「MCOが緩和」されて、それを「CMCO(Conditional Movement Control Order)」と呼ぶようになって、その内容の細部がわからないうちに、州によっては「違うやり方をする」となった。
大雑把なことは見当がつくけれど、個別の細かい事例を想像してみると、それがOKなのか駄目なのかがよくわからない。
こんなときにまた目立つ言葉が出てきた。
SOP(Standard operating procedure)
これを見れば詳細がわかると。
じゃぁ見ようと思ったわけですが・・・
膨大な量。そして内容ですが、「表題は英語」でも【中身はマレー語】。(T_T)
全然、駄目じゃ~~~ん。
しかし頭の回転も悪くなったジジーの私には1~2時間掛けて細かい内容を調べようとしても見つからない。主にニュースを調べているわけですが・・・。
1-2時間かけてニュースを見てもわからないってことは、そんな時間を掛けられない人はもっとわからないってことじゃないですかね。でも中には「わかってる人」もいて、そういう人がSNSに書いたりWhatsappやLineで情報を流す。しかしそこには「聞いた話」や「想像」、「勘違い」も混ざっていて何がなんだかわからない。せめてその情報の「出処」を書いてくれれば確認ができるわけですが、「こういうことらしいよ?」みたいな話を聞いてもしょうがないし、それを拡散したら大変なことになる。
でもそれを政府、自治体が放置してるってどういうことよ?
というか、「まだ決まっていない」「調整中」ってことなんだろうと思うけれど、私が危惧するのは、「誰でもが経験ある【マレーシアあるある】なんですわ。
銀行に行って細かいことを聞こうと思っても【聞く相手によって違うことを言う】【支店によっても違う】【確認するとまた違うことを言う】なんてことはほぼすべての日本人が経験しているはずで、これと同じようなことがこのMCOでも起こるんじゃないかということ。
「混乱状態」
「見切り発車」と言っても良いと思うのだけれど、これって困りますよね。
でも最近、私はこれが「マレーシアの良さ」だと思うようになったんですよ。
「とりあえずこの線でやってみよう。駄目なら、また修正が必要ならその時々、対処すれば良い」という考え方。
「立ち止まって考えるな」「動きながら考えろ」ってまさにこれで、いい加減に見えても、そして修正に次ぐ修正で混乱があっても、【結果的に早く良い結論に至る】ってことかもしれない。日本では全く考えられないことだけれど、これが今の時代を生き残る唯一の方法かもしれない。
ましてや相手は未知の敵コロナであり、そして移ろいやすい民衆の心理が相手なんですから。
では今後に修正、追加でいろいろ出てくるにしろ、「今の時点ではどうなのか」を調べても良くわからない。(笑)
そんな時に「在マレーシア日本大使館」からの情報。
各州・連邦直轄区における条件付き活動制限令(CMCO)の施行予定(令和2年5月3日午後7時現在)
これを見て納得しました。日本大使館でもわからないことを私が調べてわかるはずがないと。
(令和2年5月3日午後7時現在)、つまり昨日の時点でもこれしかわかっていない。
一部だけ抜粋してみますが、
これまでに判明している情報は以下のとおりです。なお,(1)には,5月4日からのCMCOの施行予定について,(2)には,CMCO下での州又は連邦直轄区内の独自規制に関する情報を記載しています。
1.クアラルンプール
(1)4日からCMCOを施行する。
(2)確認中。2.プトラジャヤ
(1)4日からCMCOを施行する。
(2)確認中。3.スランゴール州
(1)4日から一部変更を加えた上でCMCOを施行する。企業の再開は一部に限定する。今後,州当局と企業の再開について検討する予定。建設業界の企業は, 新型コロナウイルス(COVID-19)に関する安全行動計画を作成し,州政府当局から許可を得るという条件を満たせば,完全操業を許可される。
(2)レストランの営業時間は朝7時から午後10時までとし,持ち帰りと宅配サービスのみ許可。レストランでの飲食は許可しない。建物外での食品販売は12日以降に営業を許可される。小売店(mini markets)及び雑貨店(sundry shops)は午前8時から午後10時までとし,ガソリンスタンドは午前6時から午前0時まで営業を許可される。ジムや遊泳プールのような室内運動施設の使用は引き続き禁止される。地区の公園のようなオープンエリアでは,社会的距離を守るという条件の下,運動することが許可される。ただし,Shah Alam Lake GardensやTaman Jaya及びTasik Cempakaでの運動は許可されない。Bukit Gasingでのハイキングも許可されない。夜市,朝市,祭り,ラマダン・バザールも引き続き禁止される。4日から許可されるものは,レッドゾーンと考えられる地域を除く,スランゴール州全体で適用される。6.ジョホール州
(1)4日に同州政府の安全委員会がCMCOの施行に関する協議を行う。
(2)確認中。7.ペナン州
(1)4日からのCMCOの完全施行はせず,3段階に分けて段階的にCMCOを施行する。4日から8日までは,これまでの活動制限令(MCO)下で再開を許可された企業のみ営業を許可し,州政府はガイドラインを作成する。9日以降は,限られたセクターのみ再開可とする。その他のセクターは13日から再開が許可される予定。
(2)確認中。8.ペラ州
(1)4日から,食品セクターとスポーツ・レクリエーションセクター以外の全てのセクターにおいてCMCOを施行する。全ての政府機関が通常どおり活動を再開する。
(2)レストラン,フード・コート,移動式屋台,売店等は営業が許可されるが,持ち帰りか宅配サービスに限定され,レストラン内での飲食は許可されない。公園でのレクリエーション・スポーツは不可。
ま、我が家としてはあと1週間だろうが2週間だろうが、「今まで通りのMCO」でも全く困らないわけで、どうしても行きたいレストランがあるわけじゃないし、もしそのレストランで感染者が出ると「その他の客」も調査対象になるのは間違いがなく、やっぱり「このまま様子見」をするしかない。
前の日記で紹介した、みぬぅさんのブログに書いてあったことを再び載せておきます。
レストランでは体温を測り、住所氏名連絡先を記入しないとならないことになっていますが、それは「何のため?」ってことですね。これに関してみぬぅさんが「友人から来た配信」を以下の通り紹介しています。(みぬぅさんのブログはここをクリック)
「万が一、いろんな人々にサービスするサービス係が感染したとしたら、感染通達が保健省から来ることに。
そうなると、食事した当事者ばかりではなく、家族(同居者)や濃厚接触者まで、マレーシアでは徹底的に調べ上げる。
その上での2週間の自宅での完全監禁状態(あるいは、政府が決めた検疫施設に入ることに!これが怖い!ガーン)に、全員が入ることになる。
その迷惑の責任を取ることが出来るのか?」
これですよね、問題は。そしてここでは「サービス係が感染したとしたら」という前提だけれど、「客の中から感染者が出た」場合も同じじゃないんですかね。
そしてもしかしたら「ゴルフ場」でも同じかもしれない。