中国はなぜ「チベットに侵略」したのか。水の「武器化」が進み、それは中国の世界戦略の一つであると。

中国が豊かになるのと同時に、隣国に侵略、あるいは経済的にも政治的にも中国の影響下に置いてきたのは明らか。そして今ではその手は南シナ海、東シナ海、それどころか太平洋、インド洋にも広がっている。一帯一路構想もその戦略の一部であり、仕上げなんでしょう。(デジタル人民元の世界戦略は今、始まろうとしている)

しかし不可解なのは、「なぜ中国はチベットを強奪したのか」ってところ。

これって素人考えではどうにも理由がわからず、単なる「領土拡張主義」だけでは無いだろうとは思うのの、腹の底はわからない。

ところが、チベット研究家はその理由を前から指摘していたらしい。そしてそれは世界中で話題になった「三峡ダムの決壊懸念」にも関係していると。

要は、中国は「水源の確保」を狙っていたと。

言われてみれば、中国が近年、日本の北海道の土地を買い漁っているのが聞こえてきますが、なぜか山奥の水源にも手を出している。水に対する執着が日本人とは大きく違うんじゃないですかね。

私達日本人は「水と空気」は常にそこにあるものであって、水の確保に関しては世界の常識とは違う感覚があると思います。とは言いながら、日本の歴史の中で「水を求める争い」は常にあったわけで(今も同じ)、水とは命、そして発展には欠かせないものなのは明らか。

日本は山岳地帯が多く、水源も多い。

ところが中国大陸を見てみると、基本的には大きな平原であって高低差も大きくなく、それは今回の洪水でもそれがよく分かる。一度、洪水となるとそれは広範囲に渡り、なかなか水が引かないのもそれが理由。そして、中国にはメインの大河が二本しか無い。それは今回、水害が深刻な「長江」であり「黄河」。

中国では「水問題がある」のはかなり前から指摘されていましたよね。それは水不足であり、深刻な汚染。

北京にはもう綺麗な水はなく、それだけでも「首都移転」をする理由になると。

どちらにしても「中国には水源とそれに繋がる独立した大きな河川が少ない」のは間違いがない。

そしてここで重要なのは、その「長江」にしても「黄河」にしても、中国の大動脈とも言える河川の水源は「チベットにある」ということ

これは中国人ではなくても「水源が他国にある」のはとんでもなく大きな不安なのは理解できる。日本でさえ、ダムを作れば他県にその影響があるわけで常に大問題になる。でももしその水源が他国にあったらどうなるか。

やっぱり「水源を抑える」のは「生命の維持と発展の根源」でもあり「国家が全力を上げて取り組むべきこと」じゃないですかね。

なおかつ水源であるチベットを手中に収めることができれば、同じくチベットを水源とする「メコン川」「インダス川」も中国がコントロール出来てしまう。アジアの有名な大河で中国がコントロールしていない川はガンジス川のみとのこと。

これは中国大陸、アジアの「人命、経済発展の根源」を抑えることに繋がる。

確かに思い起こせば、インドとパキスタンの戦いの大元に水問題があったはず。

中国って私が思うに、「長期的な計画に長けている国である」ということ。サラミ戦略とも揶揄されますが、中国が欲しいものは長期的にジワジワと手に入れる。たとえそれが成就するのは50年後だろうが100年後だろうが、「必要なものは必ず手に入れる」様に動いているように見えます。ここに長期的展望が見えない日本との大きな違いがあると思う。

どちらにしても、中国は「水を制するものはアジアを制する」ということで動いてきたということであって、それはすでに彼らが望むようになっている。メコン川も同じで、中国が作ったダムで下流の国々に大きな問題が起きているのは報道されている通り。

そしてもう一つの大きな問題は、「世界はその中国を後押ししてきた」ってこと。そして今では「抜き差しならない状態」にまで陥っていると。

今、アメリカ(世界含む)が中国とデカップリングしようとする動きは、こういう「世界が中国に依存しすぎる状態」を変えなければ「いずれ世界は中国の意のままに動くしか無い」のがわかるからじゃないんですかね。

