【投資・トレード関係】今日は9月11日。911NY同時多発テロを思い出します。

あれは2001年でしたね。もう20年かぁ・・・。

テロが起きたのを知ったのは次の日の朝でした。

ヨメさんが私の部屋(寝る部屋は別々)に飛び込んできて、「大変だ~~~」と大騒ぎ。とにかくテレビを見てみてというのでテレビを付けたところ、映画か?と思うような信じられない光景が映し出されていました。

不遜と言われてもしょうがないですが、その瞬間、私が考えたのは「マーケットがどう動くか」です。当然、瀑下げなのは間違いがないわけで・・・。

でもマーケットをチェックすることはありませんでした。その理由は簡単で、私はノーポジションだったから。

そんなことより、一体何が起きたのかを知りたくてずーっとテレビにかじりついていましたっけ。

今日、このことを書くのは「トレード関係」として書いています。

私が超短期売買を主としているのはずーっと書いていますが、この911も関係あるんです。

当時は長らくやっていた株式投資を一切やめて、先物・オプション売買を始めた頃でした。それも超短期売買で、デイトレと言われるその日に決済してしまう方法か、せいぜい持っても2,3日。オプションは買いしかしませんし、その場合でも1週間ぐらい保持する程度。

テロで大変な数の犠牲者が出たわけですが、同時にマーケットの【瞬間的な大変動】で「破産者そして自殺者」もかなり出るだろうと思いました。

でも私はたまたま救われた。もしこれが1年前だったら、株式もそこそこ持っていましたから、破産こそしないにしてもとんでもない金銭的な被害を被って、市場から足を洗うことになったかもしれない。

またもし先物でもポジションがあったら、それもロングポジションだったらマージンコール(追証)が起きたであろうし、オプションもプットオプションを売っていたら、ほぼ間違いなく破産。

なんだか「ギリギリで救われた」そんな感じがしました。

この時に感じた恐怖って半端じゃなくて、たった一日、たった一瞬で「全財産が消える」ことがあるのも市場なんだと理解しました。でもなにもない平常な日々ではそんなことは考えないのね。想像さえしない。そんな時にこれが起きたら、まさに大地震で一瞬にして家が潰れるのと同じことが起きる。

自分がいる世界、マーケットの世界の怖さってとんでもないと思いました。こんな世界にまともな人間は近寄るべきでもないと思ったくらい。

でも数日経って、落ち着いてきて市場を見て思ったこと。

「とんでもなく莫大な利益を出したトレーダーもいるだろう」ということ。この時のチャートを今、出せませんが、たとえばS&P500にしても、911の前に、ピークアウトして下がりだしていたのね。つまり、長期投資をする人は別にして、短期売買だとしてポジションがあるとすれば「ショート」しているはずなんです。あるいは利食いして様子を見ているようなチャートの形。積極的な売りの場所には見えませんが、買いに入る場所じゃない、短期売買ならロングポジションを持っていることはないのは間違いないと思いました。

そこでちょっと気になって日本のトレード仲間に連絡をとってみたんですよ。

当時の仲間は私と同じくデイトレに興味がある人ばかりでしたから、「危なかった。助かった」という声が多かったのですが、中には「友人が一財産作ったみたいだ」なんて話も出た。でも本人はそれを言えば叩かれるのはわかりきっているから、儲けたぞ~~とは言わなかったらしい。ただ、あの時、ポジションがあって、それはどういうポジションだったのかを聞いたそうです。それがわかれば、どれほど利益が出たのかは簡単に想像がつくわけです。

一般的にはあのような大惨事が起きると「大損する」と考えがちですが、株式投資ではない場合、そしてそれが先物やオプションの場合、「値が上がれば利益が出る」という一般的な株式投資とは違って、「値が下がっても利益が出る」方法があるわけですね。株で言えば信用売りですが、先物の世界、これはFXでも同じですが、「売ること」と「買うこと」はボクシングで言えば、右手と左手みたいなもので、その両方を使って利益を出す世界。

またオプションの世界には「プット」と「コール」があり、それぞれ売り買いがある。それと先物を組み合わせたり、また株式の現物買いも含めて利益を追うのがプロの世界。

私も私の知り合いもそこまでやるトレーダーはいなかったものの、「大きな下げ」も「大きな上げ」と同じチャンスなのは一緒。

でも大惨事はいつ起きるかわからない。自然災害も同じで、その時に利益を出そうなんて考えても無理だし、ではそういう時には被害が減るようにヘッジ玉を入れておこうなんて思っても、ヘッジには経費が掛かるわけで、それの積み重ねはとんでもない額になってしまうわけです。

でも頭の良い人はいるわけで、このブログで知り合ったトレーダーも311東日本大震災では「ヘッジ玉が大化けして大きな利益が出た」と言っていました。つまりオプションを使って、「下げ方向にも強いポジション」を作るわけですね。で、たまたま大きく下げるとヘッジのつもりがヘッジではなくて大きな利益を産むこともあるってこと。(ファーアウトの安いプットをそこそこ買って持っていたのが大化けしたということ)

オプショントレードをする人はこの辺のことはすぐ理解できると思いますが、そうでなければわからないことだし、真似をしようとしてもかな~~り難しいと思います。ましてやチャートアナリストだとオプション戦略と相反することもあるし、「時間を利益に変える手法」ですから、本当に難しいと思います。

