CMCOは6月9日まで延長?やっぱりねぇ。

5月12日で終わるはずのMCOフェイズ4ですが、一体どうするのかアナウンスが出ても良さそうなのに出ないからおかしいなぁと思っていたら延長ですか。それも6月9日まで。

やっぱりねぇ。

私はマレーシア政府としては「ラマダン+ハリラヤ」をどう乗り越えるかってのが最重要課題だろうと考えてきたわけですが、やっぱりそれなんだろうなと。

ラマダンは5月23日まで、そしてハリラヤは24、25。

この期間は非常に大事な期間で、また夜の食事、ハリラヤでは大きく盛り上がるのが普通で、この時期に気が緩めばまた感染は広がると考えるのが順当。

またCMCO(Conditional Movement Control Order)を延長したところでこの期間はちゃんと守らない人も出てくるはずで(法律の上に宗教があると考える人は多いはず)、その結果を政府は見たいはずだと前にも何度か書きました。でもその結果が出るのは2週間程度、後になってから。

今回の延長は6月9日まで。まさにラマダンが終わってから二週間後。計算はピッタリ合うじゃないですか。なぜ今回の延長は【二週間ではなくて1ヶ月なのか】はこれが答えじゃないですかね。

でもオモシロイと思ったのは、「ラマダン+ハリラヤを危惧する声」って全く聞こえなかったこと。これってモスリムでもない私には不思議に思えていたのですが、それだけ「微妙な問題」なんだろうと思うわけです。これはあのスリペタリンの大集会で大量の感染者が出た時、宗教行事をどう規制するかの時にも、一方的な「規制します」という簡単な表現じゃなかったですよね。

ちゃんと宗教指導者を集め、意見を聞き、相談しながら決めたのが「見える」ようにした。政府が簡単に「モスクに行くな」「宗教行事はするな」なんてことを言ったら大問題になるような国なんだろうとあの時に思いました。ましてやイスラム教はマレーシアの国教で、日本の諸々の宗教とは全く違う【国の基本】なわけだから。

逆にMCOが解除されラマダン+ハリラヤで感染者が増えても「これはラマダンのせいです」なんて口が裂けても言えない国なんだろうと思うわけです。

だから今回も「ラマダン+ハリラヤが問題になるかもしれない」なんて口に出したら、それは「宗教の冒涜」に近いものをモスリムは感じるのかもしれないし、「科学的根拠を全面に出して」、宗教には一切触らない、関係ない形で6月9日にしたんだろうと邪推しています。ラマダン+2週間という計算は存在しなくて、それは「偶然でしか無い」と。

でもま、どういう風になったらMCOを解除するかは公言していたわけで、まだレッドゾーンはあるし、アクティブケースも1000以下にもなっていない状態。そして「外国人労働者の感染が多く、市内感染は少ない」にしても【総数】だけ見れば、まだ安心ゾーンとは言えない。

でも様子見であるならば、二週間の延長で良かったはず。1ヶ月も延長する根拠が私にはわからない。

でもま、新たなCMCO(Conditional Movement Control Order)を始めたわけで、数字を見ながら臨機応変にやろうと考えるのはわかる。でもそれだとしても2週間で良かったんじゃない?

だからやっぱり政府は「ラマダン+ハリラヤ+2週間の様子見」を意識しているんだろうと思うわけです。でもそういう「腹案」があるにしても、今まで通りに2週間ずつ「小出しにする」方法もあるわけで、なぜ一気に1ヶ月延長としたのかはやっぱりわからない。今後は「緩いMCOを長くやる」という方針かな?ま、ソフトランディングを狙うならそれも一つの手。

それとは別の話ですが、我々が一番気になる「市内感染数」を【きっちり公表しない】のも、それを知れば人々は楽観してしまうからじゃないですかね。

実際に、かなり神経質に考え、行動してきた私でさえも、【少ない市内感染者数】を計算し、【感染場所】を見ると【もう山場は越えた】【自分の住む地域の危険はほぼない】という安心感があるんですから。「外国人労働者の感染が多い」のも、自分とは接点がないし、「このクラスターは制御可能」だと思うから。(シンガポールも数字を見るとびっくりだけれど、市内感染のケースとは大きな違いがあるはず)

もし政府が「外国人労働者の感染、クラスターは制御可能」「市内感染は激減しています」なんて言おうものなら、「じゃぁ、すぐにMCO解除しろ」という声は大きくなるし、私みたいに「気が緩む」住民は増えるんじゃなかろうか。

そうなんです。私の気はかなり緩んできました。(笑)

でもやることはやる。

私も「ラマダン+ハリラヤ」を【無事に越えないと危ない】という考え方に変わりはありませんから。

「外国人労働者の感染」に関しては、私は制御可能だと思っていて、もし今の数字の全てが市内感染だとしたら、「マレーシアはまだ全然、制御できていない」と考えます。

でも政府は「外国人労働者の感染制御の結果」を重視したいのだろうとは思うし、そういうマレーシアであることに尊敬の念さえ感じます。そして「皆の気もちが緩んできた頃」に【あえて1ヶ月の延長をする】なんて、政策立案チームの中に間違いなく社会心理学者もいるんだろうな、なんて思ったり。

