたことがある)(さて、国民が望む国を作るにはどちらが正しいのか?)(公僕とはどういう意味なんですかね)

そういう意味では、安倍さんは良く頑張ってきたと思う。

ご苦労さまでした。と、今の時点では言うしか無いと思う。それとも安倍さん、若手自民党議員たちの反撃があるか・・・。

私はあの若手議員の顔ぶれを見ていると「明治維新を起こした有志達」を感じるんですよ。みんな勉強家だし「国士」でもある。彼らを古い政治体質の中で生き殺しにしてはならないと思う。彼らの多くは「強い組織をバックグラウンドに持っていない」という共通点がある。でもそれぞれは「彼らに夢を託した国民から選ばれた」のは間違いがない。組織票をあてにして出てきた古い政治家とは全く異質の自民党議員達。彼らこそが「本来、自民党と対峙するべき【野党】の姿」かもしれない。

頑張ってくれ~~~。

 
 
 

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