データを細かく見たり、各国の比較はやめることにした

自分は凝り性ですからいろいろ細かいことを知りたくて、コロナの感染データをそれなりに追っていました。これは日本もマレーシアも同じ。

でも調べれば調べるほどわからなくなるわけで、それは調べ方が悪いのだろうと思っていたのですが、「そもそも自分が期待しているデータは存在しない」のがわかった。

私が最近、気になっていたのは日本でも発表される「感染率」であり、「再生産数(一人から何人感染するか)」。

ただ感染率は「PCR検査に依存している」わけで、そもそもの「PCR検査の精度に問題がある」のと「検査実施の各国の事情が大きく異る」ことから、そのデータを得ても比較ができないのね。

でもま、その国が一つの決まった方法でやっていれば、その国の中での「変化」を見ることはできるけれど、【他国との比較は出来ない】と思ってます。で、日本は「厚労省の集計が都道府県からの集計に変わっただけ」で、データに繋がりがなくなってるのね。

PCR検査に問題があるのは何度もブログに書いていますが、中国製の検査キットが劣悪で使えないという報道も出たし、アメリカでは「韓国産の検査キットは輸入しない」と決めたらしいし、じゃぁ、そもそも中国や韓国のデータってなんなのよと思う。

ニューヨークだけでも「検査キットメーカーが【30社】あってバラバラである」と。

ま、この手の話はいくらでも出てくるわけで、また「PCR検査そのものも簡単ではない」ことから、私としては「感染者数は全く信用できない」と思うようになりました。

でもこの数字を基本にして「感染率」も「再生産数」も計算されるわけで、「現実との誤差をどう見るのか」は専門家じゃなければわかるわけもない。

またマレーシアの感染者数も4月までには出ていた「Pendingの数字」が発表されなくなって、「確認中」はもちろんのこと「無症状者の数」もわからない。「New Cases」というのが「感染者数なのか患者数」なのか、「Recoveries」とは「治療を受けていた感染者が【退院した】」のか「無症状感染者が陰性になった」のも入っているのかもわからない。

この数ヶ月、いろいろ調べてわかったことは【正確なことはわからない】ということ。(笑)

でもま、公表されるデータを無視するということではなくて「目安程度」に見るしか無いなと。

その目安だとしても、その中で私が重視するようになったのは「In Treatment」でこれは「患者数」だと解釈していますが、この数字が減っていけばオッケイ。そして「死亡者数」ぐらいかな。

結局、私達が気になるのは「感染するかしないか」よりも「感染して重篤な症状になるのか」「死ぬのか」ってところのはずで、我々年寄が「無症状のまま治った」なんてことは無いにしろ、「軽症で終わるなら良い」とするしか無いと思うんです。

だから「In Treatment」、「ICU」、「Ventilator」の数字に注目しようかと。

上のデータ、グラフはここから。

COVID-19 | Malaysia Outbreak Monitor | Live Updates

Find out the current outbreak in Malaysia and the world, COV…

ちなみに「再生産数」に関してマレーシアでも発表があって、今現在、0.3らしい。この数値の誤差が大きいにしても素晴らしい数値。

0.3ってことは例えば1000人の感染者がいたとして、彼らは300人に移す。そしてその300人は90人に移し、90人は27人、27人が8人、と減っていくことを意味する。逆にこの再生算数が3.5だとすると、一人が3.5人に、そしてそれが12人、43人、150人、525人、1840人、6430人、22500人、79000人と指数関数的な増え方をする。

この再生産数「infectivity rate (R0 value)」がマレーシアでは3.5から0.3まで落ちて、このまま行けば終息するけれど、皆が気を緩めるとまた増えるというグラフも発表した。

The Star Online

PUTRAJAYA: The reduction of the Covid-19 infectivity rate (R…

このグラフ、数値がどれだけ正確かとかそういうことはちょっと置いといて、「MCOをしたのは大正解でした」ということと、「安心したら【元の木阿弥になりますよ】」という注意喚起。

ま、MCOをやったのだから当然の結果だろうし、今後も注意しないと危ないのは当たり前だろうとマレーシア在住者は思うはずですが、世界的に見るとこれは快挙なんですよね。こんな風にうまく行っている国は珍しい。これは日本も同じで「自粛要請でしかない」のに数字的にはよくなっている。

「不思議な国、日本」と「不思議な国その2,マレーシア」みたいなもんでしょうか。

でも悪戦苦闘している他の国々とどうしてこういう差がでるのかは、想像はできてもはっきりとして理由はわかっていない。

話はちょっと変わって、公表される数字ですが、日本を見ると一体どうなっちゃってるんだ?と誰しもが思うはず。私もそう。

これは「組織的な問題」もあるとは思うんですが、もしかしたら日本って「恥部もちゃんと公表する国」なのかもしれない。

そもそも日本人って性格的に「数字を大事にする国民」なのにめちゃくちゃに見えるけれど、「めちゃくちゃはどの国も同じかもしれない」って私は思うんです。

マレーシアもそうで、日常生活で我々が知っているマレーシアが、毎日「正確な数字が出せる国」とは申し訳ないけれど思えない。でも毎日毎日きっちりデータが公表されるってことは、「担当者に絶対的な権限」があって、「周りは口を出さない」という組織になっているだけで、担当部署では結構いい加減かもしれないと私は邪推しています。

ちなみに私は日本のデータはここを見るようにしています。

日本国内において現在確定している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を厚生労働省の報道発表資料からビジュア…

そしてPCR検査の精度の問題も、それが話題になるのは日本ぐらいなもので、各国は「精度は非常に高いという【前提】」で動いている。

これに我々は惑わされているわけで、事実がどこにあるのかはわからない。

「あの件はどうなってる?」と聞かれて、「それが、いろいろ問題がありまして・・」と真面目に報告するのか、「全く問題がありません。全て順調です」と答えるのかの違いがあるんじゃないですかね。

私としては、日本の場合は問題点がどんどん出てくるのは、それは日本人の真面目さがあるからかもしれないと思っていて、外国人が言う「ノープロブレム」というのがどういう意味なのかは我々はよーく知っているはず。

そういうことも加味して、「海外のケース」を見る必要があると私は思うんですよ。

「報告、公表されるデータに間違いはない」と思ってしまうとうまくなくて、「問題が浮き彫りになる日本は駄目だ」じゃなくて、浮き彫りになる日本だから良いという考え方も必要かもしれない。

そもそもPCR検査の問題点が海外では話題にならないっておかしいと思いません?

でも中国製は駄目だとか、韓国製は輸入禁止だとか、そういうところは聞こえてくるけれど、「そもそもPCR検査ってどういう問題を抱えているか」を理解せずに、細かい数値を言う人って変だと私は思うわけです。

ところで抗体検査が脚光を浴びてきましたが、この抗体検査はPCR検査より精度は落ちるとのこと。

でも使いみちは十分ありそうで、これは良い傾向かもしれませんね。

それと知っておくべき情報として「実行再生産数」に関して。

この数値を毎日発表する国もあるわけで、日本やマレーシアもそうなるかもですね。

WIRED.jp

新型コロナウイルスの感染拡大状況を把握する上で、「実効再生産数(R)」という数値が注目されている。1人が何人に感染させる…

 
 
 

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