あの有名なサーカス劇団の「シルク・ドゥ・ソレイユ」が破産ですかぁ。
あれほど有名で世界中で大受けで、素晴らしい劇団は他に比べるものもないと思っていましたが、コロナの影響に耐えられなかったんですね。95%の団員がレイオフを強いられていたと。
ではなくなってしまうのか?というとそういうことじゃなくて、中国の複合企業が債務引受けと再生に向け3億ドルを投じると。カナダ政府系の投資会社も2億ドル出す。
「シルク・ドゥ・ソレイユ」の株主構成がどうなっているのか知りませんが、今回のコロナ騒ぎで危なくなった企業に中国が資本注入したり買い取ったりの動きが活発化しているというニュースは見たし、「シルク・ドゥ・ソレイユ」お前もか?と思った。
しかし中国の快進撃というか怪進撃を止める手立ては無いんですかね。
世界は自由経済を元に動いているからそれもしょうがないという意見があるにしても、相互主義ってのがあるはずで、「自分は自由を謳歌するけれど、他人にはそれをさせない」ってのは、私は排除されるべきだと思うんですよ。中国が世界各国でやっていることを、中国国内では外国勢にやらせないんですから。これって「海外から見たら中国は鎖国をし、中国人は世界で自由に行動する」のと同じでうまくないよね。
でも世界はそれを認めてきた。中国が豊かになれば自由主義諸国と同じ考え方、行動をするだろうと思ったから。これって「貧しさゆえの行動だろう」と食えないヤクザに手を差し伸べたら、小国をも手玉に取るような世界で一番大きな組織になってしまったようなもの。そして近いうちにアメリカさえも抜くヤクザ大国になるのも見えてきた。
これは止めないと~~。せめて他の国々と同じ基準で行動してもらわないと困る。
まずは変動相場制への移行と、資本の自由化でしょうか。でもそれは「共産党独裁の【終焉】」を意味する。
どうも中国は奪い取った南シナ海に「防空識別圏」の設定する様子。尖閣諸島での行動も活発化しているし、どうなっちゃうのか。習近平は(口だけ男の)オバマと「東シナ海は軍事化しない」と約束をしたにも関わらずに好き勝手なことをする。
でもアメリカを中心にそれに反撃するような行動が目立ってきたのは良いにしても、日本はアメリカと歩調を合わせていない。
これって日本の経済界の要望らしく、日本国政府はそれを無視できない。
アメリカは引く気がないし、中国も屈服する気はなさそう。そして日本は中国ににじり寄る。
香港国家安全法も可決されたようで、「一国二制度」も形骸化するんでしょう。
かつて日本が中国やアジアに大きく出ていって、結果的には戦争になったわけだけれど、あの当時の日本と今の中国と私の中では重なるんですよ。
大丈夫か、日本。大丈夫か、世界。
どちらにしても「このまま行く」わけはないはずで、それが我々の生活にどう影響するかはわからないにしても、無視をする、流されるわけにはいかないはず。
「世界は安定している」という前提で生活設計をするとうまくないと思う。