マレーシアの新規感染確認者数ですが、どんどん減ってきてこりゃ良いかなと思っていたら増えだしている。
この数字だけ見ているとわからないけれど、「帰国者」「外国人労働者&外国人」「(最近の)イミグレの勾留者」を除いた【マレーシア人の市中感染】だけの数字を見ていればまぁまぁだと思うわけです。
でもそれらを区分けされているグラフは私は見つけられていないし、この総数からはわからない。毎日、発表される数字を頭の中で計算しているだけ。
マレーシアの感染者数ですが、なんかおかしいなと思ったのが、「ある日ある時から発表された【外国人労働者】の感染」です。
彼らがどういう環境で生活しているのかは誰でも簡単に想像できるわけで、【感染拡大の危険性】から言えば、一番危ないと言っても良いような生活環境。つまりいの一番に外国人労働者を調べるのが順序じゃないかと私は思っていたわけです。
でもそれはなかったようで、どうも【後回しにした】感じがするんですよ。
彼らは基本的にあっちこちに行くわけでもないだろうし「クラスター管理」は簡単かもしれないけれど、【人権】という意味において後回しにした感じを私は受けました。まずは国民からだろ?みたいな。
そんなことはあるわけないよなぁなんて思っていたところで、最近の「イミグレで勾留されている人たちの感染」が発表された。
彼らは全員外国人なのだろうし、不法入国、不法滞在、不法労働で勾留されているのだろうし、どうも「強制退去」「強制送還」の対象らしい。
もしマレーシアに存在する国民、住民、外国人に「重要度の順序を付ける」としたら、彼らが一番、最後になるであろうことはわかる。
「刑務所」がどういうことになっているのかわからないけれど、刑務所もイミグレの勾留者も「クラスター管理は簡単」だとしても、「後回しにされた」ような気がするわけです。
そもそもマレーシアの「滞在ビザ」を考えてもそうですが、「皆さん、来てくださいね~~」と両手を広げて歓迎したはずのExpatsやMM2Hが「再入国できない(今はできるような動きはある)」というのも私としては納得がいかないわけです。国民や永住権保持者は入国できても、ExpatsやMM2Hは「君たちは重要な住民ではない」「人権も制限する」と言われているような気がします。そしてマレーシアは「とんでもなく永住権を取るのが難しい国」。
つまり「国民と外国人の【線引きがはっきりしている】国」だと思うんですよ。
ま、当たり前って言えば当たり前ですが、「沈む船から救命ボートで逃げる時に、【国民優先】みたいなもの」を感じます。
それは考えすぎだとしても、私としては「外国人労働者」や「勾留者」は【クラスター管理が楽】なのは間違いがないと思っていて、【最近、やっとそれに着手した】のかもしれない。
つまり、それだけ【余裕ができた】ということもできるはずで、「感染者の総数からは見えない【改善の方向】にあるのは間違いがない」と思っています。あるいは「彼らの平均年齢は低い」はずで、我々みたいな年寄りの「感染したら命の危険がある」という状態ではなく、「無症状感染者」も多いのかもしれないとしたら「後回し」にするのもわかるような気がします。
やっぱり我々が一番気になるのは「市中感染者数」で、それを重視していれば現状がよく分かるんじゃないですかね。
だから「外国人労働者」「勾留者」の感染を制御できれば、そしてそれは遠くはない将来にできるはずだと私は思っていて、それからが(とりあえずの)終息に向けての現実が見えてくるんじゃないですかね。
でも「人権」という意味においてはややこしい「難民」はどうなっているのか。先日ちょっと「ロヒンギャ」のことを調べてみたのですが、これまた生活環境は劣悪なんてものじゃなくて、彼らのマレーシアへの流入、感染状況がどうなっているのか気になります。
そしてラマダンも終わってハリラヤですね。
これで「感染者の数字にどんな変化が出るのか」がわかるのは6月に入ってから。6月9日までのCMCOですが、どうなりますか。私としては当初のような「2週間毎の延長」になるだろうと思っていますが。
もし「第二波が来た」みたいな感染者の増え方をしたらどうなるんでしょうか。CMCOは元のMCOに戻す?
今のCMCOも私は「経済界のプレッシャーに負けた」と思っていて、つまり「第二波が来ても有効なMCOを再開するのは難しいだろう」と見ています。
ダラダラとしたCMCOの結果はラマダン、ハリラヤの影響は受けるはずで、「その手の影響はないであろうCMCOその2」が効くのか効かないのか「延長して」政府は様子を見ようとするんじゃないですかね。
それとも「皆さんがSOP(Standard Operating Procedure)を厳守した成果がありました」と嬉しい結果になるんだろうか。
どちらにしても、我が家はMCOが始まったときからの生活をそのまま続けて様子を見るだけ。
でも「床屋」に行きたい・・・。
ヨメ 「大丈夫よ。毛がたくさんあるように見えるし・・」
ですとさ。
数年前に「虎刈りにされた」時、以降、ヨメさんには頼まない我が家。