でもその「心の変化」を読み、「住民が納得をすることをやる」というのは素晴らしいことで、日本にはできないこと。

安倍さんは迷走しているようにしか見えないけれど、彼に何がわかるわけもなく、「裏方にどんな人達が着いているのか」が気になります。厚労省にしても「御用学者を使う」しかしないはずで、そもそも【広く専門家の意見を聞く】【現場の声も聞く】ようにはなっていないのは、私達は311の福島原発事故ではっきり見た。

私達は「安倍が駄目」なのじゃなくて、【日本に構造的な問題がある】ことに気が付かないとどうにもならないんじゃないですかね。そしてこの数日の西村経財相の発言を聞いても、「国民より、自分の立場(政府+厚労省+御用学者)が大事なのか」と私は思ったもんです。

そういう意味じゃ、吉村洋文大阪府知事の株が上がりましたね。「次期総理」の声まで出てますが、私もそれに一票を入れたいですわ(でも多分、永田町に行くとやりたいことが出来ないのかもしれない)。やっぱり誰にでも検証し理解できる「数字を元に発言する」って大事なことで(高橋洋一教授が維新の顧問であることも関係あるかもしれない)、もしそれが間違えていたら訂正すればいいだけの事で、政府がやっているのは「精神論」「情緒的」で何が根拠になっているのかがわからない。経済対策も同じ。(この傾向が誰よりも強いのは小池さんで、都知事再選するのだろうけれど、がっかりですわ)

これで納得する国民がいたら、能天気としか言いようがないんじゃないですかね。

でも日本っていつもそれで、政治家は「頑張ります」「信じてください」みたいなことしか言わず、「一体何が問題でそれをどうするつもりなのか」を【具体的に言わない】ですよね。これは野党も同じ。

だからこそ吉村洋文大阪府知事が光って見えるのだろうと思うし、彼が凄いというより、彼を標準としないと駄目なんじゃないかと思ったり。彼は44歳。若手だけれど、同じ様なやる気満々の議員が自民党にも少なくない。安藤氏、青山氏を中心に結集したあの100人の志士たちの今後に期待したいけれど・・。

近々、「消費税減税の声」が高まるはずだけれど(今の経済対策は【借金を簡単にする】という対策で、【金を出す対策が中心ではない】からどうにもならない)、もし岸田+麻生、そしてバックに居座る財務省が動かないとしたら、100人の志士たちは自民党を出て欲しいと思う。きっとその可能性もチラつかせて激しい攻防戦が起きるはずで、また起きないとどうにもならないはずで、そこを注視していこうと思ってます。

しかしマレーシア、大したもんだわ。

今、私はマレーシアに住んでいてよかったと思う。いろいろ問題はあるにしても。(笑)

それと一つ全く理解できないことがあります。「なぜ、今頃になって【外国人労働者の感染が増えるのか】。

彼らの生活環境からしても「危ないのは初期の頃からわかっていたはず」じゃないんですかね。

私としては「わかっていたけれど手を付けなかった」ってことじゃないかと。つまりそれは医療現場や対策班のリソースの問題があって、「外国人労働者を後回しにした(優先順位の問題)」と読んでいます。

でもそれが出来たのは、「外人労働者の場合は【封じ込め】【クラスター管理が可能】と読んでいた」からじゃないですかね。宗教行事の様に「あちこちから集まって、また散らばる」わけじゃないですから。

もしかしたら「外国人労働者は【格下】」という考え方の【闇】があるのかもしれない。「人に非ずか?」

マレーシアって「歴史的に外国、外国人を利用して発展してきた国」なのは間違えがないと思っていて(マラッカが原点だと思う)、外国人にはいい顔をして利用するけれど、永住権を出して「国民と同等に扱うことはしない(永住権取得はかなり難しい)」し、我々MM2Hも同じで、【マレーシアの居住者なのに未だに海外から再入国できないのはなぜか】というのも考えるべきところじゃないですかね。

我々日本人の「外国人に対して考えること、やること。制度も」かなり大きな差があるのがわかる。

でもそれって差別ではなくて区別で、非常に大事なことだと私は思うわけで、日本は「差別と区別の差がわからない」から、区別をしようとすると「人権派が差別だと大騒ぎする」んじゃないかと。私は日本の移民政策、その他の法律も「ただのお人好し」「性善説」「悪い外国人はいない前提」の政策だと思っています。

これがはっきりわかるのが実は「日本国憲法の前文」。【平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して】と書いてあり、外国人は皆、公正であり、信義を大事にし、それを「日本国家、国民は信頼する」という意味。つまり「外国、外国人を疑わない」「韓国や中国が何をしても文句を言わない」「北朝鮮が日本人を拉致しても奪還しようとしない」のが日本国憲法の根本にある日本の精神。

「憲法は変えるな」という護憲派は、当然、この前文の通りに日本人は生きるべきだと考えているんでしょう。

そういう意味でも世界から見ると「不思議な国、日本」なのかもね~~。

って、また話はあちこち飛ぶ。大変申し訳無いけれど、「なぜ今頃外国人労働者の感染が問題になるのか」の理由って何が考えられます?

今まで感染者はほとんどいなかったのに、今になって突然、感染が広がった?

私はそんなのは信じられません。彼らの生活環境が劣悪で、コロナの感染を考えたら【どこの誰よりも危ない】というのは誰が考えてもわかるはずで、そうだとするなら「感染が広がらないようにする【要注意拠点】だった」んじゃないですかね。

私にははどうしても「外国人労働者は後回し」になったような気がしてならないのです。

 
 
 

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