1ドル500円時代が来る? AbemaPrime

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う~~~む、なんだか日本の将来、円の将来が全くわからなくなってきました。多くの人がいろいろ言っていてバラバラ。

私も何がなんだかさっぱりわからない。日銀がマイナス金利の解除を決めて、それで円高の方向へ動くかと思いきや「円安」で、日経平均も高い。

日本維新の会の藤巻健史参議院議員は1ドルが500円になることもあるなんて言い出すし。でも彼は旧モルガン銀行の日本代表で、ジョージ・ソロスのアドバイザー。


Yahoo!ニュース

 日本銀行が19日、マイナス金利の解除を決めた。大規模な緩和政策から転換、金利の引き上げは17年ぶりのことだ。…

国会議員がこんな事を言っても良いのかと思うけれど、どうも世の中を見ていると「アベノミクスは間違いであった」のをはっきりさせたい動きがあると私は思っていて、自民党のパーティ券問題でも「いの一番に(積極財政派が多い)安倍派を潰した」ことからも、なんらかの思惑を持った勢力が動いているのを感じます。

それは岸田政権の考え方、そして財務省が推し進める「財政健全化」「プライマリーバランスの黒字化」に関係があって、日本はそちらの方へ大きく舵を切らなければならないというコンセンサスを醸成しようとしているように感じます。つまり、「緊縮財政+増税」が正しいのだという国民的合意を作りたいのだろうと勘ぐってしまう。

私は未だに「積極財政派」「反増税派」ですし、反財務省、反岸田政権の考え方を持っていますし、こういう動きに敏感になるのかもしれませんが、【このままだと日本の将来はない】というようなニュースや解説、対談を聞くとやっぱり考え方が揺れてきます。

とりあえず「日本がどうあるべきか」は大事なものの、「自分がどう生き残るか」が最も重要で、それを考えるときにどうしたら良いのか。

円安はまだ続くのか。だとすれば「外貨を持って防衛しないとならない」けれど「米ドルの将来も暗い」ことからどう資産を防衛したら良いのか答えがみつからない。

でも「外貨での収入は狙え」という。

これは私は正しいと思っていて、「収入は日本円だけ」だとした場合、円安が進行した場合、「逃げ場がない」ことになるから。

じゃぁ新NISAで「外国株を買う」のが良いのか?

アメリカ株はすでに高い位置にあるし、世界は発展していくという前提で「オールカントリーインデックスが良い」と考える人が多い様子。

それで大丈夫なんですかね。リーマンショックもそうだし、世界に大きな事が起きると「全世界の株式市場は潰れる」わけで、でもそこから回復期に入ればどの国がどうなるかは私レベルではわからないけれど、プロが運用する「オールカントリー」なら世界の変化に合わせて「組み換えも行われる」から安心かもしれない。

つまり「オールカントリーインデックスが安くなっても、安いところを拾っていく戦略がよい」ということなんでしょう。でも日経225が高値を更新するのに34年も掛かったこと、途中で高値から5分の1になったときもあるという「事実」は、決して無視するべきこと、ああいうことは起きないと考えるべきではないと思っています。

また今起きている各地の戦争が拡大しないという保証はあるのかどうか。台湾有事もありえない?

私としてはそういう戦略は「消極的戦略」であると思っていて、【積極的戦略を持つ人には間違いなく置いていかれる】だろうと。また「万が一の時には間違いなく大打撃を被る」はず。でも積極的戦略を持つのは簡単ではないし、当然、臨機応変に変化に追従しないとならない【ジェットコースター状態を乗り越える必要がある】ことを意味するし、一般人から言えば、それは「単なる理想論」となる。

◯ 生活費を稼ぐ
◯ 資産形成を狙う
◯ 資産防衛をする

それぞれ立ち位置は違うし、考えるべきことは違うわけですが、嫌な時代になりましたね。

「諦めて流される」のも一つの選択で、積極的に動いて失敗するケースが多いことを考えれば「流される」ほうが良いことも多いのが人生で本当に答えを見つけるのは難しい。

だからやっぱり「ちょっとは積極的に動こう」なんて思って、こんな解説を聞く人も多いんじゃないですかね。

でも、所詮これは「多くの考え方の一つでしかない」し、「こういう分析が当たるかどうかはわからない」わけで、私が気になるのはこういう予想の内容じゃなくて、「予想が外れたときにどうするのか」という道がここでは示されていないという点。結局、どんな予想でも「その通りにならない場合にどうするか」というところが【当てる以上に重要】だと思っています。

多くの人が様々な予想、分析をしますが、【それが外れたと判断するのはどうなった時か、その時、どうするべきか】を必ず聞くべきだと思います。その「手当の方法」がない予想や分析は【占い師と同じ】だと判断するべきだと思います。

宝くじも競馬の馬券でも「買ったら結果が出るまで待つ」しかないですが、「投資には終わりがない」ことから【臨機応変に戦略を変える】ことができるし、そここそが重要だと私は考えています。

では臨機応変に動くにはどうするのか、「その時その時、こういう予想、解説を聞く」んですかね。そして「この人は前に読みを外したから、今回は違う専門家の話を重視しよう」とか?

