これから世界は大きく動く 米中に注目

去年からこのブログでは「世界で、来年(今年のこと)から大きな波乱が起きるはず」と書き続けてきました。

それは「米中戦争」(ドンパチやるという意味ではない)が本格化するであろうと思ったからで、「米中貿易摩擦」なんて生易しいものではない【生き残りを賭けた戦い】【文明の衝突】が起きると。

アメリカが「覇権国であることをやめる」のはオバマ氏の頃から見えていて、「多極化を進める」方向。これはトランプ氏も同じ。「アメリカは世界の【警察】ではない」という言葉がそれを象徴していると思います。要は「アメリカの力が弱くなった」「余裕がなくなった」(アメリカのGDPの世界比率は落ちるばかり)ということですが、ここで伏兵が出てきた。

それが中国で、「自由のない、人権無視の独裁国家」であっても「経済的に豊かになれば西側陣営に近づくであろう」ことが長い間言われていたし、「豊かになるように世界が中国を支えてきた」わけですね。

ところが「裕福になった中国」はどうしたかというと、「西側陣営に合わす」のではなくて「中国色を強め、中国のやりかたで【世界進出】を始めた」。アメリカに対して「太平洋をハワイで二分してそれぞれがコントロールしよう」なんてことまで言い出した。

これじゃ「多極化を目指すアメリカ」でも【新たな覇権国が出てくるのでは意味がない】わけで、中国を牽制しだした。この動きはオバマ氏の頃からあったものの「弱腰で口だけ男のオバマ氏」は何ら有効な手を打たなかった。それどころか「南シナ海は軍事化しない」というトップ同士の約束を破った中国に対してやったことは「航行の自由作戦」レベル。

この横暴さはありとあらゆる面で見えるようになり、「一帯一路」では「貧乏人に無理やり金を貸して、返済できなければ【重要拠点を取る】」というようなヤクザまがいのことも始めた。そしてそれはインド洋を超えてペルシャ湾の方まで広がり、東は南太平洋の国々、それどころか南米にも手を出し始めた。

中国は「経済」「文化」「科学技術」そして「軍事」の全ての分野で【世界の覇権を取るつもり】なのが明確になったわけで、これに対してトランプ氏が動き出したのがはっきり見えだしたのが去年。その手始めが「貿易摩擦」であって、これは単なる序盤戦でしか無いと私は思ったわけです。

ただ今に至るまでには「え?中国と手打ちをしちゃうのか?」なんて思う場面もあったものの、トランプ氏は今回のコロナ騒ぎを利用して「さらなる【中国叩き】」を始めた。私としては良いことだと思うのですが、気になるのは【日本がトランプ氏と歩調を合わせていない】ってところ。それどころか「中国にどんどん寄り添う方向」で動いているという点。

これは「習近平を国賓として招く」ことに固執し、経済界も「中国で稼ぐしか無い」と動き、それに合わせた親中派の多くの議員が中国を向いてゴマをすりだしたことからもわかる。

しかし世界に目を向けると「台湾問題が表面化」し、「一国二制度を守るはずの香港」に中国が「本土化する動きを活発化させる」という【今までになかった緊張感】が増している。

ここでもアメリカは「台湾、香港を守る側」という立場を鮮明にしだしたし、WHO脱退もそれの一環でしょう。

アメリカはこれからどうするつもりなんですかね。そして日本は?

トランプ氏は大統領再選が掛かっているわけで、そして彼は今までも政治家らしくない「ディール」をするし、口からでまかせもお手の物。この「本音がわからない」というのがトランプ氏の特徴だし、それが彼のやりかたであることも加味して考えないと駄目ですよね。

日本がどういう基本路線を持っているのか私には全く見えません。というか「中国に寄り添う態度」が日本の方針だとは思えないし、まさかトランプ氏と敵対しても「中国側につく」なんてあり得ないと思っています。

でも「日本が生き残るためにはそれが必要」なのであれば、それを選ぶのかもしれない。トランプ氏の尻馬に乗っても利益はないと読んでいるのかもしれない。でもアメリカの同盟国であり、アメリカの核の傘の下に存在し、日本国土には米軍が駐留し、軍備もアメリカに依存しているわけで、経済関係の深さも考えれば「日本がアメリカと喧嘩するわけがない」と思うわけです。

それとも「こうもり」の様に、米中間を行ったり来たり出来ると考えているのか。この辺はさっぱり私にはわからず。

ただ、5月29日にトランプ氏は「重要な演説をする」ことになっていて、それに注目していたのですが、私はこの内容は「中国に対する【宣戦布告】」にさえ思えるのです。

特に今は「香港がどうなるのか」が一番気になるわけで、「香港が香港で無くなる日」が本当に来るとしたら、我が家にも影響が少なくないわけで、かなり気がかりです。

私の従兄弟が香港で永住権を持ち、家族で住んでいたのですが、さっさとイギリスに渡ってしまいました。台湾もアメリカも「香港住民を助ける。受け入れる」と表明していますし、きっとマレーシアにも香港の人が多く入ってくる(この動きがあるのはすでに言われていた)し、私は今67歳ですが、私が今まで経験したこともないことがアジアで起こり、そして世界に広がっていくような気がしています。

そして今の米中を見ていると、「朝鮮半島、台湾を手中にし、満州国を立て、勢力を伸ばし続ける【あの当時の日本】」が頭に浮かんでくるのです。

読者の中に「プラザ合意」「日米構造協議」「年次改革要望書」のことを覚えている方がいらっしゃるかどうかわかりませんが、私はあの一連の動きの中で生きてきてわかったことがあります。「アメリカもヤクザと同じだ」ってこと。「こちらはルールを守っているのだから良いでしょ?」というのは成り立たないのね。アメリカは「勝てないルールならそれを変える」ことを平気でするし、それでも勝てなければ「ゆすり、恫喝」何でもする。

日本っていつもそれに揺さぶられ、言うことを聞いてきたわけで、「貿易摩擦が起きれば【自主規制までする】ような国」。アメリカが戦争をすれば「一兆円でもすぐ出す国」。

でも今回は「アメリカに追従しているようには見えない」日本。大丈夫なんですかね。

とりあえず、ここのところの一連の出来事、進み具合を私はまとめることは出来ませんが、この動画を見ると「大筋はわかる」と思うので紹介します。


また今まで何度か紹介したことがありますが、このDeepMax氏の解説、視点も抑えておくべきところだと思います。


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