より美味しい鶏肉をいつも探していますが、コロナのこともあってあちこち動き回るわけにも行かず、ネット通販でいろいろ試しています。
扱い商品を見るだけでもどこも一長一短で、良さそうな販売店を見つけるのは結構難しいと感じていました。
私の欲しい鶏肉は「若鶏ではない」のであって、きっちり育って大きく、肉もしっかりしていて味が強いものを求めています。その他、部位としては一般的な物の他に「鶏皮」「もみじ(脚)」「手羽中だけ」「ヒネ鶏」などが欲しいのでそれだけでも買える店は狭まってしまいます。
そして基本的には「冷凍はパス」です。出来ることなら「朝シメの鶏」があれば最高ですが、どうも調べてみると多くの国から鶏肉が輸入されているのね。普通でも安いマレーシアで、海外からの輸入冷凍鶏って想像するだけでも食指が動きません。ファーストフード店向けの安い冷凍鶏も売られているみたいね。
ですから、私は「Chilled」の鶏肉であるというのが条件で、また「注文を受けてから次の日には屠殺して配達する」というようなことが書かれているような業者に注目しています。マレーシアでは歴史的にも「朝ジメの鶏の需要」は大きいんじゃないですかね。今は禁止されたようですが、マーケットでは「生きた鶏」が売られていて、買うとその場で潰す店があったんですってね。ただやっぱりマーケットって無視できなくて、店舗では生きた鶏を売っていないけれど、店舗とちょっと離れたところで潰している店もある様子。牛肉や豚肉は基本的には「熟成させて出荷する」のが世界共通で、その方が美味しいとされていますが、鶏だけは「その日が一番美味しい」と言われますね。朝ジメの鶏はあっても、朝ジメの牛、豚って無い(笑)。(一般的には畜後の4℃の貯蔵で,牛肉は10日,豚肉は3~5日,鶏肉は0.5~1日【熟成】させると美味しくなるとのこと)
そんな中で、私が欲しい部位が全部揃う業者がありました。また私は最近、覚悟は決めていて「新鮮で良いものなら多少高くても構わない」と思っているんですよ。ところが、その業者ってめちゃくちゃ安くて、大丈夫かよって思うくらい。
なんせ、鶏レバーが1キロで2.04リンギなんですから。1キロってかなりの量で、それで日本円で50~60円って怪しみたくなりますよね。
でもこの会社のことを調べたりしているうちに、なんとなく大丈夫そうな感じがしてきましたので、買ってみることに。
MCY Food Supplyという会社で、ホームページはここ(クリック)。
オンライン販売はSupply Bunnyです。ここは元々、プロの飲食店相手だったのですが、今では店ごとに違うものの「ミニマムオーダー」以上の買い物をすれば誰でも買えます。
Fresh Chicken Wholesale supplies Skinless Boneless Chicken T…
結局、あれじゃこれじゃと重さで言えば9キロの鶏肉を買ったのですが、料金は100リンギに届かず。安すぎ~~
でもその鶏肉やガラ、ヒネ鶏を使って取った「博多風の白湯スープ」は美味しく出来ましたし、不安だった激安の鶏レバーも不安どころかいつものB.I.G.の鶏レバーより新鮮だと思いましたし、そして「骨付きのもも肉」ですが、スーパーで売っているものより大きくてしっかりしていて、それをぶつ切りにして「博多風鶏の水炊き」に使いましたところ、かなりの満足感がありました。
スーパーの鶏肉より一回り大きく厚い感じがわかりますかね。
古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください 皆さん、鶏の水炊きって家で作りますか…
今いろいろと思い出しても、この店から買った鶏肉で気になるようなことは一切ありません。
ですから、今後は鶏肉はこの店を中心に買ってみることにしました。
余談ですが、今回、やっぱり「骨付きの鶏は間違いなく美味しい」と確信しましたので、大好きな「唐揚げ」も骨付きで作ってみようなんて考えています。ケンタッキーのフライドチキンも「骨なし」だったら美味しくないのかもしれませんね。(骨があると【肉が縮まない】から美味しいのだと私は思う)
ところがですね、骨付きの鶏を「ぶつ切りにする」のは結構難しいのね。関節でバラすのは簡単ですが、どうしても骨がうまく断ち切ることが出来ないんですよ。我が家にある大きめの出刃包丁でも駄目。中華包丁でも駄目で、大苦戦している間にまな板をズタズタにして使用不能にしてしまったり。そのまな板を捨てようとしたら、物持ちの良いヨメさんが「まだ使えるから捨てるな」と。変なヨメさんだと思いますが、私が捨てられないで今があるのも同じかもしれないので、そのまな板は取っておくことに。(笑)
良くテレビなどで見るように、骨付きの鶏を「タンッタンッタンッ」なんてぶつ切りにするのは簡単ではない。ただ力で押し切るというより、上からパンッと衝撃を与えるだけみたいな切り方をする方が良いのはわかった。
でもやるとなれば、それに合う包丁を使わないとなりませんね。中華包丁は中華包丁でも厚い刃のものじゃないと駄目で、我が家の中華包丁は見てくれだけは中華包丁みたいなもので、無理は出来ないタイプ。しかも切れが良いように「薄刃」に研いじゃったし(笑)。ちなみに中華包丁にも3種類あるらしい。
ということで~~、中華包丁というより「クレーバー」「チョッパー」と呼ばれる、ちょっくらゴツいやつを手に入れることに。
この際、こんなのもよいかと思ったんですよ。
でもこれじゃヨメさんが怖がって家を出ていってしまうかもしれないし、やめました。(笑)
結局は、これ。65リンギ程度の安物ですが、ステンレス製でずっしり重くて刃の厚さも4ミリある、「骨も叩き切るぞ~~~」とやる気満々の包丁。(笑)
でもこんな包丁を振り回したら危ないなんてもんじゃなくて、多分、私の指も簡単に切り落とされてしまうはず。切る時には片方の手は絶対に添えずに、骨付き肉はフォークかトングで抑えて叩き切ってみようと思う。それとこれに合うまな板も必要で、そこそこ厚みのあるやつじゃないとねぇ。
かといってあの分厚くて丸い中華料理店で使うようなまな板を買ったら、それこそヨメさんが「もうこれ以上、あんたに我慢できない。あたし、出ていく!」となるに決まっているし・・・・。ま、とりあえずあるものでやってみますが、我が家にあるまな板は、一番厚いものでも1センチ程度じゃないかなぁ。
でも大きい必要はないし、厚さも5センチあればどうにかなるはずで、こんなのを狙っています。大きさは30X20X5で、52リンギ。
でも木よりプラスチックの方が衛生面で良いし、こっちだろうなぁ。46リンギ。