投資の世界って常にこれが起きていて、「どの占い師が当たるか」を常に探し回っているような世界に私には見えるんですよ。

でも、そもそも「占い師、予想屋、学者、専門家に頼らない」という生き方があるんじゃないですかね。

それは「予想さえもしない」ことを意味していて、逆を言えば「どんな予想でも構わない」ということでもあって、でも自分の行動を決めるのは「今の流れのみ」という考え方です。

これから円安なのか、円高なのか。それは未知の世界の話であって「神の領域」だと私は考えます。そしてその領域に踏み込んで「どうなるのか」を考えてしまうのが【人間の性(サガ)】であって、企業家や機関投資家、あるいはアドバイスや分析を生業としているのではない一般人は、その領域に踏み込む必要はないというのが私の考え方。

将来はわからないにしても「過去と今はわかる」じゃないですか。

USD/JPY 日足

このチャートに出ている動きのみが「真実」なわけで、私はその真実だけを重視します。今、このチャートを見ると「円安の方向にある」のは誰にでもわかるはずで、だから「その方向に乗れば良い」だけのこと。この流れがいつ変わるのかは「誰にもわからない」「考えても無駄」だという前提でいます。

でも「流れが変われば、それは見える」わけで、そうしたら「戦略を変えれば良い」だけの話。

明日、雨が降るかどうかはわからない。だから「傘を持って出かける」ことが重要で、「雨が降ったら傘をさし、降らなかったらささない」だけのこと。なぜそういう単純なことをせずに、明日の天気を読もうとするんでしょうか。でも読まなければならない立場の人はいて、それは「読んでそれを発表するのが仕事の人」や「明日の天気を予想しないと仕事にならない人たち」であり、それは私達一般とは別なはず。

私がもし「縁日の屋台のオヤジ」だとすれば、明日の天気を予想できなければ「仕入れも仕込みもできない」けれど、客には関係のないことじゃないですか。為替も同じで、その読みなくして「企業は投資もできないし、貿易業は価格設定もできない」。でも私達一般はそういう企業でもないし、読みが必要な仕事をしているわけでもない。

だからもしも自分が
◯ 生活費を稼ぐ
◯ 資産形成を狙う
◯ 資産防衛をする
状態で、「将来の読みが必要なことばかりしている」のだとすれば、「読みが必要ではない分野を広げる」ことが必要となる。

そういうことだと思っています。

だから「新NISA」にしても「何を買っても構わない」と私は思うんですよ。大事なことは「将来の読み」ではなくて、「今の動きが見やすい対象を選ぶ」ことのほうが遥かに重要となる。そして「動きの変化が見えたら、それに乗るだけ(あるいはヘッジをする)」のことで、「Buy & Holdでどうにかなるなんてことは忘れる」のが一番かと。なおかつその対象が「毎年、配当が出るもの」ならMuch betterってことじゃないかと。

暗号通貨も同じで、そもそも「適正価格の算出が不可能」ですから、今の値が高いのか安いのか誰にもわからないじゃないですか。でも「需要と供給」は存在していて、その力加減で値は動く。だったら「力の強い方に乗れば良い」ってことでしかないと思います。

でも力は拮抗していて方向性がわからないとすれば、その時は何もしないで見ていれば良いだけのこと。

Bitcoin 日足

「予想してもわからないことは予想しない」「でも参戦する」という考え方が重要かと。

あるいは「一切手出しはしないか」のどちらか。

また「宝くじだと思って、ダメ元で投資する」のも一つの生き方。当然、子どもの教育費だとか老後の資金にしようなんて都合の良いことは考えないほうが良いんじゃないですかね。もしうまく行かなかったら、子どもの教育は適当なところで妥協するとか、老後はかなり厳しい老後になるのも覚悟するべきかもしれない。

こういう投資で儲ける人より損する人のほうが多い世界なのを忘れては駄目で、今は「これでXXX万、儲けました」なんて話が氾濫していますが、「アメリカ株も日本株も、暗号通貨も未曾有の値上がり中」なわけで、ここで儲けが出せていないほうがおかしいと考えるべきだし、さて、その値上がりは今後も続くのでしょうか。

続くかもしれませんね。でも「続かなかったらどうするかの作戦がない」としたらどうなるのか。

「投資は戦争と同じ」で、突撃ばかり考えていたら勝てるわけがない。

「攻める」「撤退する」「様子を見る」ことが同じ様に出来る、というのは最低限必要じゃないんですかね。

また投資には「空売り(ショート)する」という攻撃方法があることも忘れるべきじゃないと思います。

私の場合、長期投資は「償還まで持つ債券投資のみ」ですから、空売りの発想がありません。だからこそ、投機の短期売買という二本立てで攻めるわけです。これは「矛と盾を持つ」のと同じ効果がある。

これが全ての人にとってベストだとは思いませんが、こういう考え方があることは知っていても損はないと思います。

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