トランプ支持者はがっかりしていると思います。どこかで不正の決定的な証拠を出して、大逆転するのを心待ちにしていましたが、それは起きなかった。
いや、不正の決定的な証拠はいくつもあったと思っていますし、州や連邦の公聴会でもごっそり出てきたし、ドミニオン集計機でさえも「ネット接続はされていない」はずなのに、実際にアクセスしてデータ改ざんが可能の証明をしたのに、それも無視。
選挙の決まりを勝手に変更した諸州を憲法違反で訴えても、審議されることもなかった。
そして不正を訴える人たちは嘘つき、陰謀論者とレッテルを貼られ、ツイッター、フェイスブック、ユーチューブからも追い出され、過去の発言、動画も削除されたり。
一国の大統領の発言さえも平気で削除、アカウントを停止。
それはやり過ぎだろうと他国の元首、高官も言い出しても、それも無視。
不正そのものも異常だと思ったけれど、その後のメディアやビッグテックの動きはもっと異常だと思った。
でもトランプ氏の負けは負け。こればかりはどうしようもない。どちらに正義があろうと負けは負けだと思う。
ただ私が流れを見ていて感じたことは、トランプは「法律に沿って動いてきたこと」で、私としては「それは平時の考え方」であり、「有事だと考えて強権を使うのも必要だ」と考えていました。でも強権を使って大統領職を強奪するということではなくて、「審議すべきことを審議すれば、全ては明らかになるはず」だと思っていた。
この辺に関しては、トランプの甘さ、読みの浅さがあったような気がしないでもないのね。
と同時に、最初から「大きな不正の証拠を掴んだ」と豪語していたパウエル女史にしても、その持ち駒をいつ出すのかトランプ支持者は待ち続けたけれど、その話も闇の中。
これは正直な所、「うまく乗せられてちゃったのかな」という思いがなくもない。でもパウエル女史にしてもジュリアーノ氏にしても、私は「信頼するに値する人物」だと思っていて、嘘をついて煽る人たちには見えない。また彼らだけではなく、多くの重鎮が多くの情報を出していたけれど、それも途中でたち消えで、どうにも納得がいかない部分がある。
でもま、戦争でもなんでも同じですが、「結果」はわかっても途中でどんな作戦がありどんなやり取りがあったのかの詳細を我々が知ることは出来ないのは、私達の歴史上の出来事でも同じで、基本的には「勝者が書いた筋書き」が歴史として残るだけ。
負けは負け。
でもそれは選挙のことであって、「不正を正す」「闇は暴く」という動きはこれからも続くし、活発化するはずで、「不正があった」と考える国民は共和党、民主党をあわせて数千万人はいるわけで、不正問題が放置されることはありえない。でもま、情報戦はこれからも過激になり、トランプ派への弾圧、誹謗中傷は続くはず。
ただ今回の大騒動でいろいろ見えてきたことがあって、それは「アメリカが本当に大きく左傾している」ということ。
この辺は聞いていたものの、肌感覚でそれを知ることは無理だったものの、今回の騒動で、それがかなりはっきり見えてきた。そして副大統領のカマラハリス、影に隠れたままのサンダース、そして若いアレクサンドリア・オカシオ・コルテスの主張も、聞いてみると目が点になるくらいの左派思想を持っている。
私は日本の福島瑞穂、辻元清美でさえも「右派に見える」ぐらいだと思った。
保守と言えばアメリカ、そんなイメージはとっくのとおに終わっていたのを感じたのは衝撃的でした。
そして左派、社会主義となればその根底にあるのはグローバリズムで、これは全体主義に繋がり、そして独裁主義にも繋がるのは自明の理で、すでにアメリカがそうなっているのもわかった。つまりビッグテックの動きがまさそれで、彼らが考える理想は絶対に正しいという前提で、それとは違う思想を持つ人達は「抹殺するべき、抹殺しても良い」と考えているのがわかったから。
この傾向は日本の左派にもあって、人権人権という割には、保守系の人たちのそれは認めない。違う意見は「差別」だ「ヘイト」だと決めつける。どこに平等があるのかと私は思うのだけれど、彼らは一神教の信者と同じで、理想社会を作るためには他宗派は抹殺するべきと考え、それが許されるほど自分たちの思想は高邁だと考えている様子。これがまさに独裁主義の根っこになるし、それは中国共産党も全く同じ。
私としてはこういう彼らの行動パターンがまず受け入れられないし、彼らの主張、理想とする世界が私には「偏見に満ちた悪夢」に思えるんですよ。
ま、私は保守系の考え方を持っているから理解できないのは当たり前なのかも知れないけれど、「国境はないほうが良い」とか、「難民は全て受け入れろ」とか、「弱者は社会保障で助けろ」「金持ちには増税しろ」「不法労働者にも市民権を与えろ」、「男女の性別がわかる言葉は廃止しろ」、「黒人が奴隷だった歴史を抹消しろ」とか、それが平等であり、ジェンダーフリーだとは私にはどうしても思えないんですよ。
ま、私が感じる彼らの異常さって書き出したらきりが無いのだけれど、きっと多くの日本人もそれに気がついていないんじゃないかと思う。私もつい最近までそこまで酷いとは思っていなかったし。
いや、酷いと言ってはまずいんでしょう。彼らにしてみれば、それだけ理想に近づいていて素晴らしい世界が到来すると信じているんでしょうから。その喜びがあるからこそ、益々平気で、違う思想を持つ人達を弾圧できるんだろうと思う。
