ウォーレン・バフェット氏が【5兆円の損失】を出した

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投資の天才ウォーレン・バフェット氏が今回のコロナ騒ぎで5兆円の損失を出したとのこと。

これも大事なポイントは、「コロナが表面化して、株価が暴落したために出した損失ではない」という点。彼は「すでに暴落した中でも【航空業界】を買い拾った」らしい。

これは彼が今まで言ってきた「良い会社の株を長期に持つ」という考え方。

でも彼はその株を「一ヶ月後に投げた」らしい。

つまり、今までの考え方を変えたことになる。

でもそれって「表面的なものの見方」でしかないと思うんですよ。私はウォーレンバフェット式は駄目だといつも書いていますが、それはウォーレン・バフェットが駄目ということじゃなくて、「彼のやり方を真似ても駄目」という意味。凡人が天才のやり方を真似ても同じことはできないと思うから。ウォーレン・バフェット氏の書籍、語録を全て暗記したところで「天才にはなれない」と思う。

そもそもですが、「暴落が起きれば、いつかそれは回復する」のが過去の例で、だから今回も同じように「回復時を狙って投資する」と考える人達は多い。私も一時はそれを真剣に考えていたのはこのブログに書いた通り。

「過去に起きたことは、将来も必ず起きる」というのは、私は正しい考え方だと思うし。

でもちょっと突き詰めて考える必要があるはずで、「暴落」は確かに過去にもあったし、今回もそして将来も起きるはずだけれど、それぞれの暴落は理由も違えば、対策も違う、世界を取り巻く環境も、投資参加者の心理も違う。

それなのに「暴落した」「復活した」というその【結果だけを重視して、過去と同様だ】というのは無理があるんじゃないですかね。

私達はそこをしっかり考える必要があるはずで、「下がれば上がるのが相場だよ」なんて簡単に言いきっていいものなのかどうか。

今回、ウォーレン・バフェット氏は「将来を見据えて【暴落した良い会社の株を買った】けれど、結局、一ヶ月後に考えを変えてその株を投げて、5兆円の赤字を出した(含み損)」と。

でも私は「ウォーレン・バフェット氏の手法、考え方の【一番大事なところは変わっていない】」と思うんですよ。でも今まではそこまで深堀りされていなくて「表面的なこと」「誰でも理解しやすいこと」ばかりが注目されていたのかもしれない。

そういう意味で、今回は「天才が天才である一番大事なところ」を我々が垣間見ることができるチャンスかも知れない。

彼がなぜ「買った株をすぐ投げたのか」の【今回の理由】も大事だけれど、私達は「過去に起きたことは必ず再び起こる」と結果だけを重視するのではなくて、その根底にあるものを常に見続けなければならないという、ウォーレン・バフェット氏からのメッセージのようにも思えるのです。

「暴落した時に安値を拾えば良いんだよ」なんて簡単じゃないことは誰でもわかる。ではどこまで深読みをするべきなのか。ここが難しいんでしょうね。

私にはそれはできない、と最初から諦めていて、「バカで無能なトレーダーはどう生きるべきか」を原点に考えて実行していこうと思っています。でもまだスケベ根性は完全には捨てきれていない。(笑)

この暴落からの復活で利益をあげようと考えている方。幸運を祈ります。

 
 
 
 

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