私達は「三密」が危ないって考えますよね。そう言われたからじゃなくて、想像すれば「三密が危ない」なんてのは誰しもが思う。
さて、事実は?
確証はある?
まぁ、専門家も「三密は危ない」というのだから、間違いないだろうと思いますよね。
では「三密が危ないのではない」という専門家の言うことは?
そいつは「エセ学者だろう」「おかしいやつはどこにでもいる」と思うんじゃない?だとするなら、なぜ満員電車に平気で何ヶ月も乗っていた日本人に感染爆発が起きないかの説明してくれないと困る。
でもどうも、最近になって「三密ではないのではないか」という学者がちらほら出てきているらしい。例えば「医療従事者は重装備」で固めている病院の中で「院内感染が出る」。そして感染者の率が20%だとか。こういうことがアメリカで起きているらしい。
おかしいなぁって思う学者もいるわけで、それはなぜなのかと調査してみたら、「物からの感染」の方が多いのではないかというのがわかってきた。病院でも感染場所が「休憩室」「更衣室」だったり、「床」に対する注意が足りなかったり。これは感染症の専門家ならすぐわかることでも、そうではない医者、病院が見落とすこともあるんでしょう。(それに気がついて、院内感染を劇的に減らした病院もあるらしい)
これは感染が多い「老人施設」もそうで、従事者が皆アホなわけでもない。だから何か「あまり注意を払っていなかったところ」からの感染があるのではないかと考えるのは良いことだと思うんです。「三密」には気をつけていても、「床」はどうなんでしょうか。誰かが歩いたらすぐに消毒するなんてことはありえない。一日に数回消毒したところで、感染者が歩き、咳やクシャミでもすればもうそれでアウトで、その床、通路を他の人が歩けばとんでもない早さでウィルスは拡散する。また皆が触る「何か」があるのかもしれない。ダイアモンドプリンセス号でも「各部屋に配られる食事の【食器】【トレイ】に注目」した専門家もいた。当然、床はかなり危ないわけで、船のどこにでもある「手すり」「ドア」に気を配りすぎて忘れる場所もあるんでしょう。
確かに最近になって「物からの感染に気をつけろ」という専門家も増えていますよね。
そして言われてみれば思い出すことは「ジムでの感染」です。覚えている方も多いと思いますが、「感染者同士は会っていない」のに感染した。つまり、「ジムの用具から感染した」と言われている。(でも【床】だという専門家はいない。ここは盲点じゃないんですかね)
こういうケースが実は多いのではないかという考え方が増えている様子。
また各国でロックダウンがなされていますが、それをしたら感染者は減るはずなのに減っていない国があると。Social Distancingが守られているのに感染するのはなぜか。これも「物」からの感染ではないかと。
例えば、ロックダウンをしたイギリス(UK)とロックダウンをしていないスウェーデンの違い。イギリスではロックダウンが効いているようには見えない。なぜか?
ロックダウンをしたからと言ってすぐに効果が見えるわけもないですが、「何かおかしい」と考える専門家も出てきている。
ロックダウンをしろ、緊急事態宣言を早く出せと大騒ぎした人たちは、まずなぜこういうイギリスのようなことが起きるのかを考えないとならないんじゃないですかね。「ロックダウンや緊急事態宣言をすれば【減るだろう】と考える」のはわかります。また「しないよりかしたほうが良いだろう」というのもわかる。
でもそういう「不安にせっつかれた【何となくそう思う】意見」ではなくて、それよりも「事実に基づいた考え方」って大事じゃないんでしょうか。
つまり、ロックダウンでもスーパーに行く。入場者数は制限され、皆、マスクをし、それぞれは近寄らないにしても、「商品は誰でも触る」わけですよね。トローリーやカゴを消毒するスーパーはあるけれど、商品を消毒するスーパーは聞いたことがない。
例えば感染者が「パスタ売り場でクシャミをした」としましょう。当然、ウィルスは商品に付着する。そしてそれは「数日間そこで生きる」とした場合、その商品を買った人は「ウィルスを家に持ち帰ることになる」。もしそのパスタを買わないにしても、触ればウィルスは手にくっつく。だからスーパーに行く時に必要なのはマスクじゃなくて手袋かもしれない。手は洗うにしても「買った商品をどうするか」。
こういうのが原因だと考えないと、辻褄が合わない感染が多いと気がついた学者もいるということ。
これは私が前に書いた「靴が危ない」「靴を履いたまま家の中を動けば家はウィルスだらけになる」という考え方と同じ。スーパーの床にもウィルスはたくさんいるとすれば、それを持ち帰る客は多いわけで、「ロックダウンの意味がなくなる」。
ロックダウンが効かないという意味じゃない。三密は関係ないというのではない。でも「気にするべき大事なことが他にもある」んじゃないかってこと。
ま、その他いろいろあるわけですが、そんな話をあのぶっ飛んでる「武田教授」がしています。
あああ、あのインチキ学者かと思うのも皆さんの勝手。私は信じていますというのも勝手。
でも私としては彼の良し悪しは別にして、とりあえず話は聞いてみようと思うし、全面的に仰るとおりとは思わないにしても、中にはなるほどと思うこともある。ここが大事だと思うわけですが、今回はそういう話が何か所もあると思いました。
また一緒に出ている「須田慎一郎氏」も重要なことを言っている。
頭を空っぽにして、先入観をすべて捨てて、WHOを全面的に信用するのではなくて、聞いてみてください。ハッと思うところがかならずあるはず。