【精神科病院 X 新型コロナ】のドキュメントが凄い。必見。

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新型コロナへの対応で日本中の病院がてんやわんわの大騒動になっていますが、一つの盲点がある。それは精神科病院。

日本には「世界の精神科病床の【2割】が存在する」ほどの精神科患者が多く、なんと27万人が入院しているとのこと。

それは日本に精神科の患者が多いというより、「海外では退院させるレベルの患者」も受け入れているから。ここに関しては他のドキュメントで見たことがあるのだけれど、「正常と判断できるような人も入院させてしまう【闇】も存在する」様子。でも「問題がある人を隔離する」という【社会の保安も精神科病院が受け持っている】という面があるのは間違いがない。

ま、それは別にしてもとにかく精神病は一般的に注目されること無く、特殊な環境で運営されて来た。医者は一般病院の3分の1、看護師は3分の2という基準。そういう病院に27万人が入院している。

ここでは「患者全員の病状が一気に悪化する想定はなされていない」わけだけれど、今回のコロナ渦ではそれが起きてしまった。

通常でも十分な医療体制がないと言われているところで「コロナの感染が広がった」となれば、どうなるのかは我々素人でも簡単に想像できる。

それの実録ドキュメント番組がありました。

ドキュメントは精神科病院が置かれている状況の説明から、段々と問題点が明らかにされていく。医療体制にそもそも問題がある病院もあり、医者も看護師も少なく、そして精神が病んでいる患者がコロナに感染しても、その治療は一般とは全く違うわけで、そういう患者を受け入れるコロナの治療をする病院も無く転院は出来ない。だから「感染者を隔離することもなく(保健所の指導)」【病室は全てレッドゾーン】として【(無症状でも)鍵をかけた部屋に隔離】したり、床ずれが骨に達するまで放置されたり、オシメの交換もなかったり、一般では信じられないことが起きていた。入院患者のほぼ全員が感染したり、医療従事者の30%が感染したり。

日本の精神科病院には「日本医療の光と影」が見えると私も感じていましたが、その問題点がコロナによって噴出した状態。

 

一般的に「見て見ぬふりをする」分野にやっぱりちゃんと光を当てて対策を講じないと【弱者は救われることがない】のは間違いがないと思いました。

それにしてもそういう環境で頑張り続ける医療従事者が存在することに私は感動しました。社会を支えているのはこういう人たちなんだと。

好き勝手に生きている自分が恥ずかしいと思ったり・・。

しかし、気になることがあります。コロナが猛威をふるいあちこちでクラスターが発生したわけですが、【その後、そこはどうなったのか】が全くわからない。これは病院や介護施設、企業や工場も同じですが、「感染者が多かったところ」では、その後、抗体も出来て、保安意識も高まってもう感染が広がらないのか。それとも再びクラスターの発生が起きているのか。

どうしてそういう報道や研究結果が出されないのか。

不思議だと思いません?

家族全員が感染したなんて例はいくらでもあるはずだけれど、生還した彼らは今、何を考え、どんな生活をしているんだろうか。

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