これは大統領選の不正にしても同じで、「疑惑があるなら調べましょう」という方向には一切動かない。「そんなことはない。陰謀だ」と最初から決めつける。なんだか昔の日本の土井たか子が率いる社会党を思い出したくらい。公聴会で驚くような証拠、証言が出てきても一切無視。
つまり、言うことは美辞麗句でも、そこにはもう民主主義はないわけで、理想主義者の一方的な押しつけがあるだけ。
これってそういう左派はどこにでもいるにしても、まさか「民主主義の頂点、橋頭堡と言えるアメリカ」がそんなふうになっているのは驚きで、もうこの世の終わりだと私は思うくらい。
その大きな大きなうねり、流れ、変化の現れがあの大統領選挙だったのでしかないと思っています。
実は「トランプが大統領になっても、この流れは変えられないんじゃないか」という話は結構出ていたのね。
でも私としては、「まずは中国共産党の勝手気ままな振る舞いを抑えるべきだ」と思っていたので、ま、深くは考えていませんでした。
問題は大統領選でもなくて、「着実に力をつけて大きくなっている社会主義思想」だと今の私は思っていて、それは今流行りのSDG’sにも見えるのは何度か書いてきました。
そして極めつけは「今年のダボス会議」です。すでに議題は決まっていて「グレートリセット」とのこと。では一体、何をリセットしようというのか、それは興味がある人は調べていただくことにして、私としては「社会主義思想を拡張しよう」という風に思える。世界がそっちの方向に動いているのだから、逆の考え方のトランプは抹殺しなければならないのはある意味、当然で、世界が一丸となってトランプ叩きをしたように見える。
そしてそこには共産主義が見え隠れしているように思うんです。英語圏ではコミュニズムという言葉は使わないほうが良く、それをソシアリズムと言葉を変えて広まっている感じがします。日本では共産主義、社会主義はかなり近いイメージがあるけれど、コミュニズムとソシアリズムという言い方をすると、かなり印象が違う。このへんのうまさはやっぱり共産主義者の頭の良さで、アメリカに浸透しているのはコミュニズムではなくてソシアリズムだというふうになっていると感じます。
日本人だって、ソシアリズムっていい方をしたら、なんとなく良い感じがするじゃないですか。
ここが私は落とし穴だとも思うわけです。SDG’sもそうで、美辞麗句がならんでいるけれど、そこに民主主義の危機、社会主義の台頭の危険を感じる人は意外に少ない。いやいや、社会主義が良いと考える人が本当に世界に増えているんでしょう。
でも社会主義も共産主義も「権力の集中が必要」で「個人の権利、自由を認めたら成り立たない」ことがなぜわからないのかと思う。いやいや、彼らは「自由、公平公正、平等、人権を守るのが中心にある素晴らしい思想だ」というのでしょう。ところがその信奉者は、中国の文化大革命の紅衛兵に私には見える。理想を追求するために平気で弾圧を始める。これがまさに中国共産党のDNAで、それと全く同じものが今のアメリカに見える。
アメリカが彼らの手に墜ちたら、世界がどうなるかなんて簡単にわかるわけで、私はそれが何よりも怖いと思う。
ディープステートじゃ金融資本じゃというのも問題だけれど、ある意味、それはもう何百年もその中で私達は生きているわけで、対抗する必要はあるにしても、慣れもあるのは間違いがない。
でも世の中が全体主義、社会主義になっていくのはもっと怖い。
何年か前に「New World Order」の考え方が広がり、その危険性を声に出せば、それは陰謀論とレッテルを貼られ笑われたけれど、今、それが開花を始めたのを私はアメリカに見た。
私が陰謀論を馬鹿にしないのはこれが理由で、「そんなのは陰謀論だ」と馬鹿にしている間に、気がついたら、こちらのほうが陰謀を企てていると言われるぐらいに世界は逆転してしまう。陰謀を企む連中は「死にものぐるいで頑張る」。そして、それが発覚しても「そんなのは陰謀論だよ」と無防備に馬鹿にしているうちに彼らは力をつける。私は「それは陰謀論だよ」と馬鹿にする人こそ、向こう側のエージェントかも知れないと思う。というか陰謀を企む場合は、必ずそういう別働隊を作るのは一般社会でも常識。(これは我々の身近でも常に起きていることで、のほほんとしている人は注意が必要だと思う)
本当に残念だと思います。
この辺に関しても、マレーシア在住の立花聡氏が話をしているけれど、私も同感。中で彼は「私達はアメリカに期待した。しかしそれは他力本願である」というところが大事だと思いました。変わらなければならないのは私達であるというのがポイント。
アメリカではもうトランプ残党狩りが始まった。中国と全く同じ。
全てのアメリカ国民が「アメリカを良くしよう」という気持ちは同じはずなのに、あえてそこに分断を持ち込む。そして分断させたのはトランプだと決めつける。
でもそれが歴史として残るのだろうと思う。
それを打ち破れるとしたら、バカ騒ぎをする愛国者ではなく、真に真実を追求しようとする愛国者達。私はアメリカにはそういう愛国者は多いと思っていて、いつの日か必ず、不正の事実を光の当たるところに出して欲しいと思う。またそれはトランプが置き土産で決めた「機密情報開示」の中にも驚くネタはあるかもしれず、ここでまた情報戦が始まるのだろうけれど、頑張って欲しいなぁ~~。
まずはハンターバイデンの疑惑がどうなるか。私は徹底的にもみ消すと思うのだけれど、それだけにここは見どころ。
さぁて、本番はこれから始まる。