そういえば311東日本大震災では、オプションで損失を出したトレーダーが大量にいて、彼らが証券会社に支払いができなければ証券会社が取引所に支払わなければならないわけですよね。それが理由で、あの時、かなり大手の証券会社も倒産危機にあったと聞いたことがあります。もちろん倒産した個人はごっそり。でも利益を出した人もいる。これが相場の世界。

私としては「そういう大きな出来事が起きた時に、利益を出そう」なんて全く考えないわけで、そういう時でも「大きな損失を出さない方法」を考えるわけです。

で、私が出した結論は、「超短期売買に徹する」しかないという結論でした。でもそれが決してベストでないのは当たり前のこと。

つまりですね、ポジションを持ったまま日にちを置くなんてことはせずに、目の前の一瞬に勝負をつけてしまうという考え方です。

実際に株式投資をしている頃でも、投資金額が大きくなってくると「土日が怖くなる」んですよ。市場が開いていない時に世の中で何かが起きたら気が狂うほどに心配なのね。当然、旅行なんていけなくなるし、旅行に行く時には必ずパソコン持参でネット接続が出来るところにしか行けない。そして旅行に行った先でも、ネットにアクセスして市場動向はウォッチするわけです。これじゃ旅行が旅行じゃなくなるのね。

それどころか、「夜も怖くなる」んですよ。自分は夜で寝ていても地球の反対側は昼なわけで、市場は動いているし、海外でなにか起きたらどうする?と心配になる。

これがまさに911のテロなわけです。

でもポジションがなければ気楽なもんで、土日は寝ていようが長期旅行に行こうが、気が乗らなければ半年は遊んじゃおうなんてことも出来る。これが素人トレーダーの特権みたいなものだと思っています。

結局、私が行き着いた結論は「リスクの大きさはポジションを持つ時間に比例する」ってことなんです。

だから「何もしない」のがベスト。(笑)

投資をしても「一瞬で勝負をする」のであれば、世界で何が起きても関係ないのね。それどころか、自分がマーケットをウォッチしている時に、世界に何かが起きたとしましょう。それがニュースとなって私達の耳に入る前に、「まず市場が動き出す」んですよ。第一報を知った人が必ずマーケットで売買するのね。

その動きが段々と加速してくると、「一体何が起きたんだろう」と思うわけです。でもマーケットが動き出したのは間違いがないから「そちらに乗っておこう」ということができるし、「動きに乗る」のが利益を出す大原則だからそうするわけです。マーケットが動き出した理由がわからなくても構わない。動いているのは事実で、それだけが真実ですから。

で、時間が経つに連れて、「XXXXが起きたらしい」という情報が入ってくる。そしてそれがテレビなどで報道される時には、一勝負終わっているなんてことが起きるわけです。

その出来事のニュースが世界中を駆け巡る時にはマーケットは乱高下するわけで、それに乗るのも一つの手ですが、私の信条は「大きく乱高下する時には高見の見物に徹する」という考え方です。

実際に911の後は、大きく売られ、その反動で上昇し、また下がったり、まさにジェットコースター。こういう時に利益を出すチャンスだと考えるトレーダーもいれば、「危険」だと考えて何もしないことを選ぶトレーダーもいるってこと。

トレードには絶対ということは無いわけで、そこそこ順調に利益を出していても911だ311だと、何かが起きる度に「大きく利益を吐き出す」なんてことが起きるのも普通なのね。下手すりゃ、退場せざるを得ないことも起きる。

でもそれはそれでしょうがないじゃないかと考えるのは「遊びでトレードする人」でしかないわけで、それなりに投資額も増えてくれば、万が一の時には倒産リスクも考えないとならないですよね。それを逃れる手はいろいろあるわけですが、私のように「ポジションをホールドする時間とリスクは比例する」という考え方もあるわけです。

この考え方って、本当に気楽で不安から開放されます。また土日が怖いこともないし、寝ている間になにか起きないかと心配する必要もない。気が向かなければ遊びに行っちゃっても構わないわけですから。数ヶ月の旅行に出るのもOK。あるいは、数年間、トレードをせずに生活を楽しむなんてことも出来るわけです。

そして「マレーシアに行ってトレードを再開しよう」とかね。(笑)

常日頃のトレードでどうやって利益を出すか、それに気を取られる人が大半だと思いますが、911みたいなことはいつか必ず起きるのね。

そういう時に、破産したり、一家離散したり、死を選ぶなんて人も出てくるわけです。

私としては、日頃どうやって利益を出すか考える前に、「何かが起きても大丈夫な方法」を原点として考えるべきだと思っていて、利益を出す方法はそれを基盤としてその上に構築するべきだと思っています。

私も身近で倒産直前までになった人を見ました。それも2度。一度目は人生が180度変わりましたし、二度目は精神的に病んで、このまま死んでしまうのではないかと思ったくらい。

私の父ですが・・。(笑)

波乱万丈の相場師になって勝負をかけたいのならまだしも、そこそこの収入を安定して稼ぎたい、そしてそれを段々と大きくする方法を模索したいと考えるのであれば、まず最初に決めるのは「何かが起きても大丈夫な体制、方法を築く」ということだと思います。

それを考えずに前に進んでしまうと、「今更やり方を変えることは出来ない」となるのね。

そしてそんな時に911みたいなことが起きるのが人生だと思っています。

トレーダーは今日、もし2001年の911同時多発テロが起きたら、自分はどうなるか、それを考えてみるのは非常に大事だと思い、この日記を書きました。

 

     
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