この数日、オーストラリアの感染爆発と言っても良いような新規陽性者の数字を見て、酷いことになっているなぁと思っていたんですよ。
そうしたら、シドニー在住の次男坊から「コロナに罹っちまった。具合わるいぜよ」とライン。
写真も添付されていて、PCR検査じゃなくて自分で測る抗体検査なのね。
どうなっちゃったのかと思って電話をしたら繋がった。繋がらなかったらどうしようかと思っていたんですが・・。
年末年始に掛けて、友人5人と一台の車に乗り二泊三日で「釣りに行った」とのこと。その内の一人が、「喉がイガイガする」と言っていたけれど皆は「風邪かもね」と思ったらしい。ところが帰ってきてからヨメさんも「喉がイガイガする」と。風邪をうつされたと思ったらしい。そして次の日、次男坊も同じ症状なので「抗体検査」をしてみたら陽性だったという。
今は熱は38度程度で体のあちこちが痛いけれど、大騒ぎするほどのことでもないと。またヨメさんも当然、陽性だけれど微熱が出ただけで今は平気らしい。
大事じゃなくてよかった~~。でも自宅療養で様子見。保健所には連絡を入れてあると。ああ、二人共、先月にファイザーのワクチンを接種済み。
会社には連絡をしたの?と聞いたら、会社はクリスマスから今月の10日まで休みなのでまだ連絡はしていないと。
随分、長い休みでそんな会社があるんですねぇ。次男坊はオーストラリアの公認会計士で監査法人勤め。でもオーストラリアって毎年4週間の有給休暇が普通にある変な国。仕事は当然、リモートでこのほぼ二年間、出社していないし、クライアントにも会っていないと。でもその間に出世して給料も上がったという次男坊は半端じゃなくラッキーな奴。
このまま後遺症もなく無事に回復することを願うばかりなり。
しかし彼らの感染は完全な彼らのミスで、「俺達は大丈夫だろう」という思いが先に出てしまったと思います。「俺達は危ないかもしれない」というのを前提にしていれば、まず最初に「全員が個人的に抗体検査を受ける」ことぐらいはするでしょう。ましてや5人で一台の車で二泊の旅なんですから、リスクの想定がまるで出来ていなかったと思います。
でもそれは「後になってそう思うこと」でしかなくて、そういうミスは誰しもが犯しているんじゃないですかね。世界中で何百万人が感染の経験があるわけですが、その多くは「感染しないように気をつけていた」「まさか感染するとは思っていなかった」というのが実情じゃなかろうか。私だってまさか家族の誰かが感染しているなんて全く想像していませんし、そういうところから感染が広まるんでしょう。
しかし、コロナに関してはかなりの優等生だったオーストラリアは今、とんでもないことになってますね。
2021年1月1日から今まで(2022年1月6日)の「新規陽性者数(七日平均)。
主要国の動きはこれ。
日本。
マレーシア。
私が一番気になるのは「重篤者、死亡者」ですが、死亡者のグラフはこれ。以前と違って、感染者が多くても死亡者はかなり少ない。
これってワクチンが効いているからだと思うけれど、ワクチン接種率のグラフとこれらのグラフを比べると「ワクチン接種は関係ない」としか言いようがないと思う。あるいは「感染、死亡を決める大きな要因が他にもある」んじゃないですかね。
ワクチン接種率。
これらのグラフは「Our World in Data」のグラフで、同じものがここから見れますし、自分の見たいデータを自由に選んでグラフ化できます。
本当にコロナってわけがわからなくて、世界はワクチンワクチンと大騒ぎでブースター接種も4回目が始まっている国もある。
これは政府はもちろんメディアがワクチンワクチンというし、ワクチンを打てば安全だと思いがちだけれど、私は「大事なポイントは他にあるんじゃないか」と思うわけです。
それはイベルメクチンなのか、あるいは日本が「さざ波状態」なのは日本人特有の「ファクターXがある」らしいというのも理化学研究所の発表でわかってきたけれど、そういう人種差、国の違いがあるのか。
でもま、これだという決定打は今の時点ではわからないないわけで、「とりあえずワクチンを打とう」となるのは私は自然の流れだと思うし、でも「他の要因」を無視することなく各国の研究者には頑張って欲しいなぁ。
ワクチン陰謀説を言う人はかなり多いけれど、私はそれは無いと思っています。だって世界中でどれだけワクチンの研究がなされ進んでいるのかを見ると、それら全部をひっくるめて陰謀の片棒を担いでいると考えるのは無理があるから。治療薬、治療法もいろいろとあるようで、もし陰謀が存在するなら、それら全てを虱潰しをしなければ陰謀は成り立たない。
そしてたとえ陰謀があったにしろ、「心ある医療従事者、専門家、研究者」は世界にごっそりいて頑張っているわけで、単にイベルメクチンや他の「取り上げられない薬」の例をだして「陰謀だ」と騒ぐのは「重箱の隅をつっついているだけ」に私には見えます。ただし、製薬会社も100年に一度の「飛躍の大チャンス」なわけで、政治家やメディアを抱き込んで有利に動こうとするのは当たり前だと思うし、政府とて「ワクチンが本当に有効かわからない」とか「予防薬、治療薬はいろいろあります」なんてことは言えないのは「リーダーとして方針を決めないとならない」ことを考えれば、私は今の各国政府の動きは当然だと思う。もし「ワクチンが毒まんじゅう」だとしても、それを食らうしか無いと判断すれば、「これは食べても大丈夫です」というしかないじゃないですか。
戦争が起きて、敵国から爆撃機が襲来するのがわかっている時、当然、防空壕に逃げなければならないけれど「急ごしらえの貧弱な防空壕しかなかった」としたらどうするか。私はそれでも「その防空壕へ退避」とリーダーは結論を出すしか無いと思うわけで、もし「ある防空壕は地盤がゆるく、爆撃は受けなくても防空壕が崩壊して死亡者が出た」としても、「防空壕へ退避」というのは正解だと私は思うわけです。そもそも「完璧な安全、安心」なんてあり得ないのが私達の日常だと思っています。
でもどう行動すべきかは「個人の自由」であるというところは確保するべきだと思うし、日本の著名人の「ワクチンを打たないのは非国民」という意見は受け入れることは出来ません。
ただ、ワクチンを打たないことによる「不利益」はその個人が負うべき代償だとも思っていて、ワクチンパスポートが差別だとは私は思わない。
ま、どう思おうと、どう決断しようと、何を言おうと個人の勝手。メチャクチャなような気もするけれど、私はそこに自由があるのは良いなと思うぐらいで、今、オリンピックを控えた中国で何が起きているのかを知ると、やっぱり全体主義って恐ろしいと思う。
ところで我が家は「毒まんじゅうでも食べる方向」にあります。ワクチンをそろそろ打つしか無いという考え方。「打つリスク」と「打たないリスク」を比べた場合、「打たないリスク」の方が大きいと思うようになったし、「ワクチンを打つリスク」を受け入れようという方向です。日本にもオーストラリアへも行けない状態が長く続くリスクの方が大きい。外食も出来ない、自由に買い物ができないなんてのはどうでも良いことですが・・。
でも小さなお子さんを持つ家庭では、そう簡単に結論を出せないのもよーく分かるし、もし我が家の子供たちが小さかったら、私は「【今の時点では】子供たちにはワクチンを打たせない」ことを選ぶと思ってます。