そういう話を説明するこの動画の中では「医薬品」のことが例として上げられています。アメリカの医薬品会社の8~9割が南京に依存していると。だからもし「三峡ダムが決壊」するようなことがあると、アメリカの医療全体が大打撃を受けると。

そもそも三峡ダムが出来るときも多くの反対があり将来の問題を懸念する声は大きかった。そしてなおかつ中国らしい建造物で大型の不正、手抜き工事も指摘されていた。

アメリカが懸念するのは、中国の産業、技術が世界に深く入り込むだけではなくて、生産工場としての中国に大きく依存するということは「世界が中国の低レベルのスタンダードに振り回されるようになる」ことでもあるんじゃないですかね。そして生産拠点を握られれば、世界は中国の言いなりになるしかない。なおかつ中国は「情報を抜き取り自国のものにしてしまうのは歴史的なお家芸」でもあるんですから。

中国がチベットでどんなことをやってきたか。そしてそれをどう隠蔽したか。また世界はなぜチベットで起きていることを黙殺したのか。


グローバリズムと新自由主義で「効率と利益ばかり追求してきた世界」は今、変貌しなければならないことにやっと気がついたってところでしょうか。

私は以前からグローバリズムと新自由主義には反対の立場を取って来ましたが、今の世界の動きは「グローバリズムと新自由主義の行き着くところでしかない」と思っています。

何でも自由で、効率が良いことは全てに勝るという考え方で世界は動いてきましたが、決して世の中はそんなうまい具合には行かないのは、「日本の伝統と文化」を基本に考えれば簡単にわかることじゃないんですかね。私は多くの人に馬鹿にされながらも「日本の良さを守り引き継ぐべき」とうったえて来ましたが、効率も悪く前時代的と一般的に言われる日本の慣習は、世界には珍しい2600年も続く日本という国家が学び、そして手に入れたものだと今でも思っています。

自分の目先の利益ばかり追い求める生き方を日本人はしてこなかったはず。

明治維新で日本は世界の良いところを学びましたが、「世界は常に日本より進んでいる」という考え方は間違っていると思うわけです。

そういう意味でも、安倍さんが言った「日本を取り戻す」という発言に私はいろいろと期待してしまったのだけれど、結局、安倍さんがやったことは「東京裁判史観をはっきりと認め」「グローバリズムの推進」であったと思います。マクロ経済的には日本を救ったと思うけれど、ミクロ経済的には全く駄目で、私としてはもっと根本的な「問題の解決」をしてもらいたかった。

菅さんは仕事師だとは思うけれど、目先の問題解決能力が高いだけにしか私には見えないし、日本という国家の根源を守り育てることは無いように感じています。ま、世間が菅さんに要求するのは所詮、目先の問題解決でしかないとは思っていますが・・・。

ちなみに私は菅政権は短命に終わるような気がします。その理由は簡単で「菅さんには総理として、国の代表としての大事な【華】【カリスマ性】がない」から(笑)。ああいうタイプは嫌われると徹底的に嫌われて味方も逃げるタイプだと思う。「仕事はできる」のはトップに必要なスキルの一部でしかないんじゃないかなぁ。

しかしまぁお金が大事なのは当たり前ですが、世界中がお金のために生きるのが加速しているように感じます。私はどうにかそんな世界に反抗したいと思っていますがどうなりますかね~~。毒をもって毒を制すつもりですが。(笑)

中国との付き合いは、「アメリカの顔色を見る」のも大事だけれど、「倫理的に問題が大アリの国」とどう付き合うべきかは日本が独自で方向性を出すべきだと思うんですけどね~。中国にべったりだったヨーロッパの国々も「言うべきことはきっちり言う」のは流石だと思ったり。

ヘラヘラ笑いながら利益ばかり追う日本って最悪だと思うけれど、これってまさに戦後、戦勝国が作った日本そのものなんですよね。「骨抜きにする」ってこういうことなんだろうと思う。「怖い国、儲けさせてくれる国に尻尾を振ってなびく日本」なんて、日本の2600年の歴史の中でこんなことがかつてあったんだろうか。

 

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