満足できないのが予想できる食品はもう買わないことにしようと思っていますが、我が家の冷凍庫の中にはその手のものがまだごっそり入っています。
その一つに、「冷凍ハマグリ」があります。
貝類も大好物ですが、これぞというものを見つけられず、どこでも売っている激安の「冷凍アサリ(中国産)」も常備品でしたがやっぱり満足できず。たまに買う「アサリのむき身」のほうが良い仕事をする。でもこれまた良いのを見つけるのは至難の業。
本当は我が家では「ハマグリ」と呼んでいる「ローカルの二枚貝」が今まで食べた中では一番美味しいと思っています。
これ。ローカルは「White Clam」「Kepah」と呼ぶ様子。(確かなことはわからず)
酒蒸しにしてもかな~~り美味しいと思う。
貝の表面がツルっとしているし、我が家はハマグリと呼んでいるわけですが、キロ単価は10~15リンギぐらいでどこででも売っている。ちなみに有名な薄い二枚貝の「Lala」は我が家ではあまり評判が良くない。
本当はこれに決め打ちでも良いのですが、これまたなぜか、最近はハズレが多いんですよ(今までのベストはミッドバレーのイオンビッグで買ったもの)。だから冷凍アサリや冷凍ハマグリに手を出すわけで・・。
我が家はやっぱり二枚貝の王様はハマグリだと思っていて、それこそ寄せ鍋に3,4個入れただけでガラッと変わるし、お吸い物でも汁の美味しさは格別。
だから「冷凍ハマグリ」を見つけた時には飛びつきました。買ったのは「Focal」から。
でも現物を見たら「茹でたハマグリの冷凍」だったのね。商品リストにはそうは書いていなかったのに。
解凍しようと思った時点ですでに口が開いている貝もあったので、これはそのままお澄ましに入れるなり、炒めるなりすれば良いんでしょう。ということで、「酒蒸し」にする予定は急遽変更。
まずは流水で洗って「着いている氷とゴミ」を落としてから、ヌルい昆布出汁に入れて、弱火にして「徐々に解凍」するようにしました。急激に熱くすれば縮まっているものがもっと縮まると思ったから。
途中、味見をしたらよい感じ。昆布出汁はちゃんと取りましたし、日本酒も入れて、久しぶりにハマグリのお吸い物の雰囲気はありました。でもハマグリの強い味があるわけでもなし。家で食べるには問題は無いにしても、店でハマグリとして出せるレベルじゃないと思う。
多分、寄せ鍋に「大量に」入れても、スープに味の変化はないはず。
段々と汁が熱くなってくると「苦味」が出てきたので、温度しては90度手前ぐらいかな。それで出来上がりとしました。
本当は「三つ葉」があれば嬉しいのだけれど、ないので刻んだネギをトッピング。
まぁまぁというか、「海外で食べるなら妥協すべきレベル」と言う感じ。もし汁を昆布でちゃんと取らなかったら、そして日本酒が美味しくなかったら食べたくないレベル。
味も薄いし、身もハマグリ独特のツルッとした食感は無し。
フト思いついたことは、素麺を入れてみようということ。揖保乃糸を茹でて、入れてみました。
味が薄すぎ~~~。(笑)
ま、こんなもんでしょうね~。
結局この冷凍ハマグリも「もう買わないリスト」に書き込むことになりました。
この次に狙っているのは、「日本から空輸される国産ハマグリ」です。価格は今回の冷凍ハマグリの4倍はしますが、生きているハマグリで国産ですし、「美味しければ2.3個でちゃんと仕事をする」はずですので、良いかもしれない。
それと、「生のアサリのむき身」も売っていたので、それもトライする予定。
これは最近頑張っている「Secai Marche」の商品。
ちなみにSecai Marcheではあのどこでも売っている安い冷凍殻付きアサリ(中国産)を含めて4種類売っている。
私としては「剥きアサリの冷凍」でも「茹でていないほうが良い」と思っていて、Secai Marcheの冷凍アサリには期待しています。
もしこれも駄目なら、振り出しに戻って、ローカルの「White Clam」を探したほうが良いかも。
ちなみに海産物で有名な「Piau kee Marine」ではいろいろ扱っていて、すでに我が家は何種類か試しましたが、まだ「これだ~~」というのには巡り会えていません。
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Piau Kee Marine SBさんはFacebookを利用しています。Facebookに登録して、Piau Kee…
しかし、日本在住の読者の方がたには、マレーシアでアサリやハマグリで苦労するなんて考えられないんでしょうね~。
でもゴールドコースト時代はもっと酷くて、アサリもハマグリも25年間、食べたことがありませんでした。
でも「ピピ」と呼ばれる薄い二枚貝は「どこの海岸でも簡単にバケツ一杯獲れる」くらい身近にありました。
でも美味しくなくて、大量に茹でても汁に味がないとか。(笑)
ま、その代わり、手のひらよりも大きなアワビや1キロ近い伊勢海老が2000円ぐらいで買えて、BBQではアワビや伊勢海老の食べ放題ができたなんて時代もありました。でもそんな時代はすぐに過ぎ去って、アワビや伊勢海老は「金持ちの中国人が食べているのを横目で見るもの」になってしまいましたっけ。
しかし流通って面白くて、今ではオーストラリアでも高くなった伊勢海老ですが、上に紹介した「Piau Kee」では、オーストラリア産伊勢海老を「オーストラリアでの小売価格以下で買える」のね。
これは面白い現象だと思います。
実はそれは「日本から空輸される海鮮モノ」も同じで、業者の売値が日本での一般的な通販と大きな違いがない、ものによっては安いなんてことが起きるのね。